皆様こんにちは、霜柱です。
私は先日、東京宝塚劇場で星組公演、三井住友VISAカード シアター スペクタクル・ミュージカル『1789-バスティーユの恋人たち-』(潤色・演出:小池修一郎)を観劇しました。
今回はこの作品の感想を中心に書いていこうと思います。
星組公演デザート『パステール シューケーキ』の販売
公演の感想の前に、まずは『Café de Repos』で販売している公演デザートの感想を書きます。
今回は星組公演『1789-バスティーユの恋人たち-』に因んで、『パステール シューケーキ』(税込¥500)が販売しています。
いちごミニシュー、ホイップクリーム、ショコラ、ミルクプリン、ミックスベリーのコンポートなどが入っています。
この赤いのがいちごミニシューです。ただパッと見た瞬間、梅干しに見えたのは私だけでしょうか(笑)?
軽めの食感のミニシューでしたね。
ショコラが1つあります。小さめですが味は濃い目でした。
ホイップクリームは柔らかめの食感で程良い甘さです。
ミックスベリーは・・・あまり印象に残ってません(笑)。
ミルクプリンは青く染まっていますが、あまりミルクという感じはしませんでした。食感もプリンというよりババロアに近かった気がします。
この公演デザートを買っていた方は多かったです。
全体的な感想
ロックを主軸としたミュージカルですが、高揚する様な曲だけでなく、バラード調の曲もあり、終始緩急が伴っている作品に仕上がっていると思いました。
この作品は月組が2015年に初演をしました。多少演出や使用されている曲に変化はありますが、ほぼ変わっていない感じです。
ですので、初めて『1789』を観る方は勿論、初演を観た方でも楽しめると思います。
良かった点
足を踏み鳴らして踊る場面
2幕目の最初の方で足を踏み鳴らして踊る場面があります。ロベスピエール役の極美慎さんから踊り始め、それが段々と波及し迫力が増してきます。
初演では珠城りょうさんがロベスピエールを演じていました。その時の珠城さんの足を踏み鳴らす音がとても力強く劇場に響いたのです。
極美さんが果たしてどの様にやるのかと、正直私は不安に思っていましたが、そんな事は杞憂でした。
極美さんもとても力強く足音を響かせており、珠城さんに負けず劣らずの迫力がありました。極美さんのダンスがどんどん向上している事が伺えます。極美さんのファンなら是非観てほしい場面ですね。
途中からロナンを演じる礼真琴さんも参加しますが、やはり礼さんの動きは他の方々よりキビキビしていて、その実力に人目を奪います。
私はダンスをした事が無いので分かりませんが、多分この足を踏み鳴らして踊るというのは足首にかなり負荷がかかるのではないかと思います。
これを毎公演こなしている星組生の体力には驚きですね。
「サ・イラ・モナムール」を歌う場面
『1789』には魅力的な歌が沢山出てきますが、やはり1番印象に残るのは「サ・イラ・モナムール」だと思います。
2幕目の中盤辺りで歌い始め、星組生達の力強く綺麗な歌声を堪能出来ます。この曲は宝塚の曲ではありませんが(作品自体そうですが)、間違いなく宝塚の中で語り継がれる名曲になるでしょう。
ちょっとガッカリした点
※初演と比べて感じた事です
フェルゼンに歌が無い
初演を行った月組ではフェルゼンにも歌がありました。当時、暁千星さんがフェルゼンを演じましたが、暁さんの歌声は朗々と深みがあり、もう聴き惚れてしまったのです。
しかし、今回の星組ではフェルゼンには一切歌がありませんでした。今回フェルゼンを演じたのは天飛華音さんです。天飛さんの歌が聴けなくてとても残念な気持ちになりました。
ただ、どうやら元のオリジナルのバージョンにはフェルゼンに歌は無い様です。月組の時に演出を変えたらしいですが、そのままにしてほしかったですね。
天飛さんのフェルゼンは凛々しく格好良かっただけに、尚更その様な気持ちになってしまいました。
監獄の場面
主人公のロナンは革命を扇動するビラを持っていた事を、秘密警察のラマール達に見つかってしまい監獄に入れられてしまいます。
オランプと彼女の父親が後に助けに来て、ロナンを脱獄させる事に成功します。
ロナンが脱獄した後、ラマール達がロナンの様子を見に来ますが、そこにいたのはロナンではなく見張りの兵士でした。
これに気付いたラマール達が「♪チビの兵士を探せ」と歌うのです。初演の月組では。
コミカルさがあって個人的には好きな場面だったのです。
しかし、今回の星組ではこの歌はバッサリとカットされており、この場面はあっけなく終わる演出になっていました。
何故カットされてしまったのでしょうか?
チビという言葉が差別用語に当たるから?
もしそうなら「♪小柄な兵士を探せ」と変えれば良いと思うのですが・・・。いえ、駄目です。この場面は「チビ」という言葉だから輝くのです。他の言葉にしたら何の変哲もない場面になってしまいます。
理由はどうあれ、カットされてしまった事で「えっ? この場面もう終わりなの?」と気が抜けてしまいました。
以上が私が星組公演『1789-バスティーユの恋人たち-』を観て感じた事です。
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