文化や芸能でジェネレーションギャップを感じたこと

皆様こんにちは、霜柱です。
突然ですが、皆様は年齢の離れた誰かと話していて「ジェネレーションギャップがあるな・・・」と感じた事はありますか?
私はあります。
子供の時や若い頃に見聞きした事って、何となく「他の世代も知っているだろう」と思って話をしてしまう事ってありませんか? でも、自分が体験や経験した事が他の世代でも当たり前だとは限らないんですよね。
頭では分かっていても、それがいざ起こると「そうか、今の若い人は知らないのか・・・」と、寂しくなる気持ちが起きたりもします。
一口にジェネレーションギャップと言っても、色々あると思いますが、ここでは文化や芸能でジェネレーションギャップを個人的に感じた事を書いていこうと思います。
個人的なジェネレーションギャップの経験について
〈ストーンズ〉とは?
まず、ストーンズという言葉を聞いて皆様は何を思い浮かべますか? 私の場合はイギリスのロックバンド、The Rolling Stonesです。The Rolling Stonesはストーンズと呼ぶ事もあります。
ある世代から上はストーンズと言われたらThe Rolling Stonesが思い浮かぶでしょう。
しかし、今はそうではないらしいです・・・。
以下、私と私より年下の人との〈ストーンズ〉についての会話を一部書きます。
私「最近はどういうアーティストを聴いているの?」
相手「私はストーンズを聴いている。」
私「そうなの!? とても良いね。皆アーティスト名だけは知っていても、案外曲を知らなかったりするからね。まぁ私も色々聴いた訳じゃないから、人の事は言えないんだけど・・・。でも、そういう風に言ってくれる人がいてとても嬉しい。」
相手「本当にそう。❝名前は知っているけど・・・❞で終わる人が結構多い。曲もちゃんと聴いてほしい。」
私「その通り。でも何で名前のわりに何故曲が知られていないんだろう? 良い曲が多いのに。」
相手「テレビにはまあまあ出てるんだけどね。」
私「えっ、テレビに出ているの? それは知らなかった。もう今は全然テレビを観なくて・・・。」
相手「ストーンズは曲が良いだけでなく、ルックスも良いのにね。」
私「本当にそう。若い時も格好良かったけど、年齢を重ねてからは渋みや味が出て、若い時はまた違う魅力があるのがストーンズの凄い所だよ。」
~ここで相手がいぶかるような表情をしました。この辺りから段々話が噛み合わなくなります~
相手「えっ・・・」
私「ところでストーンズの好きな曲は何?」
相手「○○とか△△が好きかな(注:具体的なタイトルは忘れました)。」
私「正直、その曲は知らないかな。有名な曲なの?」
相手「有名だし、ストーンズの代表曲だよ。」
私「そうだったの? それを知らなかったとは・・・。因みに私は❝Brown Sugar❞、❝When the Whip Comes Down❞、❝Out of Control❞などが好きだけど、これらの曲はどう?」
相手「聴いた事無い。どんな曲?」
私「(口ずさむ)」
相手「やっぱり聴いた事無いや。いつ頃出た曲?」
私「いつ頃だったっけ? ❝Brown Sugar❞は確か1971年、❝When the Whip Comes Down❞は1978年で・・・」
相手「えっ!? ちょっと待って!」
私「どうしたの?」
相手「ストーンズは2020年にデビューしたんだよ! 70年代に曲がある訳無いし、メンバーも生まれてないよ!」
~さあ、どんどん話が噛み合わなくなってきました(笑)~
私「何を言っているの? ストーンズがデビューしたのは1963年で、メンバーもとっくに生まれているよ。もうかれこれ60年以上続いている生ける伝説のバンドだよ」
相手「1963年? バンド? どういう事?」
私「どういう事って・・・そのままの通りだよ。」
相手「さっきも言ったけどストーンズは2020年にデビューしたアイドルグループだよ。メンバーも全員1990年代生まれだよ。」
私「・・・ねぇ、私達はストーンズについて話しているんだよね。それなのに話がどんどん噛み合わなくなっているのは何でだろう?」
相手「何でって言われても・・・」
私「(ここで勘づく!)ねぇ、ストーンズって私達は言っているけど、The Rolling Stonesの事じゃないの?」
相手「えっ、誰それ? 私が言っているのは旧ジャニーズ、現STARTO ENTERTAINMENTに所毒しているSixTONESだよ。」
私「・・・」
相手「・・・」
まあ、こんな様な会話が繰り広げられたのです。最初は自分より若い人がThe Rolling Stonesに興味があるのかと思いきや、SixTONESだったとは・・・。
私も相手も「ストーンズと言ったらこれでしょ」と思いながら話していましたが、2人が思っていたストーンズは全然違うものだった・・・。
同じ言葉でも思い浮かべるものが全然違った典型的な例かもしれません。
思ったのですが、このストーンズについての認識の違いって、案外他の人も経験した事があるのではないでしょうか?
皆様はストーンズと聞いたら、SixTONESを思い浮かべますか? The Rolling Stonesを思い浮かべますか?
余談ですが、上記に書いたThe Rolling Stonesの曲は素晴らしいので、聴いた事が無い人は是非聴いてみてほしいです。
『男はつらいよ』を知らない・・・
「♪お~れがいた~んじゃ およ~めにゃゆけ~ぬ わか~っちゃいる~んだ いもう~とよ」
映画『男はつらいよ』シリーズの同名の主題歌の歌詞です。作品によって歌詞は少し異なる様ですが。
この曲のイントロの「ジャ~ン ジャジャジャジャジャジャ~ン」を聴いただけで、すぐに『男はつらいよ』の映像が思い浮かぶ人も多い筈。
思い入れがあるからかもしれませんが、これを聴いただけで当時が思い出せます。
テレビでもよく放送されていた気がしますし、ビデオ(DVDやBlu-rayじゃありませんよ!)でもよく借りて観ていました。
ただ、主演の渥美清さんは1996年に亡くなり、1997年に『男はつらいよ』シリーズも終わってしまいました(2019年に新作は出ましたが)。
ですが、何となく『男はつらいよ』って世代を超えて知っているものだと勝手に思っていたのです。
なので、あくまで私の知り合いの若い人ですが、その人たちが皆『男はつらいよ』を観た事が無い、と言った時は正直驚きました。
世代的に観た事が無くても確かに不思議ではありませんが、中には『男はつらいよ』という映画名や主題歌、渥美清という俳優の名前も全く知らない人もいたのです。これはちょっとショックでした。
これもジェネレーションギャップでしょうか?
ですが、機会があったら観てほしい気がします。
あと、子供の時には渥美清さん演じる寅さんの生き方に憧れたりしましたが、大人になった今観ると、「自分には出来ないな…」と感じる様になりました。
寅さんって普通に働く人よりも自由な部分は確かにあると思います。でも、何事もメリットだけのものは無い。別の苦労があるでしょう。安定した収入は得られないでしょうし、色々な場所を転々としながら生きるのも難しいかもしれません。
『男はつらいよ』を観ると、どうしても寅さんの生き方や言動、人情に目が行きます。でも寅さん以外の登場人物も、しっかりとその人の人生模様が描かれているんですよね。
それが最初はなかなか気付けないかもしれませんが。
繰り返しになりますが、1度は『男はつらいよ』を観てほしいなと思います。
それかせめて、この映画の同名主題歌を聴いてみてほしいです。
ヒッチコックを知らない・・・
これはジェネレーションギャップと言うのか分かりませんが、ある日、年上の知人が「道を歩いていたら沢山の鳥が一気にブワッと突然飛んだからビックリした。襲って来るのかと思ったよ。」と言い、「鳥が襲ってくる映画があったよね」と続けました。
なので、私は「ヒッチコック監督の『鳥』ですね。あの映画は確かに怖かったです。大群の鳥をあんなに怖く描いたのが凄いです。」と言いました。
その時、年上の知人からは「そうそう、その映画だよ。見事な映画だったね」みたいな反応が来ると思っていたのです。
しかし、相手の反応は「???」と言いたそうな芳しくない反応でした。
知人の話しぶりからしてヒッチコックの『鳥』を当然知っていると思っていたので、私はそう言ったのですが、どうやら違っていたらしい…。
この会話の場には私を含めて4人いました。
私、年上の知人(以下A)、私と同じくらいの年齢の人(以下B)、私より若い人(以下C)です。
以下、この4人の会話を書いています。
先程の年上の知人との会話の続きから書きます。
私「アルフレッド・ヒッチコック監督って知っていますか?」
A「名前くらいなら…」
私「では、その監督が手掛けた『サイコ』『裏窓』『フレンジー』などは?」
A「観た事ない。というより良く知っているね。」
私は他の人にも聞いてみました。
B「私も正直知らない」
C「私も全く聞いた事がない」
私「本当? そんなマイナーな監督や作品では無い筈だけど…」
B「いつ頃活動していた人」
私「1920年代から1970年代に沢山を映画を作っていたよ。ヒッチコック監督は1980年に亡くなった。」
B「そこまで昔だと、知っているという人は限られる気がする」
~私と他の3人でヒッチコック監督に対する認識の隔たりが出ている事が判明してきました。~
私「『サイコ』のシャワーのシーンや衝撃のラストとかって、何となく知らないかな?」
A・B「何となく分かる様な分からない様な…」
私「Cさんは?」
C「全く分かりません」
私「…」
まあ、こんな様な会話が繰り広げられたのです。
正直これが私より年下が知らないというのなら、まだ分かります。でも私と同世代や上の世代が知らないというのは凄い驚きました。
私の勝手な認識なのですが、私はヒッチコック監督を「映画界のビートルズ」だと思っているのです。ビートルズって音楽を語る上で絶対に避けられないじゃないですか。ヒッチコック監督も映画を語る上で、絶対に外せない存在だと思っていたのですが、どうやら違うらしい…。
私もヒッチコック監督の作品は全部観ている訳ではないですし、リアルタイムで観ていた訳でもないです。
1980年にヒッチコック監督は亡くなっているので、知らない人がいても当然不思議ではありません。
とは言っても、ヒッチコック監督の名前や彼が手掛けた作品を全く知らないというのは寂しい気持ちになります…。
さて、先程の4人の会話ですが、完全なジェネレーションギャップとは言えないかもしれません。でも、今の若い人でヒッチコック監督を知っているのはやはり限られると予想するので書きました。
もしヒッチコック監督を知らないなら、是非ともまずは『サイコ』を観てほしいです。これは本当に素晴らしい作品です。今観ても迫力がありますし恐怖心を煽りますよ。
因みにYouTubeで『サイコ』のサウンドラックを聴けます。
まずはこの出だしの「Prelude」を聴いてほしいですね。分厚い不協和音のオーケストラが迫力ある音を奏でて、不安を一気に煽ります↓
『サイコ』で有名なのはお風呂場のシーンでしょう。
そこで襲われる時に流れるキーン!キーン!みたいな耳を貫く様な音楽が堪りません。
聴いてみてほしいですね↓
『フレンジー』のオープニングで流れる曲も良い!
これだけ聴くと、この後殺人事件が起こるなんて到底思えません。
壮大感があるメロディアスなオーケストラに心揺さぶられます↓
他にもジェネレーションギャップ的なものが・・・
先に書いた事以外でも、ジェネレーションギャップらしきものがあると思います。
一つひとつ取り上げたらキリが無いので、箇条書きで簡単に書きます。
- クレイジーキャッツを知らない。
- ネプチューンやロンドンブーツ1号2号が昔、歌手として活動していた事を知らない。
- ザ・ドリフターズに荒井注がいた事を知らない。
- ヴィジュアル系四天王を知らない。
- 「巻き戻し」を知らない。
- CCCD(コピーコントロールCD)を知らない。
まだ他にもありますが、これくらいにします。
さて、いかがでしょうか? 今の若い人にとっては「え、そうなの?」「何それ?」みたいなのがあるかもしれません。
ジェネレーションギャップが起きるのは寂しい気はしますが、生きている限り仕方が無いのでしょう。
ただ、現在は昔と比べてジェネレーションギャップが起きる頻度が早い様な気がしないでもない・・・。あぁ・・・。



