皆様こんにちは、霜柱です。

稲垣太郎さんの『フリーペーパーの衝撃』(集英社新書)を読みました。

今回はこの本を読んだ感想を書いていこうと思います。

感想

2000年代はフリーペーパーの勢いが確かに強かった

本書が刊行されたのは2008年ですが、確かにその辺りの時期って色々なフリーペーパーがあった気がします。電車の中とか街中でも読んでいる人はいました。

私も『Hot Pepper』とかを読んだ事があります。色々な飲食店が載っており、それだけでなくクーポンも沢山付いていたと思います。見ているだけで楽しい気持ちになりました。

なので本書を読みながら、懐かしきあの頃を振り返った感じです(笑)。

有名なフリーペーパーが取り上げられているが・・・

フリーペーパーって広告収入だけで成り立っているんですよね。これってよく考えると凄い事だと思います。読む人からお金を取らずに成り立たせるのですから。

本書に登場するフリーペーパーを一部挙げると『Hot Pepper』『R25』『metro min.』『TOKYO HEADLINE』『ぱど』『シティリビング』『ahead』『escala』『東京パノラマ』『j-nude』『早稲田文学』などなど・・・。

こういったのを読んだ事がある方も多いのではないでしょうか?
色々ありますが、やはり『Hot Pepper』の強さは他と違っていた気がします。

でも、それは主に2000年代の話です。

2026年現在、上記のフリーペーパーの中でどれが今も生き残っているでしょうか?大部分は休刊したかネットに移行したか、という状態だと思います。

スマホで見られる様になったのが大きい理由なのかもしれません。

昔は駅構内のラックにフリーペーパーがよく置いてありましたが、今ではほぼ見かけないです。

「フリーペーパーはむしろ増え続ける。サイトを選んでもらう入口としての需要はこれからますます高まる」と本書で予想した人がいましたが、あぁ・・・。

時代の流れとはいえ、少しばかり寂しく感じます・・・。
本書はフリーペーパーの凄さを語っているので、尚更その様に感じてしまうのです。

海外は?

海外では当時、欧米や韓国は日本と同じか、それ以上の盛り上がりがありました。

スウェーデンの『metro』、ノルウェーの『20 minuten』、アメリカの『Express』『Examiner』、韓国の『スポーツ韓国』などなど。

それだけでなく、これらの国々は日本と違って無料日刊紙も盛んでした。日本では根付きませんでしたが・・・。

ただ、2026年現在はどうなっているんでしょうね?
欧米や韓国もフリーペーパーの勢いは昔ほどは無い感じでしょうか?

簡単なまとめ

今、本書を読むと当時はフリーペーパーの勢いが本当に凄かったんだな、というのが分かります。『フリーペーパーの衝撃』というタイトルは決して大袈裟ではありません。

ただ、活気を帯びていた当時を少しは見ている私としては、今のフリーペーパーの状況を寂しくも感じてしまいます。

とは言っても、当時フリーペーパーに関わっていた方々がそれに対して、どれ程の思いや熱意を持っていたか、というのを本書で確認出来ました。

2005年にフリーペーパー作りに挑戦した、早稲田大学高等学院の当時の生徒達の話も面白かったです。

フリーペーパーがどういう物なのか? どういう思いで作っているのか? などを知りたい方は本書を読んでみてはいかがでしょうか?

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ABOUT ME
霜柱
ハードロック/ヘヴィメタル(特にメロハー・メロスピ・メロパワ・シンフォニック)を聴いたり、宝塚(全組観劇派)を観たり、スイーツ(特にパフェ)を食べる事が好き。これらを主に気儘なペースで記事にしています。 Xやインスタも気儘に投稿中。