皆様こんにちは、霜柱です。
日本の教育学者/哲学者、西平直(にしひら ただし)さんの『シュタイナー入門』(講談社現代新書)を読みました。

今回はこの本を読んだ感想を書いていこうと思います。
感想
シュタイナーの生い立ちや経歴などの解説が載っている
本書はルドルフ・シュタイナーがどういう人物なのか? どの様な考え方を持っていたのか?
その他、生い立ちやシュタイナー教育などについて、著者の考えを述べながら解説しています。
分かりやすい内容になっており、「シュタイナーってどんな人だったんだろう?」と思っている方には最適だと思います。
シュタイナーと言うと何だか謎な存在で、人によってはオカルトっぽく感じるでしょう。
しかし、決してそんな事はありません。
何故なら「重要なのは認識と思考による、自然科学と同じ方法論的基盤に立つ科学」と言っているからです。
洗脳とは正反対の存在ですが、それでも長い間、誤解され続けてきました。
その様なシュタイナーの苦労やもどかしさも知れたのが個人的には良かったです。
印象に残った諸々
シュタイナー教育は自由を土台としていますが、そこでは教師の権威を大切にしているとの事。これだけ聞くと「えっ!?」と感じますね。でも、そうしているのには理由があるのです。
子どもたちが自由な存在になってゆくためには、一度、適切な時期に、権威に従うという「逆説的な」体験を経る必要がある。
これが理由ですが、なかなか「へーそうなのね」とは正直思いにくいでしょう。日本の教育はシュタイナー教育とは全然違うので・・・。
因みに日本でシュタイナー教育を受ける事が出来る学校は2025年11月時点で7校らしいです。
他に印象に残った事を箇条書きすると、
- シュタイナー教育は数週間同じ内容をぶっ続けで学ぶエポック授業を採用している。
- 知的認識能力を重視している。
- シュタイナー教育をする教師は創造的・精神的な負担が大きく、その分の力量が必要。
- マリー・フォン・ジーフェルスという女性との出会いがシュタイナーの運命を大きく変えて、人生を軌道に乗らせた。
- カール・グスタフ・ユングとはお互いの考えが噛み合わなかった。
ユングが登場したのは驚きました。2人共精神的なものを扱っていますが、互いに少しずつ批判をしただけで顔を直接合わせる事は無かったとの事。
あと、シュタイナーの影響を受けた人は色々いますが、フランツ・カフカもその1人です。
シュタイナーってかなりの影響を周囲に与えたんだなと改めて思いました。
簡単なまとめ
「ルドルフ・シュタイナーの本を読みたいけど何を読めば良いか分からない」という方は、まず彼自身が書いた本を読む前に、本書『シュタイナー入門』でシュタイナーがどういう人で、どんな事をしたのかなどを知ってからの方が良いと思います。
シュタイナーに興味を持つ事が出来、基礎的な知識を入れてから、彼自身の書いた本を読んだ方が、より興味深く読めるのではないでしょうか。
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