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星組で『モンテ・クリスト伯』を再演することについての私見

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皆様こんにちは、霜柱です。

先日、星組が全国ツアー『モンテ・クリスト伯』『Gran Cantante!!』と、バウホール公演『ベアタ・ベアトリクス』を再演する事を発表されました。

まずは、極美慎さん、バウ初主演おめでとうございます!🎉👏
また、この作品を手掛ける熊倉飛鳥先生にとってはバウホールデビュー作となります。熊倉先生も演出家デビューおめでとうございます!🎉👏

極美さんがバウ主演の発表を聞いてとても嬉しい気持ちになりました(出来たら関東にも来てほしかったですが・・・)。

そして、礼真琴さんと舞空瞳さんで『モンテ・クリスト伯』の再演も決まりました。
これも嬉しいニュースです!

この作品は2013年に宙組が大劇場で初演をしました。
凰稀かなめさんの復讐心に満ちたエドモン・ダンテス(後のモンテ・クリスト伯)が、怖くありながらも格好良かったのです。
無実の罪で牢屋に入れられている時は、髪も髭もボーボーという状態でしたが、それでも素敵でした。

さて、普段私は劇団側から新しいニュースが発表されてもブログに書く事はありません。しかし、今回の『モンテ・クリスト伯』の再演について思う事があったので書きました。

と言っても肩肘張った内容ではないと思うので、お気軽にお読み頂ければと思います。

モンテ・クリスト伯の内容

「岩窟王」のタイトルでも知られる、アレクサンドル=デュマ・ペールの名作小説をミュージカル化。身に覚えのない罪を着せられた男の復讐と、自分を罠にはめた男の妻となったかつての婚約者との愛の葛藤をロマンの香り豊かに描く。脚本・演出は石田昌也。19世紀初頭、フランスの港町マルセイユ。若き航海士エドモン・ダンテスが恋人のメルセデスと結婚式を挙げていた。船長への昇進も決まり、幸せの絶頂にあったダンテス。しかし突然、身に覚えのない容疑で逮捕され、孤島の監獄に投獄されてしまう…。ダンテスを陥れたのは、メルセデスに想いを寄せていた恋敵のフェルナンと、ダンテスの出世を妬む同僚のダングラール、そしてダンテスを取り調べた検事補のヴィルフォールだった…。
獄内でファリア神父と知り合ったダンテスは脱獄に成功、モンテ・クリスト島の財宝を手に入れ、モンテ・クリスト伯爵となり、彼を絶望のどん底におとしめた人々に復讐を開始する。本作は復讐だけでなく、ダンテスを罠にはめた男の妻となったメルセデスとの「愛の葛藤」も織り込みロマン溢れる舞台となります。

公式サイト・TAKARAZUKA SKY STAGEの解説から引用

この作品でトップコンビが演じた役の他に重要な役は、フェルナン、ダングラール、ヴィルフォール、内容に記載されてませんがベルツッチオです。
フェルナンとダングラールはエドモンを裏切り、ヴィルフォールは自身の保身の為にエドモンを孤島の監獄に送る判決を下します。うむ、確かに悪い奴らですね(笑)。
ベルツッチオはエドモンを助けた船員で良い役です。

宙組ではフェルナンを朝夏まなとさん、ダングラールを悠未ひろさん、ヴィルフォールを蓮水ゆうやさん、ベルツッチオを緒月遠麻さんが演じました。

星組は番手をあやふやな状態にするのか?

実はこの作品は番手があやふやな作品なのです。当時の宙組では一応悠未さんが2番手の様に見えますが、この作品の実質の2番手は朝夏さんと言って間違いないでしょう。

極美さんはバウに出るので『モンテ・クリスト伯』に出ないのは確定です。極美さんより学年が上の綺城ひか理さんと天華えまさんも、多分出ないでしょう(もし出るとなったら・・・話題を呼びそうですね(汗))。

瀬央ゆりあさんは間違いなく『モンテ・クリスト伯』に出演すると思いますが、気になる人が1人います。

月組から異動する暁千星さんです
さんは5/27付で星組に組替えします。『モンテ・クリスト伯』の初日は9/1なので、この作品から星組生として出演するでしょう。

そうなってくると気になるのが、誰がどの役を演じるのか?

先に書きましたが当時の宙組は番手があやふやでした。しかし朝夏さんが実質の2番手という立場。

「では誰がフェルナンを演じるのか?」という事です。

瀬央さんか? それともさんか?

当時の配役と私の配役予想

2013年宙組の配役と、私自身が予想した配役を書いてみます。

役名2013年宙組2022年星組(予想)
エドモン・ダンテス凰稀かなめ礼真琴
メルセデス実咲凜音舞空瞳
ダングラール悠未ひろ綺城ひか理
ベルツッチオ緒月遠麻瀬央ゆりあ
フェルナン朝夏まなと暁千星
ヴィルフォール蓮水ゆうや天華えま

私としては瀬央さんに2番手になってほしいですし、それだけでなく、トップになってほしいです!
しかし非常に際どい問題だと思います。
あくまで私の予想ですが、さんが瀬央さんを抜かして2番手になる様な気がします。

ただ、本格的に決まるのはこの作品の後の大劇場の作品かもしれませんね。

・・・いえ、もしかしたら『元禄バロックロック』『The Fascination!』の時の花組の様に、一応瀬央さんを2番手(目)にして、実質はさんと同等扱いの様にする可能性もあります。

さて、どうなるのか?

どうなるにしても再演は嬉しい!

配役の点で『モンテ・クリスト伯』には一抹の不安がありますが、とにかく再演される事は先に書いた様に嬉しいニュースです。

早く配役の発表を聞きたいですね。

余談ですが、私は『モンテ・クリスト伯』の原作は宙組の公演を観てから読みました。
しかし、原作と全然内容が違います。

原作者のアレクサンドル=デュマ・ペールが、もし宝塚の作品を観たら、「ワシが書いた内容と大分違うぞい! それにワシが書いたのはもっと長いぞい! それを約90分の中に収めようとするなんて無茶ぞい!」と言うかもしれませんね(笑)。

私は岩波文庫で『モンテ・クリスト伯』を読みましたが、全7冊というボリュームです。

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ABOUT ME
霜柱
神奈川県在住の30代。ハードロック/ヘヴィメタル(特にメロハー・メロスピ・メロパワ・シンフォニック)と宝塚(全組観劇派)が好きです。 ツイッターも行っており、気儘に呟いています。