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『宝塚GRAPH 2021年7月号』感想

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皆様こんにちは、霜柱です。

愛月ひかるさんと朝月希和さんが表紙の『宝塚GRAPH 7月号』を読みました。

読んだ際に、印象に残った記事や気になった事などを、私なりの感想として書いていきます。

感想

表紙&Cover Special 愛月ひかる・朝月希和

表紙では、お2人とも青に近い水色の衣装を着ていて、とても爽やかで綺麗に写っています。
そういえば、前号で表紙だった真風涼帆さんは青色のスーツを着こなしていました(ちょっとワイルドさがある雰囲気でしたが)。

ページをめくると、黒の衣装を着た愛月さんと朝月さんが1人ずつ写っています。
朝月さんはビスチェドレスを着ており、大人っぽい雰囲気です。目線だけがかなり右を向いているので「何か見つけたのかな?」という特徴的なポートになっています。
愛月さんは、七三分けの髪型で、衣装の効果もあり、どこか異国の貴公子の様な雰囲気を出しています。

一番最後のページに写っている、緑色のワンピースを着た朝月さんは、黒のドレスを着た時とはまた違う大人っぽさが出ています。

愛月さんと朝月さんは一緒の組にいた事が無かったので、この様に一緒に写っているのが新鮮です。
「表紙撮影ルポ」で愛月さん曰く「タカラヅカスペシャルで組んで踊ることもなかったから、今日が本当に初めてで」との事。しかし、お2人とも仲睦まじそうな様子で、初めてでもお互いに信頼し合っている事が伝わりました。

M-Learning 礼真琴

PART.1では、男役として舞台に立っている時の拘りが沢山載っています。

表情筋が豊かなあまり、加減しないと崩れすぎてしまったりもするのですが、台詞が無くても、顔だけを見て感情の流れがわかってもらえるような表情をしたいなと。

表情と視線

何か残り香のような余韻を楽しんでいただきたいなと。

ハケ方

手の表情ひとつにも役の心情が多く込められているので、使い方には毎回こだわっています。(略)下から出すのと上から出すのとでも全然意味合いが変わってきますし、(略)

普段から色々な声を出せるようになりたいので、カラオケに行けていた頃は役のトーンに合わせたキーの歌をずっと歌ったりと、声帯の位置をその時々の役に合わせて維持できるように心がけています。

今は大きく動くだけではなく、溜めの力加減や動く速さ、抜き方などを色々なダンサーさんを見て学んでいます。

踊り方

とても拘りがあり、ストイックである事が分かります。何気なくさんは語っていますが、これらを行う事がどれだけ大変な事で、また、努力を要するか。もう並大抵の気持ちでは出来ないでしょう。
さん自身が自分の課題を自分で見つけ、ひたむきに取り組んでいるからこそ、あのハイレベルの舞台が成り立つのだと思いました。

PART.2では、最近家で飼い始めた柴犬「さぶろー」について語っています。
もう読んでいるだけで、さんがこの「さぶろー」をかなり可愛がっている事が伝わり、子煩悩ならぬ犬煩悩になっています(笑)。
結構マイペースな柴犬の様で、時折、さんを振り回している様です。

長いリードを着けて公演で初めてフリスビーで遊んだとき、私が投げ、さぶろーが取りに行ったまでは良かったのですが、(略)キャッチしたら「お前が来いよ」みたいな感じでその場で待つので、その度に私が取りに行く、という繰り返しで(笑)。

消防車の音に必ず遠吠えをするところ! 私が真似して「わお~~ん」と言っても「わお~~ん」と返してくれるんですよ(笑)。

さんは普段、元気一杯のイメージがありますが、この「さぶろー」もさんに負けず劣らずという感じですね(笑)。飼い主に似たのでしょうか(笑)?

サヨナラ対談 華優希x柚香光

この対談に臨む際、さんは事前にメモを記したレポート用紙を用意する程の意気込み。読んでいるとさんが柚香さんに対して尊敬や信頼している事が伺えます。しかし、それだけでなく柚香さんもさんに対して、信頼している事は勿論、何が合っても支えていくという度量の大きさがある事が、言葉の端々から伝わってきます。

もしかしたら宝塚のトップコンビという型から外れた、私達にしかない時間だったかもしれないけど、私も一度基礎に立ち返ってみると勉強になって。それにはなちゃんが変化していく様子がとても、とても嬉しかった。

他の人が「わっ!はなちゃんすごい!」って驚いているのを見るのも嬉しいし。私にとっても大切な時間だったの。

真面目な子程、謙遜ばかりが強くなってしまって、プロの舞台人としてのプライドとか、舞台に立つ喜びにだんだんモヤがかかってきちゃう。そうなってほしくなくて。

小柳先生がはなちゃんに対して「メニュー表を読んでいても涙を誘うような台詞回しが出来る人」という表現をされていたけど、はなちゃん自身が安心して演じている時ってとっても包容力がある。

このお2人での舞台がもうすぐ観れなくなります(泣)。不器用であっても全力で取り組んでいるさん。そのさんを全力で受け止める柚香さん。ここまでお互いに信頼しきっているコンビはなかなかいないと私は思います。

ラストインタビュー 瀬戸かずや

入団直後から現在までの心境を語って下さった瀬戸さん。今でこそ花組の男役として、そのスタイルの良さと男臭さを武器に、周りを魅了し続けていますが、下級生の頃は沢山苦労されています。

大劇場以外の公演に出演できない日々が続きました。入団して5年目のバウホール公演『蒼いくちづけ』でやっと通し役を頂いた時には、経験のなさから手も足も出ず・・・。

入団して7年目の『虞美人』の新人公演で劉邦(本役・壮一帆)という役を頂いたんです。でも信じられない事に「私には出来ません・・・!」と本役の壮さんに泣きついてしまって(笑)。そんな私に壮さんは「あきら(瀬戸)はまだ何もしていないのに、やるべき事を想像して積み上げて、嘆いているだけだよ。一つひとつ手に取ってやるだけじゃん!」と励まして下さり、それがガンっと心に響いたんです。

新人公演を卒業した後は、近い学年の人達(朝夏まなとさん、春風弥里さん、望海風斗さん、鳳真由さん)と切磋琢磨して、どの様に自分はするべきかと考えていたとの事。

どの公演もそうだとは思いますが、その後の研13でのバウホール公演『アイラブアインシュタイン』での主演、研16での『マスカレード・ホテル』での主演を経た事は瀬戸さんにとって、とても大きい出来事だったと思います。

瀬戸さん自身も周りのタカラジェンヌも、瀬戸さんが辞める実感がないそうです。今回の『アウグストゥス-尊厳ある者-』『Cool Beast!!』を私が観た時も、「瀬戸さん辞めてしまうのかぁ」みたいな思いは正直しませんでした。
しかし、ご卒業された後の花組の舞台を観た際に、ヒシヒシと実感してくるのかもしれません。

ZUKA LIVE 月城かなと

「シャキッとしないといけないのに、どうしても眠くなってしまうとき、れいこさまならどうされますか」という質問に対して「コーヒーかレッドブルを飲む!」と答えています。
月城さんがレッドブルを飲むのは意外です(その様なドリンクを飲む様には見えないので)。

「GRAPHの雫」では、愛猫「ちゃい」くんの写真が載っていますが、とても青い目をしています。また、雨合羽を着た後姿が、やや物悲しさを感じます(笑)。

RANDOM 綺城ひか理

眼鏡姿のポートで写っている綺城さん。
大学教授っぽい雰囲気を感じます。少し珍しい感じのポートですね。

「好きな味」はうす味。普通のジュースでも「甘すぎる」と感じてしまう程ダメらしく、料理をする時も控えめな味付けにしているとの事です。
・・・濃い味の物や甘い物ばかり食べている私は見習わないといけませんね(笑)。

「冷蔵庫に必ず入っているものは?」という問いに対して、沢山の具材を挙げています(笑)。とても大きい冷蔵庫なのでしょうか?

THE COSTUME 柚香光

髪の色から衣装まで、赤で覆われているこのコスチュームはとても野性的で、いかにも「Beast」という感じがします。見ているとこちらも熱くなってきそうです(笑)。

あまりにも目の表情や指先の動きが力強く活き活きとしているので、今にも誌面上から飛び出してきて踊ってしまうのでないかと思う程です。

「GRAPHの雫」では打って変わって、やや力が抜けた様な表情で上を向いているポートがあります(笑)。ただ、その様な表情でも魅力的に写るのが柚香さんの強みですね。

ミニインタビュー 真風涼帆

『Hotel Svizra House ホテル スヴィッツラ ハウス』に関してのミニインタビューです。
真風さんはAct1では、ほぼ出ずっぱりで大変だったとの事。その真風さんのお手伝いをしたのが泉堂成さんで、彼女がいなかったら成り立たなかったと褒めています。

新しい相手役、潤花さんの事にも触れています。

実際にお稽古が始まると、何の違和感もなくすんなり溶け込めたというか。(略)かのちゃん(潤)がその場に息づいている感覚には私も刺激を受けましたし、自然と役として一緒に生きることができたような気がします。

私は『Hotel Svizra House ホテル スヴィッツラ ハウス』のチケットが取れなかったので観劇は叶わなかったのですが、相性が良さそうでホッとしました。このお2人だとアダルトな味のある作品が出来そうですし似合うと思います。

おとめタイムズ

鳳月杏さんは『グランド・ブダペスト・ホテル』というコメディ映画に嵌まっているとの事。コメディ作品に出演する時は、この映画からヒントを貰っている様です。
という事は、『Ernest in Love』や『ピガール狂騒曲』 などの作品に出た際に参考にしたのでしょうか?

因みに『グランド・ブダペスト・ホテル』は2014年に公開されたドイツ・アメリカ合作の映画です。

綾凰華さんの「とっておき写真」は、縣千さんと一緒に『CITY HUNTER』の衣装でとった写真です。もうこの写真はさんのインパクトが強すぎます(笑)。しかも、その衣装のまま、スタジオのドアが開けられず格闘していたとは(笑)。
早く『CITY HUNTER』が観たいです。

100期の秘密あかします! ~令和の令真探偵~

今月号のゲストは希良々うみさんです。朱紫令真さんが金太郎、希良々さんが桃太郎の扮装をしています。
希良々さんも言っていますが、朱紫さんのおかっぱ頭がとても似合っています。

音楽学校の予科生の頃、希良々さんは怒られた事が殆ど無いそうです。しかし、1度予科生が着てはいけない明るい服を着ていたら、本科生で寮委員長の遥斗勇帆さんに見られてしまったとの事ですが、遥斗さんから怒られたのではなく、同期で予科の寮委員長の眞ノ宮るいさんから怒られたとの事。
遥斗さんから眞ノ宮さんを経由したのですね(笑)。そういうパターンもあるのは珍しいと思いました。

Pick Up Interview 冴月瑠那

思い出に残る公演で『愛と革命の詩(うた)-アンドレア・シェニエ-』で演じたAngel Whiteを挙げてくれたのが嬉しいです。この役はAngel Blackを演じた柚香さんと対になっている役だったので、とても印象深かったです。

『はいからさんが通る』で演じた花村政次郎は、とても貫禄があり大正時代の父親という雰囲気が出ていました。ですので、副組長としてこれから活躍されると思った矢先での退団発表はショックでした。
退団は寂しいですが、ご卒業後もお幸せな人生を歩む事を願っています。

来月号の表紙は珠城りょうさんです。
珠城さんと相手役の美園さくらさんのサヨナラ特集が主な内容になっています。

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ABOUT ME
霜柱
神奈川県在住の30代。ハードロック/ヘヴィメタル(特にメロハー・メロスピ・メロパワ・シンフォニック)と宝塚(全組観劇派)が好きです。 ツイッターも行っており、気儘に呟いています。