皆様こんにちは、霜柱です。
この間、『ホーソーン 短篇小説集』(坂下昇・編訳、岩波文庫)を読みました。

今回はこの本を読んだ感想を書いていこうと思います。
感想
個人的にはあまり・・・
この本にはナサニエル・ホーソーンの短篇が12話載っています。日常にそっと入り込む不気味な話が中心なのですが・・・。
率直に書くと、ほぼ印象に残りませんでした。何回か読み直したのですが、どうしてもただ字面を追うだけにとどまってしまうのです。
何故そうなってしまうのか? 多分、単純に話の内容が私には刺さらなかっただけだと思います。それ以上でもそれ以下でもなく。
それでも印象に残った話はあるにはある
ですが、全ての短篇が印象に残らなかった訳ではありません。
個人的に1番印象に残ったのは「ウェークフィールド」です。
20年もの間、隣町に住んだ状態で行方不明になるなんて出来るのでしょうか? 多分実際には出来ないと思いますが、だからこそ言いようのない不気味さを感じましたね。
「雪少女」は悲しい結末ですが、童話っぽい要素があって他の短篇とは雰囲気が違っていました。
因みに、1978年にレイモンド・ブリッグズというイギリスの作家が『スノーマン』という絵本を発表しましたが、個人的には「雪少女」はその作品を彷彿とさせました(先に出たのは「雪少女」ですが)。
まとめ
今回はちょっと辛口になってしましたが、あくまで私個人の感想なので、一意見と思って頂ければ幸いです。
そういえばホーソーンの有名な作品と言えば『緋文字』ですね。
もし機会があったら読んでみよう・・・、いや果たして読むかな?
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