雑誌の感想 PR

『宝塚GRAPH 2022年9月号』感想

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

皆様こんにちは、霜柱です。

彩風咲奈さんが表紙の『宝塚GRAPH 2022年9月号』を購入しました。

読んだ際に、印象に残った、気になった記事などをピックアップして感想を書いていきます。

感想

Cover Special 彩風咲奈

彩風さんは表紙では紺色のスーツ、ピーコックグリーンのシャツを着ています。
明るい色のシャツが存在感を放っていますが、紺色のスーツがそれを目立たせ過ぎない様に中和していると思いました。

髪型はキッチリとラフの中間といった纏め具合です。髪の色は明るい茶髪ですが前髪の部分が赤みが強いのが特徴と言えます。

膝から上辺りが写っていますが、ファッション雑誌の表紙でもおかしくない格好良さですね。

ページを進めると、紫色のメッシュと青いシャツを着たポートになっています。
表紙の時とは違って、柔らかい雰囲気です。
このポートでは彩風さんは横になっているので、リラックスした感じが伝わってきます。

EN-GRAPH 桜木みなと

桜木さんが今まで演じた役をピックアップし、その役柄の性質などがどの様になっているかを円グラフで表しています。

この中で印象に残ったのは『アナスタシア』で演じたヴラド・ポポフです。
エンターテインメント精神50%・意図的50%という分析をされています。

落ちぶれた貴族の役ですが、コミカルで明るい性格でもあります。他のキャラクターとは明らかに雰囲気が異なり、印象にとても残った役です。

ヴラド・ポポフについて桜木さんはこう仰っています。

誰もが好感を抱くような人ですが、実は、物事を自分の思う方向に転がせる人。(略)でも企んでいるというより、無自覚にスルっとできてしまうというか。実は一番怖い人なんじゃないかな(笑)。

親し気に話しかけられて打ち解けやすい人の様に見えますが、油断ならない人とも言えるのでしょう。
敵に回したら結構手強いタイプだと言えるでしょう。

本公演『HiGH&LOW-THE PREQUEL-』で演じるスモーキーが、どの様になるかが楽しみですね。

Maxim 和希そら

〈自分に喝!〉を入れる言葉として「早く寝なさい」を挙げています。
和希さんは寝るのが遅く、超が付くほどの夜型との事。
私も夜寝るのが何だかんだ夜中の12時を過ぎてしまう事が多いので、和希さんに親近感が勝手ながら湧いてしまいました(笑)。
しかし和希さんは夜遅くまで起きていても、翌日に影響があまり無いとの事! ここは私とは大違いです。私は確実に影響が出てしまいます(笑)。
しかし、今はコロナがまだまだ流行っており、それだけでなくジメジメとした暑い日が続いているので、どうか油断せずお身体を労わってほしいですね。

〈自分のここを褒めたい!〉では「毎日を楽しく生きていてよく頑張っているよ~」という言葉を挙げています。

「疲れた」よりも「頑張った、頑張った~」と。意識して毎日を楽しく過ごせているわけではありませんが、それをちゃんと自分で褒めてあげられたらなと思います。

「疲れた」は決して悪い言葉ではありませんが、時と場合によってはややマイナスになりそうな言葉だと思います。そうではなくて「頑張った」と自分で自分を褒めた方が、より良く生きられそうな気が確かにしますね。

Especial Time 瑠風輝→夢白あや

瑠風さんは今回の対談相手に夢白さんが浮かんだと仰り、夢白さんは瑠風さんを見かけると、どんなに遠くても跳んで走っていくと仰っています(笑)。

お2人はバウホール公演『リッツ・ホテルくらいに大きなダイヤモンド』でそれぞれ主演とヒロインを務めています。
その作品のお稽古中、夢白さん演じるキスミンが一言「こんばんは」と言う場面がありますが、その一言を何回もやり直しさせられた様です。
他の演出家もそうかもしれませんが、木村信司先生、厳しいですね。具体的なやり直しの数は書かれてませんが、恐らくかなりやり直しさせられたと予想します。
この部分を読んだ時、「そういえば『シャイニング』を監督したスタンリー・キューブリックもリテイクをとてもする人だったなぁ」と思い出してしまいました。

瑠風さんと夢白さんがとてもラブラブな雰囲気で対談している事が伝わってきました。
特に瑠風さんに対する夢白さんの愛がとても強かったです。

夢白さんが雪組に異動した事により、お2人の接点は減ってしまいましたが、また何らかの機会で共演できると良いですね。

サヨナラポート 飛龍つかさ

黒の衣装に身を包み、黒のハットを被っているので、黒一色になっているのが特徴のポートで、とても格好良く写っています
今回の衣装はややチャイナ服の様な雰囲気になっており、それも飛龍さんに似合っていると思います。

退団を決意した理由は『銀ちゃんの恋』でヤスを、『冬霞の巴里』でギョームを演じた事により、達成感を感じ思い残す事は無いと感じたからだそうです。

個人的には『はいからさんが通る』の牛五郎がとても面白くて似合っていました。

まだまだ活躍できる所での退団・・・。もっと飛龍さんの舞台を観たかったです。

退団公演『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜』『Fashionable Empire』は9/3迄公演中止が延びてしまい、出演者やスタッフの方々の辛さや悲しみは計り知れないものだともいます。

どうか、千秋楽では有終の美を飾れます様に・・・。

因みに飛龍さんは朗読劇に興味を持っているとの事なので、退団後も何かしらの舞台でお姿を拝見出来たら良いですね。

サヨナラポート 音くり寿

黒地に赤い花が描かれたワンピースを着用しています。
赤っぽいアイメイクと、薄いピンクの背景も相俟って、色っぽいポートに仕上がっていると言えるでしょう。

さんの代表作というとヒロインを務めた『蘭陵王』がまず挙がるでしょう。私も拝見しましたが、さんの実力をとても堪能出来る作品になっており、演じた洛妃はさんでないと出来なかったと断言して良いと思います。
実はその『蘭陵王』の公演を終えた時点で、「もう後悔はない」と思っていたとの事。

しかし、その後、同期の華優希さんがトップ娘役に就任した際は、さんを見守りたいという気持ちが芽生え、以降は下級生の成長や勢いを見て花組が違う色を放ち始め「もうちょっと居たいな」という思いになったそうです。

ただ、音さん自身が楽しいと感じている時に、卒業したいと決め退団する道を選んだとの事。

さんの迫力のある舞台姿をもっと観たかったので、退団はとても寂しいです。

どうか9/4の千秋楽は何としてでも公演が出来、花道を飾る事が出来ます様に・・・。

星組UPDATE

5年日記を始めたという瀬央ゆりあさん。毎日何かしら書く様に努めていて、「疲れた」「楽しかった!」という事だけでも書く様にしているとの事。
礼真琴さんは以前3年日記をやっていたとの事ですが、3ヶ月くらいで終わってしまったの事です。

でも、3ヶ月も続けば良い方だと思います。
私も昔、日記をつけた事がありますが、1ヶ月くらいで終わってしまいました(笑)。

星組に組替えした暁千星さん。組替えの挨拶では「私、人見知りなんです」と言ったとの事。
しかしさんは「人見知りなんて言っている場合じゃないくらい、皆がぐるぐるに巻き込むから大丈夫」と返しています。

さんが星組で馴染めるか心配するファンも多かったと思いますが、このさんの言葉を聞いて安心出来たのではないでしょうか。

絵ぇ日記

咲城けいさんは大のホラー好きで、『IT/イット』を映画館まで行って観たとの事。しかしさんは苦手との事です。
めぐり会いは再び』『Gran Cantante!!』の宝塚大劇場公演の千秋楽の日に早替わり室に置いてあったペットボトルのキャップには、何と『IT/イット』のペニーワイズが付いており、咲城さんは喜びましたがさんは怖がっていたそうです(笑)。

確かに映画のペニーワイズは不気味でしたが、ペットボトルキャップのグッズにそこまで怖がらなくても(笑)。

そんなお2人の様子を描いた絵は可愛らしかったです。

希波らいとさんは、紫門ゆりやさんと飛龍つかささんと一緒に❝黒ひげ危機一髪❞のすみっコぐらしバージョンをしていたとの事。しかし、ピンをさしてもなかなか❝当たり❞が出ません、通りかかった峰果とわさんもチャレンジしたら、何と峰果さんが当たりました。

❝黒ひげ危機一髪❞は運要素が強いですよね。当たる時はすぐに当たりますが、そうでない時は時間がかかります。
峰果さんは強運(?)の持ち主なのかもしれませんね。

希波さんが描いたすみっコぐらしはのんびりした感じが伝わってきます。特に「びよ~ん」という文字が味を出しています。

宙組どうぶつえん

宙組生が飼っているペットが紹介されています。

内訳は以下の通りです。

  • 犬:22匹
  • 猫:16匹
  • うさぎ:4匹

宙組生は76名いて、その内の27名がペットを飼っています。

花組、雪組、星組と比べると猫を飼っている人が多いです。
宙組生は猫好きな人が多いのでしょうか?

また、驚いたのが風色日向さんは何と犬2匹と猫2匹を飼っています。4匹も買うのは大変だとは思いますが、動物好きというのが分かりますね。
3匹飼っている人も2名(郁いりやさん、朝比奈天さん)います。

因みに嵐之真さんは猫2匹を飼っていますが、その内の1匹は「わんわん」という名前です。何故猫に「わんわん」という名前を付けようと思ったのでしょうか?

波瀾爆笑!?我が人生 縣千

さんの小さい頃はかなりのマイペースだった事が伝わってきました。
4歳の頃はバレエの発表会では振付を忘れダンスを創作したり、家の壁に絵を書いてしまったりしています。
小学校の入学式では爆睡をし、中学生の時、ある授業では教科書・ノートを忘れた事により、40分間立たされたり(動じず、ぼーっとしていたのが逆に凄い)と色々あります。

天然と言うかなんと言うか(笑)。

宝塚の受験は高校1年生の1回のみと両親と約束をしており、その1回に全てを懸けていたとの事。
受験会場では当時音楽学校生の極美慎さんに出会い、パンとゾウのおもちゃ?を貰っています。

このお2人が後に、ダイキンのうるさらXのCMで共演するなんて誰が想像したでしょうか?

さんは無事に1回で合格しました。
ご両親や先生方もさぞかし驚き喜んだ事でしょう。

マイペースだった小さい子が、今は雪組の男役スターになり、それだけでなく『CITY HUNTER』の海坊主を演じました。

人生ってどうなるか分からないですね。

Skirt! Skirt! 月組

月組娘役のお稽古着が載っており、それぞれスカートを紹介しています。

この中では彩みちるさんのスカートが良いと思います。黒と灰色で彩られており色合い的には地味ですが、大人っぽく品のあるスカートだと言えるでしょう。
因みにこのスカートは舞咲りんさんから頂いたとの事。
スカートだけでなく上に来ているトップスも、黒色でヒラヒラが付いていて良いですね。

桃歌雪さんの赤いスカートは早乙女わかばさんから頂いたとの事。
ややスパニッシュでセクシーさが出ていると思います。

The Road to 900th Issue

宝塚GRAPHが創刊400号を迎えた1980年をピックアップ。

この年に表紙を飾っているのは、汀夏子さん、大地真央さん、松あきらさん、榛名由梨さん、瀬戸内美八さん、寿ひずるさん、順みつきさん、麻実れいさん、峰さを理さんです。

この頃の娘役は綺麗な方々が多い気がします
姿晴香さん、若宮あいのさん、真乃ゆりあさん、美薗珠里さん、葦笛るかさん、舞小雪さんなどが特に目を引きました。
この中でトップ娘役になったのは姿さんだけです。昔も今もトップ娘役になるのは大変で難しいという事なのですね。

大地真央さんが『カチューシャ物語』(原作:トルストイ『復活』)に登場するカチューシャ(マースロワ)に扮しているポートがあります。
三つ編み姿で可愛らしいです。大地さんというと『ガイズ&ドールズ』のスカイのイメージがありましたが、娘役も似合いそうですね。

1980年はさんが宝塚を退団した年でもあります。
さんのお別れのことばが良いです。
「さよならはいいたくありません。みなさん、幸せになってください」

素っ気なくも感じますが、この中に感謝の気持ちが充分に込められていると私は思います。

来月号の表紙は瀬央ゆりあさん、永久輝せあさん、海乃美月さんです。
この3名は同じ組になった事は無いので、どんなポートになるか楽しみですね。

お読み頂き有難うございました。ブログ村に参加しています。
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

ABOUT ME
霜柱
神奈川県在住の30代。ハードロック/ヘヴィメタル(特にメロハー・メロスピ・メロパワ・シンフォニック)と宝塚(全組観劇派)が好きです。 ツイッターも行っており、気儘に呟いています。