皆様こんにちは、霜柱です。
池上季実子さんの『向き合う力』(講談社現代新書)を読みました。

今回はこの本を読んだ感想を書いていこうと思います。
感想
壮絶な人生に絶句
池上さんのファンの方々には申し訳ないのですが、私は池上さんの事は名前を知っているだけで、出演した作品を観た事はありません(多分)。「有名な日本の女優」くらいの認識でした。
たまたま、面白そうだと思って読んだのですが、池上さんの波乱万丈な人生にまず驚きました。
両親からの否定の言葉、学校でのいじめ、カナダでの事故とその後の後遺症、当時の夫からの暴力やモラハラ、嘘の熱愛報道などなど。
到底耐えきれない事がこんなにもあるなんて・・・。何故池上さんはこれ程までに苦しまなくてはいけないのか? 読みながら怖くなりました。
もし私の両親がこの様な感じだったり、更に学校でもそんな目に合っていたら、間違いなくグレていたか、引きこもり状態になっていたでしょう。
また、仮に私が女優になれたとしても、後遺症が残る程の事故に遭遇したり、嘘のスクープを書かれたら、嫌になって引退していたでしょう。
自身とちゃんと向き合う
私なんかが想像出来ない程の壮絶な思いや苦労に直面していた池上さん。
2025年現在も現役の女優として活躍されているのが本当に凄いです。
池上さんが今でも活躍出来ているのは、本のタイトルにもなっている通り、ちゃんと自分自身に起きている出来事から逃げずにしっかりと向き合ったからでしょう。
逃げてばかりの私とは大違い(笑)。
嫌な事や苦難に好き好んで向き合う人はそうそういないでしょう。しかし、目を背けてばかりいたら、それがいつかツケとして返ってくるのです。そしてその時に「あぁ、あの時逃げずにちゃんと向き合っていたら・・・」と後悔するのです。因みに私はその経験が大有り(笑)。
ですので、『向き合う力』を読み終わった時に改めて「不都合な事が起きても、目を背けずにしっかりと向き合おう」と思いました。しっかりと向き合う事は自分の人生を高めたり充実させたりする事に繋がるとも言えますし。
まぁ、言うのは簡単ですが、いざその場面が来たらやっぱり難しいんですよね。
ですので、あまり気負わずにやるのが良いのかもしれません。