皆様こんにちは、霜柱です。
数学者、吉田洋一の『零の発見―数学の生いたち―』(岩波新書)を読みました。

今回はこの本を読んだ感想を書いていこうと思います。
感想
サブタイトルの方に焦点を当てている
私は本書のタイトルである『零の発見』に惹かれて読みました。確かに0についての記載はあります。ただ、それは最初の方だけかな、という印象を受けました。
それよりもサブタイトルである『数学の生いたち』の方に焦点を当てていると言えます。
具体的な内容を一部挙げると、
- 無限小数
- 無限級数
- 有理数・無理数
- ピュタゴラスの定理
- 直線の連続性
などなどです。
数学の歴史に興味がある方は面白く感じるかもしれません。
インド数字はやっぱり凄い
「0」についての内容も勿論載っていますが、私が「おぉ!」と思ったのは他の数字と比べた時です。
エジプト式数字、アッティカ式数字も取り上げていますが、やはりインド数字と比べるとやはり使いにくそうだな、と感じました。
インド数字は便利なだけでなく0という概念を発見した事が、他の数字との何よりの違いと断言して良いでしょう。
もしも、インド数字が無かったら、どうなっていたのでしょうか?
簡単なまとめ
本書では0についての特性、昔の数学の簡単な歴史が記載されています。
数学は勿論ですが、「そもそも数って何なの?」と思っている方なら、面白く読めるかもしれません。
因みに私は本省の内容について、よく分かりませんでした(笑)。
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