皆様こんにちは、霜柱です。
宝塚ファンなら「宝塚の組は?」と聞かれたら「花組、月組、雪組、星組、宙組」と難なく答えられるでしょう。ですが、これらのどの組にも所属していない人達が集まる専科というのがあります。
組に所属していれば、作品への出演は定期的に出来ますが、専科生の場合はそうではありません。定期的に作品に出演するとは限らないですし、また、必ずしも専科生が出演する訳でもないのです。
そこで、私はふと疑問に思いました。
「専科生が出演するとしたら、大体何人ぐらいが相場なのだろう?」「最多で何人程出演したんだろう?」と。
ですので、ちょっと調べてみました。1作品に主演した専科生の数を。
今回はそれについて書いていこうと思います。
ただ、注意点があります。
私が調べたのは本公演の劇のみの作品です。ショー/レビューや、外箱公演は含まれていません。
また、1作品ごとググりながら調べましたが、古い作品になると情報がちゃんと載っていない事がありましたので、正確な数ではありません。
それらをご了承の上、お読み下さいませ。
1作品に対しての出演者数が1番多かったのは?
本公演の劇のみと先に書きましたが、流石に111年分調べる事は出来ません(笑)。
その為、調べたのは1990年雪組公演『天守に匂い立つ』から2025年雪組公演『ROBIN THE HERO』までです。
約35年分ですが、その間でも本公演の劇の作品数は292でした。
では、内訳がどうなったか書いていきましょう。
1作品に対しての出演者数 | その出演者数だった時の作品数 |
0 | 78 |
1 | 90 |
2 | 75 |
3 | 31 |
4 | 11 |
5 | 3 |
6 | 3 |
7 | 1 |
体感的に専科からの出演は1人の時が1番多い様な気がしたので、これは納得ですね。
出演者0人と2人は拮抗しています。
1番多かった時は7人も出演! こんなに多いと専科生ばかり目立ちそうですね(笑)。因みにその作品は1996年の花組公演『花は花なり』でした。
ただ、私は観た事が無いので分かりませんが、この作品は日本物の舞踊ショーと芝居で構成された作品らしいです。これをカウントするかちょっと悩みましたが、「劇もやっているなら良いべ」となったので含めました(笑)。
出演した当時の専科生は、春日野八千代さん、松本悠里さん、葉山三千子さん、城火呂絵さん、舞千鶴さん、朝みち子さん、高ひづるさんです。
1990年代から宝塚を観ている人にとっては懐かしい方々ばかりではないでしょうか。
6人出演したのは1997~98年の雪組公演『春櫻賦』、2001年の星組公演『ベルサイユのばら 2001-オスカルとアンドレ編-』、2022年雪組公演『蒼穹の昴』の3作品でした。
ただ、『ベルサイユ~』に関しては役替わりで出演していた専科生がいたので、正確には6人ではありませんが、大体そのぐらいの数です(笑)。
5人出演したのは1995年の星組公演『国境のない地図』、2001年の宙組公演『ベルサイユのばら 2001-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』、2001年の星組公演『花の業平』の3作品でした。
専科生は芸達者な方々ばかりですので、出演されたら舞台が一気に締まり重厚感が増します。ですが、『蒼穹の昴』を観て思ったのですが、専科生の出演者数が多すぎると、その組に在籍している組子の出番が少なくなってしまう事も起きるのです。
ですので、やはり専科生の出演者数は1~2人が丁度良いって事ですね。
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