フランソワーズ・サガン『悲しみよこんにちは』を読んだ感想

皆様こんにちは、霜柱です。
フランスの作家、フランソワーズ・サガン(Françoise Sagan)が書いた小説『悲しみよこんにちは』(朝吹登水子・訳、新潮文庫)を読みました。

今回はこの本を読んだ感想を書いていこうと思います。
感想
結末はビックリだが・・・
アンヌ・ラルセンの最期はビックリです。事故なのか?それとも…? ただ、セシルが拒否したがるのも分かります。いくら親しい人とは言え、自分の継母になるのでは話が全く違うのですから。
セシルとアンヌ、どちらもそれぞれ言い分はあったのだと思います。
しかし、それぞれの思いがすれ違いを起こして悲劇的な結末になってしまったのかもしれません。
ただ、仮にアンヌとレエモンの結婚にセシルが賛成して、アンヌがセシルの継母になっても、その関係は長くは続かなかったのではないかと予想します。
何故なら、レエモンは女たらしですからね…。それにセシルも思春期特有の反発心があったりしますから・・・。
レエモンとセシルは父娘というより
本作品ではレエモンとセシルは仲良しの父娘として登場します。ただ、個人的には兄妹や従兄妹、それか友人の様な関係に感じました。
その理由はレエモンから、あまり父親という雰囲気や威厳が感じられなかったからかもしれません。あと、先に書きましたがレエモンが女たらしだからと言うのも大きな点の様な気がします。
もし、実際にレエモンの様な父親だったら、娘は反発しそうな気がしますが、どうなのでしょう? 私だったらセシルみたいに仲良く出来ないかも。
セシルとアンヌの対比がGOOD
セシルは17歳という事もあり、その時期特有の勢いや熱情がありました。喜怒哀楽をハッキリとしており、向こう見ずな性格も上手く描けていると言えます。
その為か読みながら自分の青春時代を思い出したりもしました。ただ、既に私の青春は遥か遠くに行ってしまいましたが・・・。
アンヌは確かに知的で聡明な人です。42歳というのもあると思いますが、冷静な判断に優れていると言えます。
ただ、それを鼻にかけている様な所がある気もする。「私の方が人生経験が豊富なんだから、詳しいのは私よ」みたいな。
まあ、セシルのような人を見たらそう思いたくなるのも分からないでもありません。
でも、アンヌにもセシルの様な時代はあった筈。それを経て様々な経験をして、大人になっていったのだと思います。
簡単なまとめ
正直に言うとつまらなくはありませんが、「凄い面白い!」とも感じませんでした。人間関係の模様は多少興味深い所はありましたが、全体的には普通という印象です。
昔、この作品の映画を観た事があります。
アンヌを演じたデボラ・カー、セシルを演じたジーン・セバーグ、どちらも魅力的でしたね。内容はハッキリと覚えてませんが、多分原作に忠実だった気がします。
フランス文学に興味がある方は読んでみてはいかがでしょうか?
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