ご挨拶・雑記

実写映画『白雪姫』(吹替版)を観た感想

皆様こんにちは、霜柱です。

私は先日、実写映画『白雪姫』(吹替版)を観て参りました。普段映画は殆ど観ないのですが、今回は是非観ようと思ったのです。何故かと言うと、女王の日本語吹替をしているのが月城かなとさんだからです。

宝塚にいた時はとても美しくて格好良く実力もあるトップスターでした。そんな月城さんが一体どの様にして吹替をしたのか?

それも含めて、今回の映画の感想を書いていこうと思います。

感想

個人的には楽しめる内容だった

さて、この映画ですがどうも評判が芳しくない様です。配役がどうたら、ポリコレがなんたらとある意味話題になっていたらしいです。

なので、「一体、どれ程の出来になっているのか?」と観る前は思っていました。

しかし、私は予想よりも楽しむ事が出来ましたし、これはこれで良かったと思います。

ミュージカル映画としては充分に及第点だったのではないでしょうか?
特に7人の小人が歌う「ハイ・ホー」は特に盛り上がりました。私もこの小人達に混ざって一緒に歌いたいと思った程です(笑)。

私が観たのは吹替でしたが、皆さん台詞回しや歌声は上手く、観る者を飽きさせない出来栄えになっていたと言って良いでしょう。

繰り返し書きますが、個人的には充分に楽しめました。

印象に残った登場人物

個人的に印象に残った登場人物を書いていきます。

白雪姫:レイチェル・ゼグラー

今作で主役を演じたレイチェルさん。何だか色々言われているらしいですが、私としては思っていたよりも良かった感じです。

まぁ、同時に「これじゃない感」がしたのも本音です。
「じゃあ誰が演じたら良かったのか?」を言われたら的確な答えは出せないですが・・・。

何はともあれ世間に印象付けた(様々な意味で)白雪姫である事は間違いないでしょう。

女王:ガル・ガドット

1番印象に残ったのは女王を演じたガルさんです。衣装やメイクも相俟ってとても迫力があり、観客に恐怖を与える事に成功したと断言して良いと思います。
もし、実際にこういう人がいたら、私だったら何か言いたくても言えなくなってしまいますね・・・。それ程、ガルさんの存在感は群を抜いていたのです。

言わずもがな、この作品の主役は白雪姫ですが、私としては女王の方が主役に観える時がありました。徹底的に悪役として描かれている女王ですが、この役がフニャフニャで中途半端な感じだったら、この作品の良さは半減して退屈になっていたと私は思います。

この映画の1番の功績者だと言って良いのではないでしょうか?

狩人:アンス・カビア

女王から白雪姫を殺す様に言われる役です。

吹替版だったので、実際のアンスさんの声は分かりませんが、狩人としてのインパクトはあり印象に残りました。苦悶したり強張ったりする表情が特に上手かったと言えます。

出番は限られていましたが名脇役として、この作品をしっかりと締めていたと言えるでしょう。

生き物達

登場人物とは違うかもしれませんが、この作品にはリス、鹿、ウサギ、ハリネズミ、小鳥などといった生き物が登場します。

それらは本物ではなくCGですが、動きが緻密で、細かい表情とかも丹念に描かれていたので、観ながら「私もこの生き物達と触れ合いたいなぁ」という気持ちにさせてくれました。

ただ、同時に「一体これだけの生き物達を描くのに、どのくらいの日数がかかり、どれ程の技術を要したのだろう?」という気持ちも湧きました(笑)。

印象に残った吹替キャスト

この作品を吹替したキャストで1番良かったのは何と言っても、女王を担当した月城かなとさんです。

月城さんだけ良い意味で声の雰囲気が、明らかに他のキャストと違っていました。

宝塚の男役時代の月城さんを観ていたからかもしれませんが、やはり「男役をやっていたんだな」と感じさせる威厳と迫力を感じさせる声だったのです。

聴いていてうっとりとしてしまい、その朗々とした声は良い意味で戦慄を走らせてくれました。

老婆に化けている時も、ちゃんと声がしゃがれていました。とても吹替初挑戦とは思えません。もう何回、いや何十回もやっているんじゃないかと思う程の上手さです。

月城さんには是非また何かしらの声優関係のお仕事をしてほしいですね。

7人の小人の吹替を担当した方々も良かったですが、特に印象に残ったのはおとぼけを担当した風間俊介さんです。役柄にとても合っていた声でした。

おこりんぼを担当した津田篤宏さん、ごきげんを担当した小島よしおさんも印象に残りました。

原作とは違う部分があり

白雪姫』は世界的に有名な作品なので、殆どの人が内容を知っているでしょう。

ただ、原作とは異なる部分がありました。

特に「大分変えたね」と思ったのが、王子が登場しない代わりに、女王の支配に抵抗をする反逆者達が登場した事です。

この反逆者の中のジョナサンというキャラクターが、原作に登場する王子の様な位置にいます。

「原作に忠実にやってほしい!」というファンの気持ちは充分に分かりますが、個人的には「これはこれでアリ」だと思いました。

しかし、悪い意味で目に付いたのが反逆者達の服装です。ほぼ現実世界の服装なので、彼らが登場すると何だかチグハグな感じがしてしまい、「ファンタジーなのか、現実なのか、どっちなんだい⁉」と少しツッコミたくなりました(笑)。

せめて、もう少し服装を何とかならなかったのでしょうか?

あと、女王が最終的に死ぬのは原作と同じですが、死に方が違いましたね。それと女王は原作よりも「悪」の要素がかなり強く、徹底的に皆から嫌われる様なキャラになっていたのも注目点でしょう。

まとめ

先に書きましたが、私はこの作品は思っていたよりも楽しめました。

ただ、原作ファン、ディズニーファンである気持ちが強い人ほど、今回の実写版『白雪姫』には拒否反応が出るでしょう。

逆にそうでない人なら楽しめるのではないでしょうか?

どこまで原作通りにやるか? 配役は誰にするか? どういう演出にするか? ましてや実写化となると完成させるまでにかなり大変になる事は想像に難くありません。

ネット上では色々書かれていますが、気になる人はまずご自身の目で確認した方が1番良いと思います。

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ABOUT ME
霜柱
ハードロック/ヘヴィメタル(特にメロハー・メロスピ・メロパワ・シンフォニック)を聴いたり、宝塚(全組観劇派)を観たり、スイーツ(特にパフェ)を食べる事が好きです。これらの事を気儘なペースで記事にしています。 Xやインスタも気儘に投稿中。