皆様こんにちは、霜柱です。
花組公演『TOP HAT』と『冬霞の巴里』が6/30にBlu-rayで、発売されるニュースが出ました。
私はどちらも観劇する事は叶わなかったので、この様にBlu-ray化されるのは嬉しいです。
ただ、嬉しいと同時に「どうしてだろう?」と思った事があります。
それは『冬霞の巴里』もBlu-ray化されるという事です。
今回はその事についての私見を書いていきたいと思います。
『冬霞の巴里』のBlu-rayが出るのは確かに嬉しいことだが・・・
Blu-rayが出るのはファンにとってはとても喜ばしい事です。
しかし、DVDやBlu-rayとして発売されるのは2番手までの筈。
確かに3番手であってもDVDやBlu-rayが発売された事はあります。しかし、それはその作品の上演が終わってから数年後の販売で年月が経ってからでした。ですので、今回の様に舞台での上演が終わって、すぐに販売の告知をしたという訳ではありませんでした。
しかし『冬霞の巴里』は発売されますが、永久輝さんは2番手ではありません。
なのに何故発売されるのか?
嬉しい気持ちと同時に、疑問が湧いてきました。
『冬霞の巴里』のBlu-ray化の理由を3つ推測してみた
Blu-ray化の理由を私なりに考えてみました。そうしたら3つの推測が浮かび上がりました。
それを書いてみたいと思います。
※あくまで私の推測・仮説です。ちょっと妄想も入っているかも(笑)。
①永久輝せあを2番手にする予定
今度の大劇場作品『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜』『Fashionable Empire』から、永久輝さんを2番手に起用すると劇団側が考えているという事。
Blu-rayが出る理由はこれが1番高そうな気がします。しかしあからさまに永久輝さんを2番手にする事はないでしょう。
『巡礼の年』のポスターを見ても、永久輝さんの方が微妙に遠いです。
『The Fascination!』の時の様に、階段降りは永久輝さん→水美舞斗さんの順番のままでしょう。
但し、水美さんは『Fashionable Empire』でも2番手羽根を背負えない状態。
もし、再びこんな事が起きたら、水美さんのファンは憤慨しかねないと思います。
しかし、そうなりそうな気がしないでもない・・・。
もしくは、水美さんは2番手羽根を背負うが、永久輝さんもそれと同じくらいの大きい羽根を背負うというパターン。
過去に大空祐飛さん、音月桂さん、明日海りおさん、真風涼帆さんは3番手であっても、2番手と同じくらいの大きい羽根を背負っていました。
でも、どちらにしても水美さんのファンにとっては不安な事に変わりはありませんね。
ちょっと話がそれてしまいすみません。
表向きは水美さんが2番手(2番目?)だが、裏ではもう永久輝さんを2番手にしようと動いているのではないか?
私はそう妄想してしまいます(笑)。
②永久輝せあのスポンサー、VISAからBlu-ray化を求められた
書いといて何ですが、これはないと思います。
確かにVISAは宝塚に数多いるスポンサーの中でも大御所です。
劇団側としては、VISAといざこざや揉め事は起こしたくないでしょう。
しかし、VISAの様な大御所が(いえ、むしろ大御所だからこそ、と言った方が良いかもしれません)、劇団側にいちいちあ~だこ~だ言ってくるとは思えません。
そんな事したら、スポンサー次第で作品の内容やパッケージ化の有無などが左右されて、滅茶苦茶になってしまいます。
それに「あのスポンサーは宝塚を滅茶苦茶にした!」なんて話は聞いた事がありません。
(もしかしたら、あってもニュースとして流れていない可能性もありますが・・・)
ですので、この②の理由はほぼ無いと言って良いでしょう。
③今後、3番手でもBlu-ray化する事が決まった
これが1番、胸を撫で下ろす事が出来る理由ですね。
私もそうですが、「3番手でもBlu-ray/DVDにして発売してほしい」と思っている宝塚ファンは多いでしょう。
劇団側にはその声が沢山届いており、遂に「3番手でもBlu-rayにして発売してほしいという声がとても多いから、今後は3番手でもBlu-rayにして発売しよう! まずは『冬霞の巴里』を発売だ」と決定した。
本当にこの理由だったら朗報ですが、私としてはこれも可能性が低いと思います。
私は業界の者ではないので、詳しい事は分かりませんが、舞台で撮った物をBlu-ray化するまで色々な工程(映像の編集、音の調整、ジャケット制作、Blu-rayプレスなど)が必要です。
Blu-rayとして出すからにはそれなりの売り上げがないといけません。「出したけど売れませんでした」では駄目でしょう。
宝塚に限りませんが、エンターテインメントの世界はボランティアではありません。しっかりと売り上げを出さないと、今後の活動にも響きますし、ましてや今はコロナの蔓延でエンターテインメントの世界は大打撃を受けています。
我々、消費者はCD/DVD/Blu-rayなどをお店やネットで簡単に買う事が出来、時には「CD/DVD/Blu-rayが高い」と口にしたりします。しかし、私達が買える状態になるまで、数多のスタッフが血と汗を流しているのです(←これは決して大袈裟ではありません)。
決して高い金額ではないのです。
この事実を忘れてはいけません。
・・・何だか、また話がそれてしまいました。すみません。
とにかく、「3番手でもBlu-ray化」というのも違う気がします。
ただ、今後3番手のスターが上演を控えている作品。
暁千星さん主演の『ブエノスアイレスの風』、桜木みなとさん主演の『カルト・ワイン』、和希そらさん主演の『心中・恋の大和路』などもBlu-ray化すれば、この3番目の理由が濃くなるでしょう。
昔はトップや2番手までいかなくてもビデオが発売されていた
1990年代から2000年代前半は、3番手以降の人でも主演作品はビデオ化されていました。
例えば、下記の作品(敬称略、肩書は当時のもの)がそうです。
- 『から騒ぎ』主演:初風緑(月組3番手スター)
- 『イーハトーヴ 夢』主演:夢輝のあ(星組4番手スター?)
- 『FREEDOM』主演:樹里咲穂(専科スター)
- 『Endless Love -永遠の愛-』主演:伊織直加(花組3番手スター)
- 『心中・恋の大和路』主演:汐風幸(雪組3番手スター)
- 『聖者の横顔』主演:彩輝直(星組3番手スター)
- 『ロミオとジュリエット’99』主演:水夏希(花組5番手スター?)
- 『シンデレラ・ロック』主演:大和悠河(月組5番手スター)
- 『マノン』主演:瀬奈じゅん(花組4番手スター?)
- 『血と砂』主演:汐美真帆(月組4番手スター)&大空祐飛(月組5番手スター)
- 『ICARUS』主演:安蘭けい(雪組4番手スター)
- 『エイジ・オブ・イノセンス -美徳の微笑-』主演:椿火呂花(宙組4番手スター)
- 『ヴィンターガルテン -春を待ち侘ぶ冬の庭園-』主演:朝澄けい(星組4番手スター)&真飛聖(星組5番手スター)
- 『NAKED CITY』主演:彩吹真央(花組3番手スター)
- 『SAY IT AGAIN』主演:成瀬こうき(雪組5番手スター)&朝海ひかる(雪組6番手スター)
ざっと調べた所、こんな感じでした。中には3番手になってなくてもビデオで発売されているのもあります。それどころか、水夏希さんと大和悠河さんは当時まだ新人でした。それなのにビデオで出ている、凄いですね。
当時は今の様にネットが発達しておらず、まだCDやビデオなどが売れていた時代だから発売出来たとも言えます。
宝塚のCD/DVD/Blu-rayの年間の売り上げがどうなっているのか分かりませんが、出来たら3番手まではやはりBlu-rayでリリースしてほしいですね。
今後の花組の体制がどうなるか気になりますが、とりあえず今は『冬霞の巴里』がBlu-rayとして出る事を喜びましょう。
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