皆様こんにちは、霜柱です。
天真みちるさんの『こう見えて元タカラジェンヌです 遅れてきた社会人篇』(左右社)を読みました。

今回はこの本を読んだ感想を書いていこうと思います。
感想
ノリや勢いのある豪快な文体に呵呵大笑してしまった
いやぁもう最初から最後まで笑わせて頂きました。読みながら天真さんの表情が見えたり、声が聞こえてきたりした程です。
どの章を読んでも面白すぎます。何故、こんなに面白く書けるのか聞きたい気持ちになりました。
私も天真さんの様な文才が欲しい・・・。
まぁ、それはいいとして、個人的に特に面白かったのは天真さんのスカート姿を見た壮一帆さんの反応です。
もう壮さんの笑っているお姿が目に浮かびますよ(笑)。「こういう風に言っているだろうな」と脳内映像化が容易です。
あとは、ギックリ首状態でのくしゃみのエピソードです。
私も以前、首を痛めた事がありますが、天真さんの痛みは私とは比べ物にはならない程だったでしょう。
ですが、そういう時に限ってくしゃみが出たりするんですよね。私も首を痛めたままくしゃみをした事がありますが、痛くてたまらないたまらない。
天真さんの場合は途轍もなく大変だったでしょう。七転八倒していたかもしれません。
ただ、大変失礼ですが、その状態でのくしゃみの言語化には思いっきり吹き出してしまいました。
繰り返し書きますが、どこを読んでも面白いです。「とにかく笑いたい」という方は読んでみてほしいですね。
他に印象に残った諸々
宝塚はタイトなスケジュールで動いているので、かなり大変だと言われています。時々、元タカラジェンヌに「宝塚時代と退団後どちらが大変ですか?」の様な質問をしている事がありますが、大概「宝塚時代」と答えている気がします。
しかし、天真さんは退団後の方が厳しいと答えました。これは正直意外でした。そう答えたという事は余程宝塚時代とは環境が変わり、宝塚で培った事が通用しなかった表れなのかもしれませんね。
『エリザベート TAKARAZUKA25周年スペシャル・ガラ・コンサート』に対するコメントはもうとにかく熱い! 横にいて「これがこうで!」と興奮した声で話しているのが聞こえそうになりました(笑)。
結婚相手のひろくんは、天真さんに負けず劣らず個性的な方だと感じました。
やっぱり現役のタカラジェンヌは、SNSの個人アカウントの開設が禁止となっているのですね。
まだまだ印象に残ったのはありますが、ここまでにします。
簡単なまとめ
とにかく面白かったです! 声を出して笑いそうに・・・、いえ声を出して笑ってしまいました。ですので、本書は電車の中では読まない方が良いかもしれません(笑)。
笑いに笑いを重ねている文体でしたが、実際は慣れない仕事に苦労したり、コロナウィルスの影響で生活が一気に変わったり、など落ち込む事や自分を責める事も何回もあったでしょう。
しかし、それらを包み隠さず文章にするのは、とても格好良いと私は感じましたね。
宝塚ファンが読んだら、興味深く読み通せると思います。
因みにタイトルから分かる通り天真さんは元タカラジェンヌです。
「宝塚の知識が必要なのかな?」と思うかもしれませんが、一切不要です。宝塚の事を全く知らなくても充分に楽しく耽読出来ると言って良いでしょう。
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