皆様こんにちは、霜柱です。
赤坂英一さんの『野球エリート 野球選手の人生は13歳で決まる』(講談社+α新書)を読みました。

今回はこの本を読んだ感想を書いていこうと思います。
感想
プロへの道は本当に険しい・・・
本書には以下の方々が載っています。
- 根尾昂
- 石川昂弥
- 稲生賢二
- 高松屋翔音
- 前田聖矢
- 鈴木駿輔
- 古澤勝吾
- オコエ瑠偉
彼らは皆、小学生/中学生の時から台頭していました。元々の素質や才能はあるのだと思いますが、それに慢心せずに努力をし続ける事が何よりも重要です。
それを子供の時からするなんて・・・、本当に凄いと言えます。私には出来ません。
ただ、どんなに精一杯力を尽くしても、プロになれるのは本当に一握り。
上記に記載した方々でプロになっていない方はいます。
それ程厳しいという事でしょう。
ペアレントクラシーがある気がする・・・
本書で紹介されている方々は才能があるだけでなく、更に上手くなる為の努力をしています。
ただ、私見ですが、それが出来るには両親の力が不可欠だなとしみじみ感じました。特に金銭的な面で。
どんなに才能があったり努力が出来る性格であっても、基盤がちゃんとしてないと、ハッキリ言うなら親が高い経済力を持っていないと、スタート地点にも立てないな、と感じたのです。
本書に登場している方々の家族は皆、裕福な印象を受けました。誰1人として、その日食っていくのも大変だという方はいません。
車を使って子供を送り迎えしたり、クラブに子供を入れたりしていますが、お金が無い人はまず車を持てないですし、子供をクラブに入れる事も出来ないでしょう。
読みながら、「完全にペアレントクラシーがある」と痛感しました。
これは残念ながら非常な現実です・・・。
因みに本書のサブタイトルは❝野球選手の人生は13歳で決まる❞ですが、13歳よりも前に決まってしまうのでは? という気がします・・・。
簡単なまとめ
先に書きますが本書を読めば優れた野球選手になれる訳ではありません。
プロ野球選手になるには小さい頃からの才能と努力が必要という事です。
ただ、それだけでなく、家が裕福かどうかというのも密接に関わってくると言えます。
とは言っても、子供は親を選べません・・・。
もし「プロ野球選手になりたい!」と思っているお子様がいるなら、本書を読ませて、現実を知ると良いかもしれません。その上で「それでもプロ野球選手になりたいか?」とじっくりと考えさせることが必要な気がします。
親は「どこまで支援や応援が出来るか?」を熟慮した方が良いでしょう。







