重田園江『ミシェル・フーコー 近代を裏から読む』を読んだ感想

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皆様こんにちは、霜柱です。
政治学者、重田園江(おもだ そのえ)さんの『ミシェル・フーコー 近代を裏から読む』(ちくま新書)を読みました。

今回はこの本を読んだ感想を書いていこうと思います
感想
主にフーコーの考え方や『監獄の誕生』について解説しているが・・・
正直な所、よく分からなかったというのが本音です。ただ、重田さんがフーコーの思考や『監獄の誕生』に対して並々ならぬ思いがあるのは伝わってきました。
「フーコーの思考はまっすぐ進まず、背後に陰翳と厚みがある」と本書に書いてあるので、それじゃあ、直ぐに理解出来る筈ないなとある意味安心しました(笑)。
また、フーコーは「見慣れた場所を全く見知らぬ場所へと変えてしまう」らしいので、難解に感じてしまうのも無理はないと言えるでしょう。
取り上げている具体的な内容
本書で具体的に取り上げている事を一部箇条書きします。
- 啓蒙主義
- 規律化のプロセス
- 王のポリス
- 国家理性
- GIP(監獄情報グループ)
などなどです。
これらも正直、私の頭ではよく分からなかったです。
ただ、規律と国家理性がフーコーの思考や理念において重要なものだった様な気がします。
簡単なまとめ
私はミシェル・フーコーについて全然分かりません。彼が書いた作品や、彼についての解説本も本書以外で読んだ事はありません。
ですが、恐らく本書は数あるフーコーの解説本の中でも読みやすい方なのかな、とも感じました。それでもよく分からなかったのは私の理解力が悪いのもありますが、それ程ミシェル・フーコーは一筋縄ではいかないという事でもあるのでしょう。
もし、ミシェル・フーコーに興味があるなら、まずは本書を何回も読んで、その後『監獄の誕生』を読んだら、多少は理解が出来たり興味が持てたりする・・・かは分かりません(笑)。
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