宝塚 PR

礼真琴の休養は何を意味するのか?

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

皆様こんにちは、霜柱です。

2023年4月25日にまた宝塚からビックリするニュースが流れました。

今度の博多座で『ME AND MY GIRL』を再演します。
主演は星組の暁千星さん、舞空瞳さん、そして専科から水美舞斗さんが出演!

今作は水美さんにとっての専科デビュー作です。
ずっと花組で活躍されていたので、星組生とどの様な化学反応を起こすかが楽しみですね。

礼真琴の休養発表

しかし、もっとびっくらこく事が書かれていたのです。

それは博多座での公演期間中は礼さんが休養に入るという内容です。
最初その部分を読んだ時、「???」となりましたよ。トップスターの休養なんて聞いた事がありません。

過去にトップスターが休演をした事ならありました。ただ、それは怪我や病気が原因です。当たり前ですが、休演する事なんて事前に決める訳はありません。

しかし、今回はあらかじめ「礼真琴は休みますよ」と発表。本公演『1789-バスティーユの恋人たち-』には出演するので、そこは安心と言いたい所ですが・・・。

それにしても、何故この様な事が起きたのでしょうか?
その理由を考えてみたいと思います。

礼真琴が休養する理由を予想

①退団が近い

タカラジェンヌは全員、一生懸命舞台に立ってパフォーマンスをしていますが、さんはその中でも群を抜いています。「本当に人間なの?」と言いたくなる程のパフォーマンスをするさん(因みに私の知人は、さんの事を宝塚の大谷翔平と呼んでいます)。

圧巻されるファンは数知れません。

しかし実はもうさんの体力が持たなくなってきており、今までの様なパフォーマンスが出来なくなってきている。

完璧主義で負けず嫌いのさん。中途半端な状態で舞台に立つのは何よりもご自身が許さないでしょう。

そこで休養期間を与え、『1789』の次の本公演で華々しく活躍し退団するのでは・・・という予想です。

でも、自分で書いといて何ですが、これは違う気がします。
もしさんが『1789』の次の本公演で辞めるなら、やはり別箱に出演はするでしょう。別箱をやらずに退団するのはちょっと味気ない気がします。

ただ、さんだって1人の人間です。ロボットやサイボーグではありません。ずっと激しいパフォーマンスを続け、身体を酷使しすぎた事は間違いないでしょう。

②もっと活躍してもらう為に設けられた

①に書いた理由とは逆です。

礼さんには宝塚でもっともっと活躍してほしい、また、礼さんの傑出したパフォーマンスを維持する為に劇団側が休養を与えたという事です。

さんは2019年に星組のトップスターに就任し、今年(2023年)で4年目に突入します。途中コロナでの休演があったとは言え、長期就任になっていると言えるでしょう。

この休養の後に、さんの第2期が始まるのかもしれません。

③ただ単に身体を休める必要があっただけ

劇団側から提案したのか、さんが自ら申し出たのかは分かりませんが、ただ単に休む必要があったから休むという事です。

ただそれだけで深い理由は無い。

多分、これが1番可能性が高い様な気がします。
何故なら、さんの休養発表はついでの様な感じをしたからです。

もし、さんの休養が非常に重要な意味を持つなら、『ME AND MY GIRL』の発表の所ではなく、ちゃんと分けて発表するでしょう。

ですので、色々あーだこーだと推測する程の事ではないのかもしれません。

礼真琴を労わっている様に見えるが・・・

ネット上ではファンの方々が「働き方改革」と言っており、好意的に捉えている方が殆どです。

宝塚のトップスターは生半可な精神や肉体では、とても務められるものではありません。

私もトップスターがこの様に休養する事はあっても良いと思います。
ただ、先に書きましたが、トップスターの休養は聞いた事がありません。

一見、劇団側がさんの身体の事を考えてくれている様に見えますが、休養しなくてはならないという事は、さんをあまりにも酷使させすぎた、という事にも繋がるのではないでしょうか?

僭越ながら、私は以前さんが率いる星組について感じた不安を記事にしました。

ここでも同じ事を書かせていただきますが、今の星組は何もかもさんにおんぶにだっこという状態です。

舞台を観ながら私は「さん、その内に倒れてしまうのでは・・・」と本気で心配になりました。

ですので、さんに休養が与えられる事自体は良い事です。

但し、さんが復帰した後にさん頼みの体制を変えなくては何の意味もありません。そうしないと再度休養しないといけない状態になります。

星組の組子は思っていないと思いますが、「とにかく礼真琴を舞台に立たせとけ/歌わせとけ/躍らせておけ。そうすれば舞台は成り立つし、客もそれで満足する」とスタッフ側は思っている様に、私にはどうしても感じてしまいます。

さんはいいように使われている様に見えるのです。
また、さんもそれに応えようとして、更に出来てしまうのです。しかし、それが逆に問題なのです。

ハッキリ書きます。

礼さん頼みの体制を変えないと、星組は本当に崩壊しますよ!

さんばかりではなく、もっと他の組子に色々振らないといけません。また、さん自身も良い意味で力を抜いて舞台に立つ必要があります。

さんのパフォーマンスに異次元の力がある事は、もう証明済なのですから、復帰後はもう少しのんびりした様な作品に変えていっても良いと思います。

今回のさんの休養。
それが何を意味するのかは分かりません。

さんが復帰した後、星組が果たしてどの様に生まれ変わるか? それとも何も変わらないままか?

注目がされるでしょう。

休養は他のトップスターにも波及するのか?

今回のさんの休養を皮切りに、他のトップスターも休養する事が今後出てくるのでしょうか?
また、トップスター以外にも適用がされるのでしょうか?

さんの休養の理由が全く示されていないので、推測の域を出ませんが、理由は身体を休める事でほぼ間違いないでしょう。

ただ、今回の休養は色々疑問が浮かんできます。

何故さんなのか?
何故他のトップスターではないのか?
休養に値する理由がちゃんとあるのか?
また、その是非を誰が判断するのか?

何だか結構あやふやな感じがしないでもありません。

それにさんが休養する事は一体いつ決まったのか?(公式で発表した日ではなく)
博多座の公演期間だけの休養で本当に足りるのか?
仮に休養期間が延びたら、本公演はどうなるのか?

疑問を挙げればキリがありません。

とりあえず、今回のさんの休養は実験的な感じがしますね。
今後もさんに続く休養者が出てくるのか、ある意味目が離せないと言えるでしょう。

以上が、さんが休養する事に関して私が思った事です。

何回も書いていますが、休養させること自体は良いですし賛成です。
しかし、それは裏を返せばさんを休養させなくてはいけない程、かなり酷使させ過ぎてしまった、という事の証明にもなります。

トップスターの休養・・・。
この部分だけ聞くと良い様に聞こえますが、何だか私にとってはモヤモヤが残りますね。

お読み頂き有難うございました。ブログ村に参加しています。
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

ABOUT ME
霜柱
神奈川県在住の30代。ハードロック/ヘヴィメタル(特にメロハー・メロスピ・メロパワ・シンフォニック)と宝塚(全組観劇派)が好きです。 ツイッターも行っており、気儘に呟いています。