皆様こんにちは、霜柱です。

日本の作家、曽野綾子さんが書いた『老いの僥倖』(幻冬舎新書)を読みました。

今回はこの本を読んだ感想を書いていこうと思います。

感想

為になる名言ばかり

読んでいる最中も思っていましたが、読み終わった後に「本当に為になる事ばかり!」と感じました。あらゆる言葉に唸ってしまいました。なので、「私の考え方や生き方って、まだまだ浅いな」と痛感。

自分の身近でそういう事を言ってくれる人がいないから、というのもあるかもしれません。私自身がそうなれば良いのかもしれないですが、そんな立場に立てる様な器ではありませんし、そう言えるだけの人生経験や芳醇な考え方なんて出来ていないに等しいのですから・・・。

だからこそ、私にとって曽野さんの言葉はかなり刺さるのだといえるでしょう。

若者こそ読んでほしい

老いの僥倖』というタイトルですが、決して老年者向けだけに書かれた内容ではありません。いえ、むしろ若者こそ読むべきな気がします。

私もそうでしたが若い時の時間って永遠に続きそうな気分になるんですよね。何かあっても「自分はまだ若いから」「年取っていないから」と思っていたりしました。

でも、そんな事はなく、あっという間に過ぎてしまい中年になるのです。中年になったと思ったら老年になるのでしょう。

若い時に本書を読んでも自分が老年になった姿というのは、想像がしにくく実感も湧かないと思います。でも、若い時から「老年になったらどうしようか?」と考えるのは決して無駄ではないと思います。
と言うより、老年になってから老年の事を考えても遅い気がします・・・。

本書の内容を少しでも実行すれば、老年になるのも悪くないと思えるかな?

どこの国の人もそうかもしれませんが、日本人は特に歳を取る事や老いる事に恐怖を抱いている気がします。私もその1人ですが。

でも、本書で曽野さんが書いている事を全部では無くて良いので、少しでも実行に移したら、何もしないよりかは良いとは思います。違う景色が見られるかもしれないですし、「老いる事もそんなに悪くはないかな?」と思える可能性があるかもしれません。

ただ、こういった内容の本が刊行されるという事は、それだけ今の日本の老年者はそういう域に達していない、という表れな気もします。

私の周りにいる老年者でも子供じみていて幼稚な方がいますが、正直、悪口の1つや2つ言いたくなります。でも、私だってそういう老年者になってしまう可能性は充分にあるのです。
だからこそ、常日頃そうならない為に努めないといけないと私は思います。

老年になった時に大事な事

老年に限らず全世代に言える事ですが、大事な事を箇条書きで書くと、

  • ユーモアを忘れない。
  • 固定観念を捨てる。
  • 徳を積む。
  • 内的な自己の完成を目指す。
  • 読書の習慣を持つ。

言葉にすると簡単ですが、実行するのは結構大変です。
でも、大事なのは完璧に出来る必要は無く、出来る範囲でなるべくやるという事ではないでしょうか。

印象に残った名言

色々とありすぎて困っています(笑)。沢山紹介したいですが、それは流石にマズいと思うので、個人的に特に印象に残ったのを3つ引用します。

(すぐ怒る老年に対して)それは自分の立場・見方だけに絶大な信用を置く幼児性が残っているからだ。

六十になっても、八十になっても、その年の人らしい人間のおもしろさが出せなければ、その人はただ古びていっているだけということになる。

今の老人たちは、甘やかされることに馴れて、してもらうことが当然と考えている。

今こう書いてみると老年に限った事ではありませんね。全ての世代に共通すると言えます。

これらの曽野さんの言葉についてどう感じましたか?
耳が痛く感じるかもしれませんが、決して説教臭くは無いですし、「仰る通りです」と言いたい気持ちに私はなりました。

この様な耳が痛くなる事を言ってくれる方って、後々になって非常に大事な存在だな、と思うんですよね。

簡単なまとめ

歳を取るのが怖く感じる時があります。それは自然な思いですし、身体に色々なガタが出たりして嫌な気持ちになるのも当然です。

ましてや、今の世の中は色んな事が不安定ですし、ますます不安な気持ちになります。

でも、そこで文句ばかり言っても意味は無いですし、自分を磨く事をやらなくても良い理由にもなりません。

まあ、私も愚痴りたくなる事はあるので、決して人の事は言えないですが、何歳になろうとも、どういう状況になったとしても自分の内面を磨く事を怠ってはいけない。そう感じています。

本書に書かれている事を少しでも実行する老年が増えたら、多少は日本が良くなる・・・かもしれない。

そこまでならなくても、それなりに充実した老年生活を送れるかもしれません。勿論、まずは自分で何とかするのが前提ですが。

「老年をどう過ごしたら良いか?」と思っている方は、本書がかなりのヒントになるのではないでしょうか?

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ABOUT ME
霜柱
ハードロック/ヘヴィメタル(特にメロハー・メロスピ・メロパワ・シンフォニック)を聴いたり、宝塚(全組観劇派)を観たり、スイーツ(特にパフェ)を食べる事が好き。これらを主に気儘なペースで記事にしています。 Xやインスタも気儘に投稿中。