公演の感想 PR

花組公演『鴛鴦歌合戦』感想

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皆様こんにちは、霜柱です。

私は先日、東京宝塚劇場で花組公演『鴛鴦歌合戦(おしどりうたがっせん)』『GRAND MIRAGE!』を観劇して参りました。

今回はオペレッタ・ジャパネスク『鴛鴦歌合戦(おしどりうたがっせん)』(脚本・演出:小柳奈穂子)の感想を中心に書いていこうと思います。

花組公演デザート『具餡コラージュ~小菓子待つ人 作る人~』の販売

公演の感想の前に、まずは『Café de Repos』で販売している公演デザートの感想を書きます。

現在は花組公演『鴛鴦歌合戦』『GRAND MIRAGE!』に因んで、『具餡コラージュ』~小菓子待つ人 作る人~(税込¥500)というデザートが販売しています。

「具餡コラージュ」は『GRAND MIRAGE!』の事だと分かりますが、「小菓子待つ人 作る人」とは何なのか?
「日傘さす人、作る人」という台詞が『鴛鴦歌合戦』にありまして、そこから取ったのだと思われます。

使用されている具材はホイップクリーム、栗ロールケーキ、イチゴ味のお麩ショコラ、マロンプリン、あんこです。

まずは栗ロールケーキを頂きました。
生地は柔らかい食感で、クリームからは栗の味が程良くしました。

赤く丸いお菓子みたいのが1つ、これはイチゴ味のお麩ショコラとの事。
カリッとした食感で確かにイチゴの味がしました。

ホイップクリームは柔らかめの食感で甘すぎない甘さです。

マロンプリンは予想していたよりも、マロンの存在感があって美味しかったです。クセになりそうな味でした。
このマロンプリンは単体で販売しても良いと思います。

あんこはプリンの下にありますが、あんこと言うより大豆って感じでしたね。あんこの状態にはなっていなかったです。
ただ、どちらにしてもプリンのしたにそれがあるのは、なかなか見かけない配置だと思いました。

公演の感想

とにかく笑いが多い

事前にコメディ作品だとは聞いていましたが、予想よりも笑いを取る場面が多くて驚きました。絶えず笑いっぱなしでしたね。

それも笑いを取っているのは、柚香光さん、星風まどかさん、永久輝せあさん、紫門ゆりやさん、航琉ひびきさん、和海しょうさん、綺城ひか理さん、聖乃あすかさん、美羽愛さん、星空美咲さん等、沢山いたのです。

ですので、花組生はコメディエンヌの資質を持っている方が多くいると言えるでしょう。
特に星風さんと和海さんが、もうこれでもかと言う程笑いを取っていました。演じていて楽しそうに観えたのが印象に残りましたね。

最近の宝塚の作品で、ここまで笑いを取り入れた作品は無いと言って良いと思います。

コメディ系の作品が好きな方なら、是非観てほしい作品ですね。

個性的なキャラも多い

今作はなかなか個性的でクセのあるキャラが多いです。時代設定は違いますが『CITY HUNTER-盗まれたXYZ-』を彷彿とさせましたね。まぁ、流石にそこまでぶっ飛んではいませんが(笑)。

どのキャラも結構性格や言動などが確立されているので、少しの台詞や出番でも印象に残ると思われます。それは作品の力も大きいとは思いますが、それにも増して花組生の芝居力が高いという証拠でもあると断言して良いでしょう。

まともなキャラと言ったら柚香さん演じる浅井礼三郎、京三紗さん演じる蓮京院、美風舞良さん演じる天風院ぐらいだと思います。

これがもしも主人公の浅井礼三郎までぶっ飛んでいる様なキャラだったら、それはそれでまた違う面白さが出たとは思いますが、纏まりに欠けそうな気もしますので、これで良かったのでしょう。

個性的なキャラが多くても、キャラ渋滞が起きたり、内容があやふやになったりしなかったのは、演出の小柳先生の手腕は勿論、原作も良かったからだと思います(今作はマキノ雅博監督が1939年に発表した同名映画が原作ですが、私は未見です)。

原作を知らなくても楽しめる

先に書きましたが、今作はオリジナル作品ではなく、マキノ雅博監督が1939年に発表した『鴛鴦歌合戦』が原作モノです。

恥ずかしながら、私は『鴛鴦歌合戦』という映画を知りませんでしたし、それ以前に映画監督であるマキノ雅と言う方も存じません。

今、Wikipediaでマキノ監督の作品名を眺めていましたが、どれも観た事無いですし、作品名すら知りませんでした(笑)。

ですが、原作を知らなくても全くもって楽しめる作品だと断言出来ます。

とにかく笑いが多いです。宝塚の作品でここまで沢山笑えるのはそうそう無いでしょう。
そう考えると、今作は沢山ある宝塚の作品の中でも、異彩を非常に放っていると言って良いのではないでしょうか?

本当に今作は予想を超える面白さ・楽しさがありました。

私にとって『鴛鴦歌合戦』は紛うことなき傑作です!

ただ、宝塚っぽい作品かと言われると違う気がしますが、宝塚歌劇の素晴らしい所は王道の作品に固執するのではなく、新しい事にも挑戦する姿勢が大いにあるという所です。

「原作モノよりオリジナル作品を作って!」と意見も多いと思いますが、『鴛鴦歌合戦』の様に舞台化されていなかった作品を、宝塚歌劇はどんどん見つけて舞台化してほしいと私は思います。

何回も書きますが今作『鴛鴦歌合戦』は非常に笑いがあり、とても楽しい作品に仕上がっています。
難しい事は考えずに頭を空っぽにして楽しむのが1番良いかもしれませんね。

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ABOUT ME
霜柱
神奈川県在住の30代。ハードロック/ヘヴィメタル(特にメロハー・メロスピ・メロパワ・シンフォニック)と宝塚(全組観劇派)が好きです。 ツイッターも行っており、気儘に呟いています。