皆様こんにちは、霜柱です。
私は数日前、『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』を観て参りました。

早速、観た感想を書いていこうと思います。
感想
最恐で最強なイゼール
今年の映画ドラえもんもとても楽しむ事が出来ました。起承転結がちゃんとしていて分かりやすい内容となっていたと思います。
特に個人的に驚いたのはイゼールの登場です。世界を滅亡させてしまう悪魔と言われており、絵の中から出て来てしまいます。
このイゼールというのがとんでもなく強くて一切の容赦が無いのです。イゼールから放たれたビームに当たると石化してしまいます。更には赤い竜に変化して益々手が付けられない状況に・・・。
今作はアートリア公国という国が舞台ですが、そこにいる人達は皆、石化してしまうのです。それだけではなく、ドラえもん、ジャイアン、スネ夫、しずかという主要メンバーも石化するという最悪な事態になります。
人や町だけでなく、森や湖などまでが石化された場面はもう絶望感しかなかったですね。
私は歴代の映画ドラえもんを全て観た訳ではありませんが、イゼールは間違いなく敵役としては上位に入る強さや凶悪さを持っていると言って良いでしょう。
のび太が描いたドラえもんが・・・
のび太がドラえもんを描く場面があります。ですが、ハッキリ言って上手いとは言えない(笑)。でも、愛らしさがある絵でもあると言えます。
ただ描いただけで終わるのかと思いきや、この絵がふせんになるとは思ってもいませんでした。
はいりこみライトという道具で、のび太がその絵の中に入り、そこで自身が描いたドラえもんに出会います。このドラえもんは何だかハニャハニャして可愛らしく、観ていて微笑ましくなりました。
ですが、このドラえもんがいなかったらイゼールに完全に敗北していたのです。なので救世主だと断言して良いでしょう。
「そう来るのか!」という形勢逆転の描き方が面白く手汗握りましたね。
ソドロはどうなったの?
アートリア王に仕えているソドロという道化師がいます。
先に書いてしまうと、このソドロは実は絵画泥棒なのです。ドラえもん達から追い詰められたソドロはイゼールを呼び出してしまいます。ですが、呼び出した張本人は石化されてしまうのです。
最終的にはイゼールは倒され、アートリア公国は救われ、石化された人々も元通りになります。ただ、石化された後のソドロが描かれていなかった気がするのです(私の見落としだったらすみません)。
まぁ、タイムパトロールに捕まった事は想像に難くありません。
魅力的なキャラクター
今作でも魅力的で個性的なキャラクターが登場します。
その中で、私が印象に残ったキャラクターをピックアップしようと思います。
クレア(CV:和多田美咲)
アートリア公国の王女でキーパーソンとなる存在です。
負けん気な性格で、好奇心が強く元気一杯な所が魅力的とも言えます。
可愛らしくありながらも、ちょっと低音が効いている和多田さんの声が良かったですね。
チャイ(CV:久野美咲)
羽の生えた小さな悪魔です。・・・悪魔というより蝙蝠な感じですが(笑)。
小生意気な性格で、人をからかう所がありますが、ドラえもん達と一緒にアートリア公国を救うのに尽力します。
少し鼻にかかった久野さんの声が、チャイというキャラクターにしっかり合っていました。
パル(CV:鈴鹿央士)
アートリア公国の美術商人というキャラクター・・・と思いきや実はタイムパトロールです。
しっかりした性格と思いきや、ちょっと抜けている所もあったのが魅力的でした。
低めの少しハスキーがかった鈴鹿さんの声がイケボだと感じました。
アートリア王妃(CV:藤本美貴)
名前の通りアートリア王国の王妃です。
普段の藤本さんの歯に衣着せぬ喋り方と違い(笑)、今作では芯のあるしっかりとした趣きがる声になっていました。
上品さが出ており、違和感を感じさせない見事な出来栄えだったと言えます。
アートリア王(CV:伊達みきお)
王妃や娘を優しく思う王として描かれていました。
芸人が声優をやると「役に合っていない」と言われる事が時折ありますが、伊達さんは決してそうではありませんでした。
ちゃんと伊達さんの声は役にハマっていましたし、温和な雰囲気が出ていたのが良かったと言えます。
評論家(CV:富澤たけし)
謎の絵画について解説するキャラクターです。
出番は少しですが、評論家としての貫禄がある声を富澤さんはしっかりと表現していました。
富澤さんも映画に馴染じむ様な声を出していたのがGOODだったと思います。
特典
今作の入場者特典として『[映画ドラえもん のび太の絵世界物語]いろいろ! まんがBOOK』というのを貰う事が出来ます。
私も受け取りました。

このまんがBOOKには映画に因んだ漫画が5作収録されています。
子供の時、読んだ事がありますが、今もう1度読むと懐かしい気持ちになりましたね。
まとめ
今年の映画ドラえもんも面白い内容になっていました。
冗長さを感じさせない展開となっており、特にイゼールとの対決は迫力があって凄かったです。そこは本当にインパクトが強いので、是非とも手に汗を握りながら観てほしいですね。
