皆様こんにちは、霜柱です。
コンスタンの『アドルフ』(大塚幸男・訳、岩波文庫)を読みました。

今回はこの本の感想を書いていこうと思います。
感想
「う~ん・・・」という感じの恋愛小説
よくある三角関係の話かと思ったらそうではありませんでした(まぁ、ピュアとは言えまえんが)。
でも、正直個人的には「う~ん・・・」という感じでしたね。
起承転結に乏しかったので、途中から眠くなってきました。
結末は悲劇的ですが、ありきたりなので特に驚きはしなかったです。
実は数年前にもこの作品を読んだ事があるのですが、ピンと来ませんでした。
ですが、久しぶりに読んでみたくなったので読みました。新たな発見があったり、印象が変わるかなと思いましたが、前読んだ時と全然変わらず・・・。
主人公もヒロインも煮え切らない
主人公のアドルフと、ヒロインのエレノールはお互いに好きなのですが周りからの評判は良くはありません。
まぁ、そうなったのはそれぞれに責任があるのですが・・・。
アドルフはしょっちゅうグズグズしており、それでいながら屁理屈だけは一丁前という人物。ですので、読みながら「潔く別れるか、とことん愛し抜くか、ハッキリ決めろ!」と言いたくなりました(笑)。
エレノールにしても同じです。
そんな調子でずっと続くのですから、後半になるにつれ眠気が増してきてしまいました。
まとめ
繰り返しになりますが、『アドルフ』は私には刺さらなかったです。
ただ、私はそもそも恋愛小説がそんなに好きじゃないんですよね。だから、そういう風に感じてしまったのかもしれません。
「恋愛小説が好きだ」と言える人なら、私とは違う感想が出る可能性はあると思います。
とは言っても、好き嫌いが分かれそうな作品かも・・・。
リンク