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『宝塚GRAPH 2022年10月号』感想

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皆様こんにちは、霜柱です。

瀬央ゆりあさん、永久輝せあさん、海乃美月さんの3名が表紙の『宝塚GRAPH 2022年10月号』を購入しました。

読んだ際に印象に残った/気になった記事などをピックアップして感想を書いていきます。

感想

Cover Special 瀬央ゆりあ・永久輝せあ・海乃美月

灰色のバックを背景に3名が写っています。

瀬央さんと永久輝さんはオレンジのジャケットと紺色のシャツを着ています。
シャツの襟元にはそれぞれ飾りが付いていますが、異なった飾りになっているのがポイントです。

海乃さんは白とオレンジの縞模様のドレスを着ています。
ドレスでこういった柄は珍しいと思います。しかし、着られるのではなくしっかりと着こなしているのがさすがだと言えるでしょう。

3名とも大人っぽい雰囲気で撮れており、舞台の時とはまた違った魅力が出ていました。

ページを開くと、白いドレス姿の海乃さんが1人で写っています。
瀬央さんは「女神が現れたのかとビックリしたよ!」と仰っており、確かにその美しさが際立っていると言えると思います。

その後は表紙と同じ衣装で、瀬央さんと永久輝さんがアップで1人ずつ写っているポートとなっています。

その後、再び3人で写ったポートなっており、瀬央さんと永久輝さんはシャンパンゴールドのジャケットを、海乃さんもシャンパンゴールドの色をしたドレスを着ています。

表紙の時とはまた違った雰囲気が出ており、もしパーティや舞踏会でこの格好をした3名が現れたら間違いなく周りからの注目を浴びるでしょう。

この3名は同じ組になった事は無く(永久輝さんと海乃さんは同期)、タカラヅカスペシャルを除いて共演をした事はありません。通常の作品で共演は難しいかもしれませんが、また何かしらで共演が出来たら良いですね。

ZUCASINO 柚香光

夜景をバックにした歩道橋の上で柚香さんが写っています。
❝お仕事や学校帰りに、最寄り駅でこんな人が待ってくれていたら…❞をテーマにしたポートですが、待たせてしまっているのが申し訳ないと思う程、素敵なポートです。
もし実際にいたら、もう疲れや悩みなんて吹き飛んでしまいそうですね(笑)。

EPISODE ROULETTEでの【すべらない話】では、楽屋の早替わりに行った時、特攻服に身を包んだ花組100期娘役(音くり寿さん、星風まどかさん、糸月雪羽さん)がいた事を語っています。
娘役の方々が特攻服を着ていたらビックリしますね。
それにしても、何故この3名は特攻服を着ていたのでしょうか? 宙組公演『HiGH&LOW-THE PREQUEL-』では天彩峰里さんが演じる純子が率いている苺美瑠狂が特攻服を着ていますが、それと関係しているのでしょうか?

CARD GAMEで引き当てた【注目のx花組生】では美風舞良さんを挙げています。

柚香さんは「芸事だけでなく、気持ちの面でも組をまとめて頂いている」と語っています。

美風さんが花組に異動すると聞いた時はとても驚きました。それだけでなく、異動したと思ったら組長に就任。美風さん自身も大変だとは思いますが、既に花組生から絶大な支持をされている事が分かりますね。

DICE GAMEで引き当てた【とにかく明るいx後ろ姿】は、もうかなりエネルギッシュです。あまりにもエネルギッシュ過ぎて髪が爆発している様に見えます(笑)。

【あれは賭けだったという瞬間】では男役を選んだ時を挙げています。
男役か娘役かを選ぶのは音楽学校に入学して早い段階で、柚香さんは当時、男役にも娘役にもなれる身長だったのと事。

男役を選んだのは前の人が「男役です」と答えたからだそうです(笑)。
という事は前の人が「娘役です」と答えていたら、柚香さんは娘役になっていた事になります。

もし、柚香さんが娘役で宝塚の人生を送っていたら、柚香さん自身は勿論、宝塚の運命もかなり変わっていたと断言して良いでしょう。

ME AND MY GIRL』ではジャッキーを演じ、男役の時とはまた違った魅力を発揮していましたが、やはり柚香さんは男役の方が合います。
「前の人」が誰なのかは書いてありませんが、その方にはどれだけ感謝しても感謝しきれない程ですね。

EN-GRAPH 朝美絢

朝美さんが今まで演じた役を円グラフで分析した物を紹介しています。

この中で印象に残ったのは『夢介千両みやげ』で演じた総太郎です。
野々花ひまりさん演じるお松と結構して子供が生まれる前の時を分析しています。しかし、この頃の総太郎は女の事しか頭にありません(笑)。

  • 春駒太夫:15%
  • 梅次:15%
  • 浜次:15%
  • お糸:15%
  • お松:25%
  • お滝:15%

本当に女ったらしと言えます。実際にこういう人がいたら結構厄介ですが、朝美さんが演じたからこそ、逆に許せてしまうというか、そんな不思議な魅力があります。

Lumière 夢白あや

黄色を下地にした着物を着たポートとなっています。
洋装の時とは違う凛とした美しさに目が行きますね。

インタビュー中では伶美うららさんの名前がよく挙がります。
鬘やアクセサリーの拘り、衣装の着こなしなどは伶美さんから学び、夢白さんにとって伶美さんは原点との事。

宙組公演『神々の土地』で伶美さんは退団しましたがヒロイン級の役でした。この役を新人公演で演じたのが夢白さんです。
夢白さんにとって『神々の土地』は組配属後、初の作品です。いきなり新人公演で伶美さんの役をすると聞いた時は、これでもかという程驚いたと思います。

その後も様々な娘役の方々から学び今日に至ります。

夢白さんは娘役の理想像をこの様に語っています。

現実離れした美しさや華やかさがあり、はぁ~!とため息が出るような娘役。私自身が美術館で芸術作品に触れた時に抱くようなときめきを、お客様に感じて頂ける存在になれたらと思っています。

下級生の時から、その美貌で注目をされていましたが、雪組に異動後は益々美しくなっており、既に美術館の芸術作品の様になっていると思います。
「これ以上、美しくなってどうするの!?」という気もしないではありませんが(笑)、次期雪組トップ娘役に決まった今、より高みに行き、観る者をどんどん引き付けていくでしょう。

波瀾爆笑!?我が人生 碧海さりお

小さい頃は『はらぺこあおむし』という絵本が好きで、実際に青虫を飼いアゲハ蝶まで育てた事があります。
しかし、ある時間違えてカマキリの卵を孵化させてしまいました。碧海さんは大丈夫でしたが、お母様は発狂したとの事(笑)。

今、カマキリの卵の孵化をググってみましたが、こりゃあ発狂しますわ(笑)。何だか背中がむず痒くなってきました(笑)。
私は虫が苦手なので、カマキリに限らず虫を捕ったり飼ったりなんて、とてもじゃないですが出来ません。

初の宝塚観劇は宙組公演『炎にくちづけを』『ネオ・ヴォヤージュ』で、その作品を観てから、宝塚の男役になりたいと決意し受験をします。

中3の時、初めて受験をしましたが残念ながら不合格。その後高1になった時にまた受けましたが、その時も不合格。

意気消沈していた中、OBでサッカー選手の本田圭佑さんが母校で講演をし「諦めたらそこで終わりだ!!」という言葉を聞いて気持ちが吹っ切れ、高2の時に3回目の受験をしました。
この時、同じバレエ教室に通っていた一之瀬航季さんも一緒に受験。
しかし、一之瀬さんは合格しましたが碧海さんは不合格・・・。

その後、最後の4回目の受験で無事に合格しました。
4回目で合格した方と言うと安蘭けいさんが思い浮かびますね。

現在は星組に配属。碧海さんは滑らかなダンスが注目されますが演技にも磨きがかかっているので、今後の活躍が益々楽しみです。

Skirt! Skirt! 宙組

宙組の娘役のお稽古着が載っており、スカートを紹介しています。

この中で特に良かったのは花菱りずさんのスカートです。赤がメインですが裾の部分は紫色です。
紫色が入る事によって、大人っぽく落ち着きもある仕上がりになっていると思います。

水音志保さんの薄い水色のスカートは清涼感や上品さがあって良いですね。

娘役の皆様は、お稽古で着るスカートにも拘っているのが分かります。

絵ぇ日記

侑輝大弥さんはガチャガチャをするのが好きで、ある日、希波らいとさんからゴリランドセルの『前ならえゴリラ』を貰ったとの事。

希波さんはどの様にしてゴリランドセルと言うのを知ったのでしょうか? それが気になりますね(笑)。

侑輝さんはこの『前ならえゴリラ』を絵にしましたが、実物より格好良く凛々しくなっており、それが逆に面白さに磨きがかかっていると思います。

また、荘厳さのある「前倣え。」の文字が更に味を出しています。

私もこの様な絵を書きたい・・・。

PICK UP INTERVIEW

グレート・ギャツビー』を最後に宝塚を卒業される夏月都さんと晴音アキさんのインタビューが載っています。

夏月さんは副組長のお話が来た時は「適任ではないのでは…」ととても悩んだそうです。
しかし、頼れる良きお母さんの様な雰囲気でしっかりと月組を支えています
2005年の『JAZZYな妖精たち』では、瀬奈じゅんさんが演じたパトリックという役の子供時代を演じていました。正直その頃は夏月さんが後に副組長になるとは全く予想していませんでした。

同期で組長の光月るうさんと共に、もっと月組を支えていくと思ったので、退団は本当に残念でなりません。

晴音さんは歌・演技・ダンスの3拍子揃った実力のある娘役です。
しかし、芝居に対しては苦手意識があり、それを乗り越える為に色々な方から学び、自身の考え方などを見つめ直したとの事。

実力派の娘役がまた1人去ってしまうのは本当に惜しいです。

The Road to 900th Issue

宝塚GRAPHが創刊500号を迎えた1989年をピックアップしています。

この年に表紙になったのは大浦みずきさん、こだま愛さん、剣幸さん、紫苑ゆうさん、麻路さきさん、杜けあきさん、日向薫さん、一路真輝さん、朝香じゅんさん、涼風真世さんです。

読者からの質問に答えるコーナーは珍しくありませんが、この時は直筆で答えています。
直筆だとその人がどういう字を書くのか? また、どんな答え方をするのか興味が出ますよね。

4月号では当時一路真輝さんが直筆で答えています。
その中に『もし、「光GENJIに入りませんか?」と言われたらどうしますか?』という問いがあります。
一路さんは「ローラースケートがすごおく怖いのでぜったいに無理だと思いまーす」と答えています。「すごおく」と「思いまーす」の部分にひょうきんな部分を感じました。

また、それだけでなく、当時はファンとスターが電話でお話が出来る企画がありました。
この企画、今やっても面白いのではないでしょうか? でも電話線がパンクするかもしれませんね(笑)。

杜けあきさんのモノクローム・シアターは格好良いです。カラー写真は勿論良いのですが、モノクロでしか表現出来ない格好良さや美しさもありますよね。

来月号の表紙は暁千星さんと舞空瞳さんです。
星組に異動したさん。組替えは緊張したようですが馴染んでいる様で良かったです。
今度の大劇場作品『ディミトリ~曙光に散る、紫の花~』『JAGUAR BEAT』が早く観たくなります。

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ABOUT ME
霜柱
神奈川県在住の30代。ハードロック/ヘヴィメタル(特にメロハー・メロスピ・メロパワ・シンフォニック)と宝塚(全組観劇派)が好きです。 ツイッターも行っており、気儘に呟いています。