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『宝塚GRAPH 2023年6月号』感想

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皆様こんにちは、霜柱です。

真風涼帆さんが表紙の『宝塚GRAPH 2023年6月号』を読みました。

読んだ際に印象に残った/気になった記事などをピックアップして、感想を書いていきたいと思います。

感想

Cover Special 真風涼帆

表紙の衣装はジャケット、シャツ、ネクタイ等、全てが白で統一されています。額縁の様な物を背景としており、まるで絵から出てきた様な神々しさがあります。

THE 貴公子って感じで眩しいですね。

紫のシャツでベッドに寝転んでいるポートは、表紙の時とは打って変わって艶やかさがありますね。
目線がカメラ目線でなく、横に流し目をしているので、良い意味でエロさを感じます。

サヨナラ対談 真風涼帆・芹香斗亜

真風さんと芹香さんは1期違いで、最初は星組で一緒でした。途中で組が別々になっていた時期がありましたが宙組で再び合流。

93期生はヤンチャな方々ばかりいたようで(笑)、舞台上のお姿からは想像出来ませんが、芹香さんは新人の時に大分真風さんからお世話になっていたとの事。
更に、真風さんは93期生の悪事を上級生から見つからない様に尽力し、それだけでなく同期の面倒も見ていたとの事です。

何だかそのお姿が目に浮かびます。とても大変だったでしょうね。私だったら絶対に纏められません(笑)。

麻央侑希さんの名前が登場したのが嬉しいです。
麻央さんは芹香さんより1期下ですが、芹香さんに負けず劣らず凄い方だったようです(笑)。しかし、これをきっかけに芹香さんもお兄さんの様になってきたとの事。

2017年に真風さんと芹香さんは再び宙組で一緒になりますが、また芹香さんが逸話を残します(笑)。

2017 FNS歌謡祭 第1夜』の振付の練習をする際、眼鏡をしてきて下級生を驚かせた事(コンタクトレンズをしてはいけないと眼医者さんから言われたそうです)。
宙組での初の作品『WEST SIDE STORY』の集合日には、首を痛めてしまいコルセットを首に巻いて登場。

確かに下級生は驚きますよね。「この人は一体どんな人物なんだ!?」となるのは当然です(笑)。

途中、組が別々になった時期があったとはいえ、お2人の信頼はとても強固なものでしょう。
真風さんは芹香さんを頼もしく思っている事が伝わりますし、芹香さんは真風さんからあらゆる事を学び吸収しようとしている事が伝わりました

そして、遂に芹香さんトップの宙組が始動。
真風さんという大きな存在がいたので、プレッシャーは半端ないと思います。しかし、真風さんから吸収した事を活かしつつ、芹香さんならではの新しい宙組を作っていってほしいです。

真風涼帆 ラストインタビュー

真風さんはスーツ姿がとても似合う男役で、とても魅力的な方ですが、下級生時代は悩んだ時期もありました。

初めて新人公演の主演をしたのは安蘭けいさんのサヨナラ公演『My dear New Orleans』で、当時研4です。
かなりのプレッシャーや緊張感を感じてしまい、その様子を見た柚希礼音さんが声をかけました。その時、真風さんは大号泣してしまったとの事。

2011年の『ノバ・ボサ・ノバ』では夢乃聖夏さんと紅ゆずるさんの3人で役替わりをしました。この公演のお稽古中の時、またもや柚希さんが心配して声をかけてくれましたが、この時も大泣きをしてしまったとの事。
今でこそ、真風さんは真風涼帆という唯一無二の個性的な存在ですが、この頃は「私の個性は無個性なこと」と思ってしまう程、自信がなかったようです。

しかし、この様な事を経験したからこそ、かなり成長する事が出来、今に至るのだと言えるでしょう。

宙組でトップスターになった時は星風まどかさん、潤花さんと組みました。
星風さんと組んだ時は、成長していく星風さんから刺激を受け真風さん自身も成長出来、心から感謝しているとの事です。
さんからも沢山の刺激をもらい、自分たちなりのトップコンビを創れたと仰っています。

5年7ヶ月という長い間、宙組のトップスターを務めた真風さん。
コロナウィルスの世界的流行もあり、思う様に公演が出来ず悔しい気持ちを味わったでしょう。

しかし、その間も宙組を頼もしく牽引してきました。
真風さんが宙組に残した物は計り知れないでしょう。

宝塚を先日ご卒業されましたが、ご卒業後も幸せで充実した人生を歩める事を心から祈っております。

サヨナラ対談 潤花・真風涼帆

やはり真風さんとさんの対談は面白いですね。
さんの「やだぁ~」「え~!?」という反応を見ると、こちらまで明るい気持ちになります。

さんと言うと、天真爛漫で太陽の様に明るい笑顔が印象に残る美しい娘役。しかしトークをするとハチャメチャな事を発言したりする(笑)、そんなイメージがあります。

そのイメージに隠れてしまう時がありますが、さんは決してそれだけではなく怜悧な方です。

真風さんはさんをこの様に評しています。

これまで色んな話をしてきたけど、その度にかの(潤)の考え方に触れたり、核心をつくような問題提起をしてくれたり。リスペクトできる部分が沢山あって、人間としても逸材だな~って(笑)。学年関係なく、核の部分で信頼できて尊敬できる相手役さんでいてくれて、本当にありがたかった。

このお言葉がさんの事を的確に表している事は否やはないでしょう。

真風さんとさんは一緒に宝塚をご卒業されましたが、また舞台とかで一緒に共演をしてほしいですね。

潤花 ラストインタビュー

2016年に雪組に配属された後、3回に渡って新人公演のヒロインを経験。2020年に宙組に異動後、宙組のトップスターに就任し、2023年に退団。

下級生の頃から華がある娘役として注目されており、スター街道を走っていました。

しかし、その裏では自身の実力が追い付かず弱気になってしまった時もあったとの事。

ですが、その時期を乗り越えたからこそ、娘役としてより輝き堂々とトップ娘役を務める事が出来たのでしょう。

トップ娘役になってからの本公演の作品数は4作。
短期でのご卒業になってしまいましたが、その分さんにとってはすこぶる濃密な宝塚人生を送ったと言えるのではないでしょうか?

もっとさんのトップ娘役のお姿を観たかった気持ちもありますが、真風さんと添い遂げ退団をしたのはさんらしいと言えるでしょう。

宝塚をご卒業されましたが、この後の人生も明るくお幸せな人生を歩む事を祈っています。

※ポートですがまず黄色のドレスがとても眩くて似合っています。黄色がここまで似合う娘役はなかなかいないのではないでしょうか?
このドレスですが左肩あたりが大きく露出しています。とても綺麗なデコルテで、そこに目が行ってしまいます

黒のドレスでは背中の上側を見せていますが、とても引き締まった美しい背中です。私もこの様な背中だったらなぁ(笑)。

サヨナラポート 紫藤りゅう

星組にいた時からスマートで品のある男役として注目されていましたが、宙組に異動してからは、より魅力的になった紫藤さん。

紫藤さんが宝塚の男役を目指したきっかけは、月組公演『パリの空よりも高く』のプロローグの黒燕尾の場面との事。

この作品はコメディ要素もある楽しい作品で私も大好きです。
プロローグの黒燕尾は確かに素敵で、特に瀬奈じゅんさんのスラっとした格好良さは見惚れますよね。

紫藤さんが演じた役で特に好きなのは、『シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-』で演じたモリアーティ大佐です。
髭を付けた端正なお姿に目が釘付けになりました。この作品の中で1番素敵だったと言っても過言ではありません(役柄的には悪ですが、笑)。

もっと宙組での紫藤さんのご活躍を観たかっただけに、ご卒業は本当に残念でなりません。
ご卒業後も幸せで素敵な人生を歩める事を祈っております。

Impression 鳳月杏

鳳月さんに限らずタカラジェンヌは、周りの小さな変化にすぐ気づきそうな気がしますが、鳳月さんはそうではない様です(笑)。
「ちゃんと意識して見ていないとあまり気づけなくて」と仰っています。

すぐに気付ける人って凄いですよね。特に外見の変化。思いっきり変えたならまだしも、ちょっとの変化を気づける人は一体周りをどの様に見ているのでしょうか?

因みに私は気づけないタイプです。鳳月さんも気づけないとの事なので、勝手に親近感を抱きました(笑)。

【鳳月杏が選ぶ月組No.1】では彩海せらさんをチャレンジャーNo.1に選んでいます。
グレート・ギャツビー』のお稽古の時、演出家の小池修一郎先生からの要求に対して物怖じせずに挑んでいたからそうです。

どの演出家もそうだと思いますが、特に小池先生は厳しい事で有名です。
彩海さんも内心は委縮してしまいそうになっていたかもしれませんが、そうならずに果敢に挑戦しているのは素晴らしいです。
すぐに委縮してしまう私は見習わないといけませんね(笑)。

Real Fashion Snap! 雪組

雪組のスター達の今の装いが載っています。

この中で特に素敵だと思ったのは縣千さんの装いです。
クリーム色の半袖のトレンチコートに、白のトップス、インディゴブルーのジーンズ。カジュアルさがありながらも、大人な雰囲気になっていると思います。

野々花ひまりさんの装いは白のワンピースというシンプルな服装ですが、そこに緑の靴とリンゴの形をした緑のバッグがある事によって、装いにアクセントが付けられていると言えるでしょう。

夢白あやさんは大きめの襟で赤のボーダー柄が入ったブラウスに、真っ赤なベストとロングスカートという装いです。
もうこの赤さが印象に残りますね

SPECIAL PORTRAIT 柚香光

自転車の車輪を使ったポートになっています。

柚香さんはカジュアルなグリーンのジャケットとパンツ、白いトップスという装いです。
車輪のタイヤの色が外側が黒、内側が黄色になっているのも特徴的です。

特別に凝った感じではなく、むしろラフな雰囲気で、柚香さんもゆったりとした感じに写っています。

格好をつけなくても柚香さんは素敵という事が分かるポートだと思います。

波瀾爆笑!?我が人生 水乃ゆり

水乃さんが初めて観た宝塚の作品は宙組中日劇場公演『外伝 ベルサイユのばら−アンドレ編−』『ダンシング・フォー・ユー』。

因みに水乃さんのお母様が宝塚ファンだった事を、水乃さんはこの時に初めて知ります。家でビデオやDVDを観たりはしていなかったのでしょうか?

この宙組の作品を観てから水乃さんは宝塚にハマり、音楽学校の受験をするためレッスンを開始します。

ただ、合格したのは3度目の受験の時です。
お父様と一緒に合格発表を見に行き大喜びしました。

宝塚の受験に関して、両親は賛成と反対、ハッキリと分かれる傾向がありますが、水乃さんのご両親はどちらも賛成してくれたので良かったですね。

それだけでなく、もし3度目の受験をしていなかったら水乃ゆりというタカラジェンヌは存在しなかった事になります。

諦めないで受験して頂いて本当に良かったです。

Pick Up Interview 寿つかさ

まさか寿さんが宝塚をご卒業される日が来るなんて・・・。
退団の発表を聞いた時は、どうしても寿さんと退団と言う言葉を結ぶ事が出来ませんでした。高翔みず希さんの様に専科にその内に異動して活躍されると思っていたので・・・。

退団を決意した理由は、下級生がとても頼もしく成長していて、未来を託すのは今かなと思ったからだそうです。

寿さんが退団するのは、「例の宙組のあの件で責任を取って辞めるのでは?」と思っているファンもいるらしいです。真実は分かりませんし、それをここで論ずる気もありません。

寿さんは2008年に宙組の組長に就任し、そこから約15年の間、宙組をしっかりと支えてくれました。

長い間宝塚でご活躍されましたが、ご卒業後もより実りのある人生を送られる事を心から祈っております。

来月号の表紙は朝美絢さん、和希そらさん、夢白あやさんです。
遂に夢白さんが宝塚GRAPHの表紙に載ります。どの様な感じになるか楽しみですね。

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ABOUT ME
霜柱
神奈川県在住の30代。ハードロック/ヘヴィメタル(特にメロハー・メロスピ・メロパワ・シンフォニック)と宝塚(全組観劇派)が好きです。 ツイッターも行っており、気儘に呟いています。