星組公演『恋する天動説-The Wand’rin’ Stars-』役ごとの感想

皆様こんにちは、霜柱です。
私はこの間、星組公演『恋する天動説-The Wand’rin’ Stars-』の感想を書きました。
今回は、その作品の役ごとの感想を書いていこうと思います。
役ごとの感想
アレックス・ニュートン=ジョン:暁千星
労働者階級の若者グループ「モッズ」のリーダー格の役。
ある出来事をキッカケに夢を失い、冷めてすれた青年を等身大に表現していました。
気怠そうな表情な喋り方が印象的だったと言えます。
下級生の頃からそうでしたが、歌、ダンス、演技、どれも安定感がありました。
本作は大劇場トップお披露目公演ですが、しっかりとトップとしての風格が出ていたと感じました。
今後の星組がどの様になるかが楽しみです。
シンシア・ブラックウェル:詩ちづる
ホテルグループ社長のドロシーの孫娘の役。
登場した瞬間、その可愛らしいお姿に目が行きました。それだけでなく、歌、ダンス、演技も文句無し。
ですので、今回演じたシンシアと言う、ややおきゃんな女性を魅力的に表現出来ていた、と断言して良いでしょう。
個人的には、乙華菜乃さん演じるキアラ、碧羽陽さん演じるケイト、茉莉那ふみさん演じるエリカとの4人で一緒に歌う場面が可愛らしかったです。
あと、横になって駄々をこねる様な場面もインパクトがありましたね。客席から笑いが出ましたよ。
そういえば、詩さんってアイドル的な可愛らしさもある、と観ながら感じました。
レスリー・ヤング:瑠風輝
労働者階級の若者グループ「ロッカーズ」のリーダー格の役。
バイクに乗りながら登場するお姿は本当に格好良くて、かなり絵になっていたのです。
リーゼントと革ジャンの格好も非常に似合っており見栄えがあったと言って良いでしょう。
それだけでなく、瑠風さんも3拍子揃った実力派です。
宙組にいた時から役者魂が高かったですが、星組に来てから更に高まったと感じました。とにかく上手い!のです。
貫禄があって堂々とした立ち姿から目をそらす事が出来ませんでした。
「星組との相性はどうだろう?」と観る前は思っていましたが、充分に星組に馴染んでいます。舞台を引き締める役割を果たしており、今の星組で途轍もなく重要な存在になっている、と断言して良いでしょう。
ドロシー・ブラックウェル:万里柚美
ホテルグループ社長でシンシアの祖母の役。
高級ホテルを経営している社長という落ち着いた風格や上品さが、立ち居振る舞いや話し方にしっかりと出ていたと感じました。
賑やかな舞台の中に、凛とした可憐さを咲かせてくれた、と言って良いでしょう。
この様な役は万里さんに本当にピッタリですね。
クラーク・ミラー:美稀千種
医師の役。
後半の方で特に舞台を締めていたと思いました。一言一言に説得力があり、いぶし銀の様な声は温かみや渋さを見事に表現していたと思います。
特段目立つキャラクターではなかったですが、それが却ってクラーク・ミラーという存在を際立たせたと言って良いでしょう。
ゴードン:輝咲玲央
シンシアの叔父でホテル専務の役。
もうとにかく面白かった!
笑いを沢山取っていましたし、ソロの歌まで聴けたのですから、かなり嬉しい気持ちになりました。地に足のついた朗々とした歌声は聴いていて心地良かったです。
ただ、役柄的にはホテルの社長の座を乗っ取ろうとする良からぬキャラですが、自分の作戦に抜けがあったり詰めが甘い等の事が起きます。なので、悪役ではなくコミカルなキャラになっていたと言えるでしょう。
重要な役柄ですが、それをしっかりと演じただけでなく、観る者をとても楽しませてくれました。
本当に名優と言っても過言ではないと思います。
エース:ひろ香祐
アレックスのかつての仲間で先輩、現在は仕立て屋の役。
アレックスと再会した際にはっちゃけたり、タバコは持ってきても火を忘れるというおっちょこちょいな部分が愛らしかったです。
存在感のあった役と言えますね。
ピート・ダグラス:朝水りょう
王立天文台所長の役。
後半の方で見せ場がある役でした。
淡々と落ち着いている話し方が特徴のキャラですが、胸の中には静かだけれど熱い炎がある様な役柄に思えました。
アレックスの夢にもう1度火をつけた重要な役だった、と言って良いでしょう。
凄い目立つ役ではなかったですが、舞台をしっかりと締めてもいました。
思っていたよりも出番や台詞があったのも良かったです。
ティモシー:碧海さりお
シンシアの兄の役。
明るくて軽い感じの性格です。アレックスとは全然違う雰囲気と言って良いでしょう。
その性格の為か、妹のシンシアからは「バカ兄貴」と言われたりします(笑)。
でも、愛らしくて憎めないキャラです。
碧海さんも笑いを多く取っており、観客の心をしっかりと掴んだと言えるでしょう。
ロビン:天飛華音
アレックスの弟分の役。
ヤンチャで軽そうな今どき(1960年代という設定だが)の若者という雰囲気や言動を、リアルに表現していたと感じました。
「こういう若者いそうだよね」と思わせる若者だったと言えます。
ロレイン:天愛るりあ
ゴードンの妻の役。
少しばかり大仰な言動にコミカルさがあって印象に残りました。
輝咲さん演じるゴードンとは似たもの夫婦という感じで面白かったです。
レイチェル:瑠璃花夏
ドロシーの秘書の役。
しっかりとした頼りになる秘書という雰囲気が出ていました。
ですが、抜け目が無いキャラでもあるというのも特徴的だと思います。
安定した演技や隙の無いお姿が良かったです。
バート:稀惺かずと
アレックスの弟分の役。
天飛さん演じるロビンと良いコンビになっていました。
稀惺さんのバートの方が少し落ちついている感じだったかな?
それにしても、稀惺さんってただそこにいるだけで目を引きますね。キラキラしたオーラが他の方より強い気がします。
アレックス・ニュートン:大希颯
ブライトンFCのファンの役。
色々な事に巻き込まれる役だった気がします。ですが、悲観的になり過ぎない性格になってたのが良かったと思います。もし悲観的になり過ぎていたら、この作品からは悪い意味で浮いてしまっていたかもしれません。
現実でもこういう人はいると思いますが、だからこそ等身大且つ印象的に演じるのは難しかったのではないか?と予想します。
しかし、大希さんは肩肘張らずに自然に演じており、且つ所々で印象的だったのが素晴らしかったと言って良いでしょう。
ところで、以前から思っていたのですが大希さんって、汐美真帆さんを彷彿とさせる気がします。いかがでしょうか?
キアラ:乙華菜乃
シンシアの妹の役。
可愛らしいけれど、気が強い部分もある感じの役でした。
しっかりとした芯のある声が良かったです。
役への没入感が増したと思う
星組のトップコンビが暁さんと詩さんになり、宙組から瑠風さんが異動してきた事により、星組生の役への没入感が以前と比べると更に増した様に思えました。
全員、元気一杯で勢いがありつつも、感情表現の機微を丁寧に表現していると感じたのです。
個人的には瑠風さんの存在が大きい気がします。
瑠風さんはどの様な役もこなすだけでなく、細部を丁寧に演じているので、それが星組生に波及したのではないかな、と思うのです。
なので、今後の星組の舞台がどの様になっていくのかが楽しみで仕方がありません。
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