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彩風咲奈と朝月希和のコンビで『プラハの春』再演希望

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皆様こんにちは、霜柱です。

私は以前、彩風咲奈さんと朝月希和さんのコンビで『プラハの春』を再演してほしいというツイートをしました。

私事ですが、初めて生で観た宝塚の作品が星組公演『プラハの春』『LUCKY STAR!』です。
その頃は勿論、宝塚の事は全く知りませんでした。しかし、劇もショーもどちらも素晴らしい作品で、この作品から私の宝塚ライフが始まります(笑)。

特に『プラハの春』は是非再演してほしいのです。ただ、正直言って暗い内容で、舞台上で何人か射殺されてしまいます。初めて観たというのもあるのかもしれませんが、とても感動した事は今でも覚えています。『プラハの春』の主題歌や「モルダウの流れ」を聴くと、一瞬であの頃に戻れます。

という訳で(←どういう訳?)、今回は彩風さんと朝月さんの雪組で『プラハの春』を上演した場合、配役の妄想(笑)などを書いていきます。

・・・因みに、後日、月城かなとさんと海乃美月さんのコンビでも『プラハの春』を再演してほしいともツイートしています。

機会がありましたら、配役予想だけでもしようと思います(笑)。
↓(追記)月組の配役予想も書きました。

『プラハの春』の内容

まず、配役の前に内容を書きます。かなり長いです。

 「プラハの春」ーそれは社会主義という名の冬に閉ざされ、全ての自由が凍りついた歴史の狭間に、短くも鮮烈に咲き誇った現代史の一頁である。
 チェコの歴史は新緑の歴史と共にあった。その中心プラハを流れる心の故郷、ブルダバ川ですらドイツ語でモルダウ川と呼ばれていたのである。第一次世界大戦後。オーストリア=ハンガリー二重帝国の崩壊と共にチェコスロバキア国が誕生したが、第二次世界大戦ではドイツに占領され、戦後にはソ連の社会主義体制が敷かれた。しかし社会主義の矛盾や非人間性が徐々に露呈し、それはやがて社会全体の停滞を招いて、1968年1月、ついにノボトニー独裁政権は退陣へと追い込まれたのであった。代わって改革派の指導者ドゥプチェクが共産党第一書記となり、チェコスロバキアは新しい社会主義への道を突き進むことになる。「人間の顔をした社会主義」を目指したドゥプチェクは、言論や集会の自由、検閲の廃止、市場経済の導入といった政策を次々と打ち出した。この民主化への動きは周辺の東欧社会主義諸国に影響を与え、各国で同様の改革を求める動きが現れた。1968年3月、ワルシャワ条約機構首脳会議が開かれ、ソ連のプレジネフ書記長を中心とする各国指導者はドゥプチェクを激しく批判した。しかしチェコスロバキアの改革は依然として推し進められ、社会全体に浸透していったのである。人々はこれを「プラハの春」と呼んだ。
 だが、国内の保守派やワルシャワ条約機構が、これを黙って見過ごすのだろうか。かつてのハンガリー動乱と同じような末路を巡るのであろうか。プラハの街は異様な興奮と緊張に包まれていた…。
 1967年3月、在プラハ日本大使館二等書記官・堀江亮介はある女性と運命的な出会いをした。その人の名はカテリーナ・グレーべ。当時、日本と国交のなかった東ドイツ(ドイツ民主主義共和国)の出身で、その信念のために国を追われた人物であった。外交官という肩書を持つ亮介と、反体制活動家と呼ばれるカテリーナ。二人は躊躇しながらも、やがて恋に落ち行くのであった…。そんな二人に東ドイツ秘密警察シタージのヘス中佐が監視の目を光らせていた。
 ある日、カテリーナの弟ハインツが国境を越えようとして射殺される。ハインツの自由を求める一念も、カテリーナの亮介に対する想いをも犯罪とみなすシタージに対し、カテリーナは憎悪と侮蔑の念を強めるのであった。その後、カテリーナから亮介への連絡が途絶えた。亮介はカレル大学言語学講師のシュテンツェルから、カテリーナが亮介の将来に傷をつけまいと思い詰めるあまり、神経質になっていたのだと聞かされる。シュテンツェルの「耐える勇気がない愛情は本物ではない」という言葉に、亮介は今すぐカテリーナに逢いたいという気持ちを抑えざるを得なかった。亮介とカテリーナ、亮介の同僚・稲村嘉弘、改革に情熱を傾けるカレル大学学生のヤン・パラフ、そしてカテリーナを追うヘス中佐……、皆それぞれに人を愛すること、愛されることの苦しみに悩み悶えていた。
 亮介は酒場で学生たちと議論を交えていた。そこにカテリーナが現われ、ひとつの重大な相談を持ちかける。音楽プログラムと共にチェコスロバキアの民主化を伝える国際放送のディスクジョッキーに打診されていると言うのだ。亮介はカテリーナの政治的立場を考えて反対するが、カテリーナが既に出演を決意していると察し、彼女の力になることを誓うのであった。やがて、その番組「ミレナとワインを」は東ドイツの若者を中心に強い支持を得て、「プラハの春」の象徴的存在までになった。しかしそれはカテリーナが保守派の狙いとなることに他ならない。亮介はそんなカテリーナの身を案じるが、外交官という立場上、彼女を守りきれないもどかしさを感じていた。人を愛することが罪なのだろうか。亮介、そして外交官の立場を捨ててまでテレザと結婚は出来ないと思い悩む稲村は、人間の心まで縛りつけようとする権力の在り方に疑問を抱かずにはいられなかった。
 ソ連を始めとするワルシャワ条約軍が、ボヘミアの森で合同軍事演習を開始した。ヘス中佐はカテリーナ暗殺に向けて動き始めた。そんな中で、カテリーナは忽然と姿を消す。
 1968年8月21日。ついにソ連軍がプラハの街に踏み込んできた。街は石畳を軋ませる戦車の音に支配され、混乱に陥った。「プラハの春」が蹂躙されたのである。亮介は歴史の証人となるべく、情報の収集と発信に死力を尽くしていた。その頃、動乱の中で仲間を射殺された学生たちはソ連への復讐テロを企てていた。亮介はそれが無意味であること、歴史の流れに身を委ねる勇気と忍耐こそが未来への希望であることを説き、学生たちを思い留まらせる。そして、今チェコスロバキアで起こっていることを世界中の人々に伝えようと奔走するのであった。一方、カテリーナはソ連軍兵士に向けて「ミレナとワインを」の地下放送を続けており、ラジオの奥からチェコスロバキアとソ連との間に横たわる誤解の哀しみを、切々と訴え続けていた…。
亮介はプラハ城内の教会でようやくカテリーナと再会する。亮介は外交官を辞する覚悟でカテリーナと共に西ドイツへ脱出する決意を固めていたが、カテリーナはその気持ちを喜びながらも、自分の信念の犠牲となってきた人々への償いのために自首すると言い切るのであった。未来に希望を託し、いつまでもカテリーナを待っていると告げる亮介。二人はステンドグラスの下、永遠の愛を誓い合う。
 学生たちはソ連軍に対し、丸腰で無言のパントマイムを行った。それを解散させようとするソ連軍と学生たちが衝突しそうになった時、カテリーナが現われる。ソ連軍に対し「友人を裏切らないでほしい」と訴えるカテリーナの声に、ソ連軍は学生たちへの攻撃を取り止めるのであった。そこにヘス中佐が突然現われ、カテリーナに向けて銃弾を放った。カテリーナは亮介の腕の中で「プラハの春」の、そして亮介とカテリーナの未来への希望を胸に抱いたまま、息を引き取った…。
 こうして「プラハの春」は終焉を迎えた。改革を強行に支持した人々は投獄され。公職を追放された。人々は未来を信じて迫害に耐え続けた…。ヤンはソ連への抗議として壮絶な焼身自殺を遂げた。ヤンの行為に対する共感とソ連の横暴に対する怒りは、自然発生的なデモや追悼行動となって現われた。ヤンの名誉は1989年の共産主義崩壊と共に回復され、その名は「ヤン広場」の由来となって民族の歴史に永久に刻まれた。シュテンツェルは辞表をたたきつけて大学を去り、仙人のような暮らしを送った末に亡くなった。テレザと結婚し外務省を辞任した稲村は、祖国を捨てて幸せに暮らした。外務公務員法から外国人との婚姻に伴う欠格事由が削除されたのは、稲村がこの世を去った二ヶ月後のことであった。
 今日もプラハの街にブルダバ川の悠久な流れが途絶えることはない。亮介の胸の中でカテリーナへの愛が消えることはないように……。

ビデオ『プラハの春』解説書より引用

『プラハの春』の主な登場人物

  • 堀江亮介-在プラハ日本大使館書記官
  • カテリーナ-カレル大学ドイツ語講師、反体制運動家、シルビアの母親、シュナイダー局長の元妻
  • 稲村嘉弘-堀江亮介の同僚
  • ヤン・パラフ-カレル大学学生
  • ヘス中佐-東ドイツ秘密特務機関員
  • シュテンツェル-カレル大学言語学講師
  • ダナ夫人-シュテンツェル家の家政婦
  • ミロスラフ-カレル大学学生
  • ヤロミール-カレル大学学生
  • ハインツ-カテリーナの弟
  • シルビア-カテリーナの娘
  • テレザ-稲村嘉弘の恋人
  • ペリカン総裁-プラハ国営放送総裁
  • シュナイダー局長-カテリーナの元夫、シュタージ高官
  • モニカ-カレル大学学生、ヤン・パラフの恋人
  • ズザナ-カレル大学学生

『プラハの春』の配役予想(というより妄想)

2002年に星組で上演された際の配役と併せて記載します。

ただ、配役予想の際、下記2つの条件を設けます。

  • 専科生の出演は無し
  • 2021年5月28日時点で在籍している雪組生で出演
役名2002年星組・配役雪組・配役予想
堀江亮介香寿たつき彩風咲奈
カテリーナ渚あき朝月希和
稲村嘉弘彩輝直朝美絢
ヤン・パラフ安蘭けい縣千
ヘス中佐夢輝のあ綾凰華
シュテンツェル英真なおき奏乃はると
ダナ夫人万里柚美千風カレン
レポーター毬丘智美沙月愛奈
中沢大使にしき愛透真かずき
大使夫人しのぶ紫杏野このみ
ポジェナ朝峰ひかり愛すみれ
ペリカン総裁高央りお真那春人
シュナイダー局長麻園みき久城あす
ヤロスラフ紫蘭ますみ桜路薫
テレザ秋園美緒夢白あや
石崎参事官美稀千種天月翼
ハインツ鳴海じゅん橘幸
ミロスラフ朝澄けい彩海せら
タチアナ百花沙里野々花ひまり
ヤロミール真飛聖眞ノ宮るい
シモノヴァ夫人彩愛ひかる白峰ゆり
モニカ叶千佳彩みちる
公安局長嶺恵斗諏訪さき
土屋書記官青空弥ひろ叶ゆうり
ズザナ琴まりえ星南のぞみ
シルビア千琴ひめか音彩唯

大体、上記の様な感じになりました。私の配役予想に関して、色々意見があるかもしれませんが、あくまで私個人の予想(妄想)なので、気軽にお読み頂ければと思います。

私事ですが家にある『プラハの春』『LUCKY STAR!』のビデオは映像・音声の両方にノイズが出ているので、是非この機会に(笑)、Blu-rayで再販してほしいです。

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ABOUT ME
霜柱
神奈川県在住の30代。ハードロック/ヘヴィメタル(特にメロハー・メロスピ・メロパワ・シンフォニック)と宝塚(全組観劇派)が好きです。 ツイッターも行っており、気儘に呟いています。