ご挨拶・雑記

適応障害と診断されました

皆様こんにちは、霜柱です。
前回の投稿から少し日が空きました。

本日は皆様にご報告しなければならない事があります。

記事のタイトルでお分かりだと思いますが、適応障害の診断が下りました。
この事について、最初はブログやSNSで報告する気は無かったのです。しかし、1人にでも多く、この病気について知ってもらいたく書く事にしました。

お付き合い可能な方はお読み頂けると嬉しく思います。

※ここに書かれている罹った経緯や症状は私個人の場合という事をご了承下さい。

いつ頃罹ったのか?

明確に「〇月〇日に罹った」という訳ではありません。何故かと言うと、この病気はいきなり罹るものではなく、少しずつじわりじわりと、しかし確実に心身(特に心)を蝕む病気だからです。

ただ、引き金になったのは職場での仕事の量が一気に増えた事だろうと思っています。何故、仕事量が増えたのかと言うと、重要な仕事を担っている従業員が退職したり異動したりしたからです。その結果、彼らがやっていた仕事を背負わなくてはならない状態となりました。

ですが、それだけではなかったのです。

※ここから暫く愚痴っぽくなりますがご了承下さい。

重要な仕事を背負っている人が抜けたら、「よし、私もより責任感を持って仕事に取り組もう」となる筈です。

しかし、一部の部下が最低限の事しかやらないのです。それもちょっと難しい事が起きたら、「これが分からないからお願いしたいです」みたいに言ってくるのです。

勿論、相談なら乗ります。しかし、その一部の部下は・・・決めつけたくありませんが「霜柱がやってくれるだろう」と、思っている様な気がしてなりません。

なので、とても1人で捌ける仕事量ではなくなってしまったのです。

「1人でこんなに出来るか! バカヤロー!」「私は便利屋じゃないぞ!」と職場ではずっと毒づいていました(心の中で)。

それでも何とかして仕事を捌こうとしました。しかし、1つの仕事が終わったと思ったら、また別の仕事が直ぐやってくる・・・。中には「それ、私がやらないといけないの? そっちで処理出来るでしょ?」というのも多々あり。

「私はこれ以上の仕事は出来ないから、それに関してはそっちでやって」と言うべきだったのかもしれないですが、「私がやった方が早いや」と思ってしまい引き受けてしまったのです。これに関しては私にも原因があるでしょう。

「いい加減にして! 私が何でもかんでも引き受けてくれるなんて思わないで!」と爆発しそうになった事も数知れず。

そんな状態で仕事をしているのですから、職場では私は常にイライラしていました。しかし、イライラだけでは済みませんでした。

イライラと同時に途轍もない不安感にも襲われたのです。と、思ったら変に高揚しちゃったりと・・・。

休みの日もリラックス出来るような状態ではなくなりました。
何をしていても楽しくない、面白くない。

こんな状態が続いていたら心身に良くない。それは当然です。

なので、遂に私自身に限界が来ました。

ある日、私は職場で「もう、これ以上出来ない!」と大泣きしてしまったのです。見かねた他の従業員が「帰った方が良いですよ」と言ってくれたので、その人に仕事を任して早退しました。

後日、上司と面談をしました。
その時に「私はもうこれ以上の仕事は出来ません。もう限界なので、休職を考えています」と伝えました。幸いなのは上司がとても理解ある方だった事です。話し合った結果、暫くの間、休職する事に決定しました。

実を言うと、私は適応障害に罹ったのは2回目なのです。1回目は別の職場にいた時罹りました。8~9年前かな。今と同じ様な感じで、休職をしました。
それが出来た事は有難く思いましたが、復職した際に、無理矢理な量の仕事を押し付けられて・・・。

「こんなの無茶です」みたいな事を私は言いましたが、当時の上司は「貴方が休んだせいで、こっちは大変だったんだよ」と冷たく軽蔑する様に言ったのです。

「好きで休んだ訳ではない! 迷惑をかけている事はこっちだって分かっている!」と喉元まで出そうになりましたよ。でも、言った所で全く耳を貸さないだろうと思ったので言いませんでした。

そうなんです。

適応障害に罹った事がある方なら嫌と言う程、お分かりだと思いますが、この病気の何が辛いのか?

心身がおかしくなっている事は勿論辛いですが、「サボりたいだけでは?」「単に休みたいだけでしょ?」等と、思われる事が何よりも辛いのです。

この病気は外面で判断出来ません。例えば「39度の熱が出た」「足を骨折した」とか、目に見えて分かる病気ではないのです。

だから、「どこが悪いんだ! 元気そうじゃないか!」と非常に誤解されやすいのです。
これが本当に辛い。

先に書きましたが、昔の職場の上司には特に言い返したり説明はしませんでした。そういう人にはどんなに説明をしても「ズル休みしたいだけだろ!」「気合いが足りないんだ!」「たるんでいるからだ!」などと言われてお終いです。

もっと、この病気がどれだけ酷なのかを知ってほしいと、私は思います。

具体的な症状

※私自身に表れた主な症状について書きます。

①目の痙攣

俗に言う目がピクピクするやつです。これは適応障害になる前からあったのですが、その時は暫く放っておいたら治りました。

ですが、休職する少し前からこれがかなり酷くなりました。いつもよりも長引いたり、時には両方の目がピクピクしだしたのです。それも仕事の時だけでなく、休日の日も。

その症状だけで言うなら、特別何か支障があるという訳ではありません。しかし、ここまで酷くなってきたら「自分の身体で異常な事が起きているのではないか?」と不安になりました。だって、ちょっとというレベルではないのですから・・・。

②すぐにイライラする、怒りっぽくなる

先に書きましたが、休職に入る前仕事量がとんでもなく増えました。「こんなに出来るか!」「時間内に終わる訳ないだろ!」と、思いながらやっていたので、職場では常にイライラしっぱなしでした。

ですが、職場以外でも私はイライラしていたのです。

道を歩いている際、何だか楽しそうにしている通りすがりの人を見たとします。その時、「何故、この人はこんなに幸せそうなんだ! こっちは苦しんでいるのに! 気に食わん!」という気持ちになってしまい、いちいちイライラしていました。勿論、絡んだりはしていませんよ。

とても短気な状態です。些細な事でイライラしているのが自分でも分かります。

③憂鬱になる

これも先に書きましたが、何をしても楽しくないし面白くないのです。学生の頃は色々楽しくてときめいていましたが、そんな事は今は殆ど感じません。

因みに私の楽しみですが、宝塚を観たり、音楽(特にHR/HM)を聴いたり、美味しい物(特にパフェ)を頂いたりする事です。ですが、それらに対して今は興味が薄れてきています。

今まで楽しいと思えていた事が、楽しく思えなくなる事はもしかすると誰にでもあるかもしれません。ですが、私の場合は「飽きた」「他の事に興味が移った」という訳ではないのです。

全体的に物事に興味が湧かない。そんな感じです。

④異常に高揚する

③と矛盾するかもしれませんが、急に気分が高まってきて、「あれをやりたい! これもやりたい!」みたいな気持ちにもなるのです。その時は機嫌も良く足取りも軽い感じなので、傍から見たら「一体どうしたの?」と思うでしょう。私もそう思っています(笑)。

しかし、高揚しているかと思ったら、また急に憂鬱になったりするのです。「さっきまでの勢いはどこに行った?」と言いたくなるくらいに。

⑤集中力がすぐに切れる

これも私自身の症状として結構出ている気がします。

例えば、ちょっと長いメールの文面を読んだ時、今までなら難なく読めて理解出来ていた事が、読み終わって理解するのに時間を要する様になってしまったのです。

それだけならまだしも、何行か読んだら2~3行前の事は綺麗に忘れちゃったりしています。

酷い時は文字が全然入ってこないのです。ただ文字が並んでいるだけで、それを理解したくても出来ない。注意散漫な状態と言えるでしょう。集中出来なくてソワソワしているのが自分でも分かります。

⑥頭がボーっとする

⑤の症状と関連するかもしれません。何だか頭の外側に膜が張られて、内側にはモヤがかかっている様な状態になる時があります。

なので、頭がボーっとして気分がシャキッとしません。基本冴えません。
この状態の時の私を見たら「この人、人の話をちゃんと聞いているのか?」と思われるかもしれないですね。

そうです。人の話をちゃんと聞けない時があるのです。

特に長くて難しい内容は頭に入りにくくなっています。

⑦過呼吸になる

仕事の時、イレギュラーだったり面倒な事が起きたりすると稀にですが、過呼吸になる事がありました。過呼吸にならなかったとしても鼓動が早くなったりはしました。

私は今まで過呼吸になった事はありません。なので、この症状が出た時「完全に異常な状態だ。気合い云々で乗り越えられるものじゃない」と本当に怖い気持ちになりました。

大袈裟かもしれませんが本気で「息が止まるんじゃないか?」とも思ってしまいました。

どういう人が適応障害になりやすいか?

私は医者ではないので専門的な事や具体的な事は分かりません。知りたい方は専門のサイトにご自身でアクセスして調べるのが良いでしょう。

ただ、あくまで私自身の経験から語るなら、以下の人が罹りやすいと思います。

  • 何事も一生懸命に取り組む
  • 責任感が強い
  • 周りの目線や評価を気にする
  • 頼まれたら「NO」と言えない

他にもあるかもしれませんが、こういった方々は要注意だと私は感じます。因みに私は全部当て嵌まっています。

こういった性格的なものって一朝一夕で治したり変えられたりは出来ません。ですので、もし、無理に変えようとしても、それはそれでまた心身に負荷がかかるのではないでしょうか?

この辺りの匙加減は本当に難しいです。
私もどうしたら良いのか悩んでいる最中です。

好きな事/やりたい事をやろう、と言われたが・・・

私の会社の上司は適応障害に理解があったので、その点は本当に幸いだと言えるでしょう。「仕事の事は一切考えずにゆっくり休んで」と言ってくれたのは本当に嬉しいです。前の職場とは大違いです。

「やりたい事をやってみるのも良いと思う」とも言ってくれました。そこで、私自身が何をやってみたいかを考えてみました。

考えてみたのですが「これを何としてでもやりたい!」というのが無いんですよね。元気な時なら思い浮かぶのかもしれませんが・・・。

やりたいことねぇ・・・。一体何でしょう?

まぁ、私の場合は無理に「これをやろう!」というのを見つけない方が良いかもしれないです。

何故なら、「やりたい事を見つけようとしたけど、何も見つけられない」→「そんな自分は駄目な奴だ」という思考に陥る可能性があるので。

なので、「やりたい事が見つかった」且つ「どうしてもやってみたい!」という気持ちになった時に行動に移した方がベターかもしれません。

もし、見つからなくても、それはそれで良しとしましょう。

ブログやSNSはやるのか?

私はブログ、X、インスタグラムをやっています。
休んでいる間は、これらをやるか否か考えました。最初は「休みの間は離れた方が良いかな」と思っていました。ですが、それはちょっと違うなと。

やりたくなる時が多分あると思うのです。むしろそういう時はやった方が良いのかもしれません。
ブログやSNSは私自身がしたい時にする。それでいこうと思います。

あまり更新しないかもしれないですし、1日に2つ記事を出す可能性もあります。
その辺りは完全に私の気持ち次第です。

まぁ、私の場合は投稿が不定期なので、この点はあまり変わらないと言って良いでしょう。

最後に

久しぶりの投稿が皆様に心配をかける様な内容になってしまい申し訳ないです。

色々書きましたが、今はまあまあ落ち着いているので大丈夫です。食欲はありますし睡眠も取れています。

ただ、繰り返し書きますが、私としては適応障害の辛さを皆様に少しでも知ってもらいたいと思ったので、今回この様な内容を書きました。

もし、皆様の周りに適応障害の人がいたら、間違っても、励ましの言葉はかけないで下さい。それは逆に相手を追い詰めてしまいます。優しく見守って頂けたらと思います。

長くなりましたが、ここまでお読み頂きありがとうございました。ブログ村に参加しています。
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ABOUT ME
霜柱
ハードロック/ヘヴィメタル(特にメロハー・メロスピ・メロパワ・シンフォニック)を聴いたり、宝塚(全組観劇派)を観たり、スイーツ(特にパフェ)を食べる事が好きです。これらの事を気儘なペースで記事にしています。 Xやインスタも気儘に投稿中。