皆様こんにちは、霜柱です。
私は先日、東京宝塚劇場にて花組公演『悪魔城ドラキュラ~月下の覚醒~』『愛, Love Revue!』を観劇しました。

今回はRomantic Revue『愛, Love Revue!』(作・演出:岡田敬二)の感想を書いていこうと思います。
全体的な感想
実を言うと、観る前は本作に全く期待していませんでした。何故か?
岡田先生は2023年の花組公演で『GRAND MIRAGE!』を手がけました。
ただ、この作品がね、もう何と言うか・・・。ハッキリ言ってイマイチだったのです。
詳しくは下記の記事を読んで下さい(辛口の感想なので注意)。
自分でも読み直してみたら「我ながらキツイ事を書いたな」と感じました(笑)。でも、これが私の噓偽り無い感想だったので、その点はご了承頂けたら嬉しく存じます。
なので、最初に書いた通り期待せず観ました。そうしたら・・・。
予想よりも良かったのです。全体的に古き良き時代の王道な宝塚のレビューという仕上がりになっていました。何だか懐かしい気持ちになりました。
主題歌が印象に残りやすいメロディだったのもポイントです。全然、令和っぽさを感じない曲です。
本作は本当に観て良かったと言える作品でしたね。
印象に残った場面
ここからは個人的に印象に残った場面をピックアップして、軽く書いていこうと思います。
第6場 初恋A
聖乃あすかさんと美羽愛さんが中心となっている場面です。2人共、優雅なダンスを披露しているので、観ていて心地良かったです。
この場面は聖乃さんが捌けた後、美羽さんが少しの間1人舞台上に残って、そのまま照明がフェードアウトして終わりました。何となくですが、美羽さんの方が前面に出ている感じを受けました。
第16場 Bad Power
この場面が1番印象に残っていますね。
永久輝せあさんは白地に紫の線が入ったボーダー柄のスーツで、他の男役は黒い衣装でした。
正統派の場面かと思いきや、そうではなくちょっと現代っぽい感じです。曲がノリノリになって、それに合わせてリズミカルに踊る男役達がとても格好良かったです。
やはり永久輝さんのダンスは特に目を惹きますね。少し踊っただけでビシッと決まる。出来そうで出来ないですよ。永久輝さんのダンスは完全にその場を支配する力があると、私は感じました。
第20場 熱愛のボレロB
この場面は永久輝さんと星空美咲さんのトップコンビの他に、あと4組、男役と娘役のペアが登場します。輝月ゆうまさんも出ていましたね。
全員、白い衣装で優美に踊っていたので、幻想的な雰囲気になっていたのが特徴的だと言えるでしょう。
まとめ
併演していた『悪魔城ドラキュラ~月下の覚醒~』にも同じ事を書きましたが、本作も予想を超える仕上がりになっていました。
「岡田先生の作品か、う~む・・・」と観る前は思っていましたが、本当に観て良かったです。例え、以前の作品がイマイチだったとしても、やはりちゃんと観て判断しないといけないですね。
それにしても花組は本当にダンスが凄い! 見応えがあります。
前回の花組の本公演『Jubilee(ジュビリー)』にも書きましたが、今の花組は完全に〈ダンスの花組〉そのものです。私見ですが、ダンスは5組の中で花組が群を抜いて素晴らしいと思うのです。単に技術的な事だけではなく、観る者を一瞬にして惹き込む端正さや美しさなども高いレベルで兼ね備えている。そういう風に私は感じました。
次回の本公演には星組から異動した極美慎さんも参加します。
気が早いですが、極美さんが花組にどの様な刺激や化学反応を起こしてくれるかが楽しみですね。
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