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渡瀬けん『左利きの人々』を読んだ感想

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皆様こんにちは、霜柱です。

渡瀬けんさんの『左利きの人々』(中経の文庫)を読みました。

今回はこの本を読んだ感想を書いていこうと思います。

感想

この世は右利きが基準になっている

今までちゃんと考えた事がありませんでしたが、この世の中のあらゆるものって本当に右利きが基準になっているんだな、と本書を読み終わった後、改めて気づきました。

左利きの方が読んだら「本当にそうなんだよ!大変なんだよ! この辛さは右利きには理解しにくいよ」と膝を打つでしょうし、右利きの方なら「これも右利き用に作られてるんだ!?」と発見があるかもしれません。

印象に残ったもの

本書には78項目が載っています。

右利きでも「あぁ、それは確かに大変だ」と思うのが習字です。これは確かに頭を悩ますと思います。決して右利きには分からないかもしれません。
急須も同じく大変ですね。試しに私もやってみましたが、左手だと本当に大変! こぼしそうになりました。そもそも持つのも一苦労です。

ボーリングのボール、ゲームのコントローラーも確かに左利きにとっては、やりにくいでしょう。

包丁、やかん、ジャンパーのファスナーは左右問わず使えそうな気がしますが、これらも実は右利き用になっているとの事。知らなかったので驚きました。

にぎり寿司が左上を向いている事が多いのは、色々意味があるのかもしれませんが、右利きの方が取りやすい様になっているのも理由らしいです。

ユーモア溢れ読みやすい

本書を読むと色々なものが右利き有利に作られていると分かります。

作者の渡瀬さんはそれらに悩みながらも、決して愚痴っぽくなったりせず、むしろユーモアがある様に書いているのが良いですね。

説明も分かりやすく、文体も平易なので読みやすいと言えます。

簡単なまとめ

先に書きましたが、とても読みやすくユーモアがある書き方なので、直ぐに読み終える事が出来ました。

左利きの人々』というタイトルですが、右利きの方が読んでもとても面白く感じると思います。
左利きの世界に少し触れてみると、新たな発見があったり、ものの見方が変わるかもしれません。

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ABOUT ME
霜柱
ハードロック/ヘヴィメタル(特にメロハー・メロスピ・メロパワ・シンフォニック)を聴いたり、宝塚(全組観劇派)を観たり、スイーツ(特にパフェ)を食べる事が好きです。これらの事を気儘なペースで記事にしています。 Xやインスタも気儘に投稿中。