皆様こんにちは、霜柱です。
オーストリアの神秘思想家/哲学者、ルドルフ・シュタイナー(Rudolf Steiner)の『人間の四つの気質』(西川隆範・訳、風濤社)を読みました。

今回はこの本を読んだ感想を書いていこうと思います。
感想
4つの構成要素と4つの気質
シュタイナーはまず「人間は4つの構成要素から成り立っている」と説いています。
- ①人間が鉱物界と共有する「物質体(肉体)」
- ②一生の間に肉体と結び付いている「エーテル体(生命体)」
- ③本能・衝動・情熱・欲望、そして感受と表象全ての担い手である「アストラル体」
- ④人間の最高構成要素である「自我」
また、これらとは別に4つの気質があります。
胆汁質、粘液質、憂鬱質、多血質の4つです。
ただ、正直な事を書くと構成要素とか気質とかよく分かりませんでした・・・。
各気質は構成要素のバランスや優位性で決まるみたいな感じらしいですが・・・。
私は「自分の構成要素のバランスってどうなってるんだろう? 気質は何かな?」みたいな事は考えた事がありません(笑)。
う~む、私はどのタイプなんだろう?
印象に残った言葉
「どういう事だろう?」と頭がヒートしそうな事が何回もありましたが、それでも何とかして読みました(笑)。
その中で個人的に印象に残った言葉を引用したいと思います。
自分の思考が事実に即しておらず、大部分が思考習慣の結果なのだ
これって、自分は冷静に客観的に考えている様でも実は自分の経験や思い込みが、無意識のうちに反映されて歪められているという感じでしょうか?
本当に精神科学的に努力する人間は、自然科学の成果を知ろうと努めます。
スピリチュアルを追求する事は、自然科学と対立しない。むしろ、自然科学を学んで自分の精神鍛錬に活かそう。と私は受け止めました。合っているか分かりませんが・・・。
他にも「そうなんだ!」と思った事は多々ありましたが、難しかったので以上にします(笑)。
簡単なまとめ
人間は4つの構成要素から成り立っており、それの優位性やバランスや組み合わせによって4つの気質に分ける事が出来るそうです。
「そうなんだ!」と思う興味深い事は多く書かれていましたが、内容が私にはハードでした(笑)。哲学的な要素も含まれているからかもしれません。
とは言っても、日々の生活に活かせそうな事は記載されています。何回も読んで「こういう事なのか」と少しずつ理解することが必要なのでしょう。
(個人的には)難しく感じた内容でしたが、ルドルフ・シュタイナーの思想に関心がある方は読んでみてはいかがでしょうか?






