皆様こんにちは、霜柱です。
泉鏡花の『草迷宮』(岩波文庫)を読みました。

今回はこの本を読んだ感想を書いていこうと思います。
感想
ちょっと読みづらさが・・・
この小説は昔風の日本語で書かれており、方便も混ざり、普段使わない様な単語も使用されています。
ですので、そういうのに慣れていない人だと、読みづらさを感じるかもしれません。また、理解するのにも苦労する可能性があります。
言わずもがな、私も読むのに苦労しましたし、ちゃんと理解はしていません(笑)。
しかし、殆どの漢字にはルビが振ってある(私が読んだ本には)ので、「この漢字読めないよ~」というのはほぼ無かったです。多分(笑)。
面白さは何となく伝わった
そんなあやふやな状態で読みましたが、面白さは伝わってきました。何となくですが(笑)。
最後の方に登場する秋谷悪左衛門は厳かでありながらも、どこか優しい雰囲気がある悪魔でしたので、結構印象に残りました。
また、序盤に登場する茶店の婆さんも良い味を出していたと思います。ただ、その場面はちょっと間延びがしないでもない様な・・・。
落語にしてみてほしい
これも何となく思った事ですが、『草迷宮』は落語にしたら面白そうな気がするのです。ホラー要素もややあるので、桂歌丸さんが合いそうだと思います。とは言っても、歌丸さんはもういませんが・・・。
どなたか、落語家でこの作品を落語にしてくれる方はいないですかね?
まとめ
文章が今風ではなく昔風です。なので鳴れてない人だと読みにくく感じるかもしれません。
ですが、何となく雰囲気に触れるだけでも良いと思います。どこか印象に残る場面があるかもしれないですし、ハマる人にはハマるかもしれません。
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