皆様こんにちは、霜柱です。
エッセイスト、平松洋子さんの『韓国むかしの味 食べる旅』(新潮社・とんぼの本)を読みました。

今回はこの本を読んだ感想を書いていこうと思います。
感想
流行りに左右されない昔ながらの料理
タイトルに❝むかしの味❞と書いてあるように、流行りの料理やインスタ映えする様な料理は一切紹介されていません。
しかし、それぞれのお店には拘りがあり、手間暇をかけて丁寧に作り上げていく過程が、優しい眼差しで書かれています。
読みながら、著者の平松さんの書き方にはきめ細やかさがある様に思えました。それだけでなく、飾らない文体でありのままを伝えようとしているのが良いですね。
あとは、何だかNHKの番組を見ている気持ちにもなりました。実際に番組を組んだら面白いのではないでしょうか?
個人的に気になった料理
本書は文章だけでなく綺麗なカラー写真も多数載っています。ですので、見ていると涎が垂れそうになりました(笑)。
頂いてみたい料理は色々ありますが挙げるとするなら、白飯定食、カルビ煮込み、豚焼き肉、にんにくチキン、小豆入り黍お焼き、柚子のお菓子、ヌタウナギ、どんぐりのムク、晋州式ピビㇺパㇷ゚などなど・・・。
あー、書いていたらお腹が空いてきました(笑)。
簡単なまとめ
どの国にも今流行りの料理や、インスタ映えを狙っている料理があるでしょう。
しかし、そんな中でも世間の流れに左右されず、伝統を受け継いで作り続けている料理もあります。
本書で紹介されている韓国料理は皆そういった系統です。
パッと見、目を引く料理ではないかもしれない。しかし、どの料理も拘りがあり、細部まで丹念に作ろうとする姿勢には尊敬の念を抱きます。
韓国や昔ながらの料理に興味がある方は読んでみてはいかがでしょうか?
リンク






