皆様こんにちは、霜柱です。
月城かなとさんが表紙の『歌劇 2024年7月号』を読みました。
読んだ際に印象に残った/気になった記事などをピックアップして感想を書いていこうと思います。
感想
表紙 月城かなと
クリーム色のジャケットに、白のシャツ、黒・茶色・ゴールドのネクタイという衣装です。
リッチさがありながらも上品な雰囲気がする衣装と言えるでしょう。派手さはありませんが、目を引く感じになっていると思います。
重ねた時の想いと願いと(サヨナラてい談) 月城かなと・正塚晴彦・中村一徳
月城さんがサヨナラてい談に選んだお相手は、ご自身のサヨナラ公演の演出を担当している正塚晴彦先生と中村一徳先生です。
お2人を選んだ理由はどうしてもお話をしたかったからとの事。
月城さんの初舞台は『薔薇に降る雨』『Amour それは…』ですが、『薔薇に降る雨』を演出したのが正塚先生で、新人公演の時は出演もしたそうです。そうなると思い入れがやはりありますよね。
中村先生とは『Shining Rhythm!』で初めて携わっています。
月城さんはずっとお芝居が好きと語っていますが、一時期、分からないと悩んだ時期があったとの事。でも中村先生は「悩み続ける人が成長していくんだと思うよ」と答えています。
悩みが無いのはそれはそれで良いのかもしれませんが、そうだとやはり成長はしませんよね。月城さんも色々な苦悩があったと思いますが、それを経験したからこそ、深いお芝居をする事が出来たのでしょう。
月城さんの舞台に対してお2人共、絶大な信頼を置いている事が分かったてい談でした。
因みに〈話の小箱〉には月城さんは退団作が正塚先生のお芝居と、中村先生のショーだという事を早霧せいなさんに伝えたと書いてあります。そうしたら早霧さんは「いいじゃん!」と反応。早霧さんらしい反応ですね(笑)。
早霧さんは2023年6月に引退しましたが、引退後もこの様に繋がりがあるのはファンとしても嬉しい気持ちになります。
座談会『Le Grand Escalier-ル・グラン・エスカリエ-』
今回の宙組公演はショーのみという異例の公演になるので、どの様な座談会になるんだろうと思っていました。
そうしたら、通常の座談会とは異なっていました。
参加したのは齋藤吉正先生、芹香斗亜さん、春乃さくらさん、桜木みなとさんの4人で人数は少なく、写真も掲載されていません。
内容ですが、まず例のあの件については触れていません。まぁ、あえて触れる必要は無いと思いますが、中には「一言謝罪するべきでしょ!」と感じた人もいるでしょうね。
4人でショーの内容を淡々と語っている印象を受けました。この後の雪組の座談会と比べると何とも大人しい感じです。雪組は笑いもあって和気あいあいな印象を受けたので、それと比べると、何だかよそよそしさを感じます。特に組子同士でのやりとりが無い事が、別の意味で印象的でした。
いえ、もしかすると本当は和気あいあいな雰囲気だった可能性もあります。ただ、誌面上はカットされただけで。ですが、もし和気あいあいな座談会だったら「よく何事も無くいられるね!」と文句を言う人が出るから、この様な座談会になったのかもしれません。
とは言っても、文句を言う人は何しても文句を言うからなぁ・・・。
因みに私は既に今回の宙組公演を観ました。纏まりがあっただけでなく、いつもより気合も入っている様に感じました。ですので、とてもあの件があった様には思えない雰囲気でした。
ですが、実際はどうなんでしょうね? 一ファンの私には分かりませんが、公演をする事によって何とか纏まろうとしている気はします。
今後の宙組がどうなるかが非常に注目だと思います。
座談会『ベルサイユのばら』
『ベルサイユのばら』は今回の雪組公演で50周年を迎えるとの事。1974年に初演をした際、まさか50年後も続くとは恐らく思っていなかったでしょう。
座談会では殆どの出席者が『ベルサイユのばら』に関する思いやエピソードを語っていて、とても興味深かったです。特に植田紳爾先生と汝鳥伶さんは初演から携わっているので、非常に感慨深い公演になるのではないでしょうか?
宙組の座談会を読んだ後だから、よりそう感じるのかもしれませんが、とても笑いが多くて和気あいあいな雰囲気でした。それだけでなく、組子同士でのやりとりもありましたし、非常に打ち解けている印象を受けました。
今回の『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』がどんな感じで上演されるのかが楽しみです。
月城かなとを送る言葉
月城さんに対する思いはそれぞれ語られていますが、やはり共通するのは舞台に対する情熱、繊細な歌やお芝居、そして人柄です。
いかに月城さんがスタッフや組子から信頼され、人望があったのか。それらが非常に伝わってくる内容でした。
個人的に特に印象に残った言葉を引用します。
舞台に対する並々ならぬ情熱が溢れて来るこの黒い瞳は、いずれ宝塚の舞台を制するに違いないと思った。
小池修一郎
宝塚のセンターに立つ者は「人気・人望・人徳」がワン・セット(人格)になっているのが好ましい。
石田昌也
月城かなとは「人気がある」と「人気しかない」の違いを雪組時代から肌で感じ、自身の男役像を構築して来た。
「おはようございます」たった一言の挨拶だけでその一日が清々しく感じられました。
齋藤吉正
月城かなとはこの“読解”能力が非常に優れた役者でありました。
小柳奈穂子
(略)月城の言葉に私は“読解+表現=演技力”理論に更なる確信を得たのでした。
とにかく、深いんです。男役として、役者として、人間として、懐が深い。
谷貴矢
聡明な裏に本来甘えん坊の子供の様なれいこ(月城)を見ていると、この一人の体が背負うものの大きさは計り知れず、これが“選ばれし者”なんだなと敬うばかりです。
白雪さち花
石田先生が語っている事が特に月城さんを表していると思いました。「人気がある」と「人気しかない」は同じ様な事を言っている様で、その中身が全是違う事を的確に射ていますね。
後、谷貴矢先生は「演出家の仕事してみてください」と締めていますが、是非月城さんにはそれをやってほしいですね。
勿論、演出をするのと自身が演技するのは全く別物だという事は分かっています。しかし、繊細で瑞々しい演技をする月城さんが演出をしたらどうなるのか? 観てみたい人は多いと思います。出来たら宝塚の舞台でやってほしいですね。
既に宝塚をご卒業された月城さん。
新たな世界でも更にご活躍される事を心から祈っております。
「組レポ。」
夢白あやさんのお稽古着の写真が2枚載っています。
まず1枚目ですが絢爛そうなスカートを穿いています。白黒なので色合いは分かりませんが、それでも目を引くスカートの様に見えます。このスカート、何と星奈優里さんから譲り受けた物だとの事!
星奈さんは『ベルサイユのばら2001―オスカルとアンドレ編―』でマリー・アントワネットを演じていましたが、その当時のお稽古の時に使っていた物だそうです。
それを夢白さんが譲り受けるなんて、凄い驚きです。お2人は宝塚では全く接点はありませんでしたが、それでもこの様に何かしらの繋がりがあるのは宝塚の強みと言えるでしょう。
ただ、どうして星奈さんは夢白さんに譲ろうと思ったのでしょうか?
星奈さんから夢白さんの間にマリー・アントワネットを演じた人はいるので、その理由をちょっと聞いてみたいですね。
2枚目も華やかそうなスカートです。これは朝月希和さんから譲り受けたとの事。
これもまた感慨深いですね。
退団ご挨拶
退団を発表した人は『歌劇』にその挨拶が載ります。
ただ、今回気になったのはまず5月7日付で退団した宙組の舞こころさんと陽彩風華さんです。ご挨拶を読んでみると、ごく普通の挨拶です。
しかし、宙組は去年あのような事が起き、公演中止の日が続きました。お2人共結局舞台に再び立つ事無く退団されました。
感謝の気持ちを語っていますが、それは嘘ではない思います。ただ、宝塚に入って良かったと本当に思っているのか? ひねくれた私はそう邪推してしまいます・・・。
雪組の清見ひかりさんは5月21付で退団をしています。
2023年に初舞台を踏んだばかりで、「もう辞めちゃうの!?」という気持ちがありますが、新たな場所でも幸せな人生を歩む事を祈っております。
そして本来だったら載る筈の人が載っていません。
それは誰か?
雪組の一禾あおさんです。一禾さんも清見さんと一緒に5月21日付で退団しました。
しかし、退団の挨拶は載っていない・・・。
まぁ、そりゃ載らないでしょうね。一体何を語れと言うのでしょう? 他の人と同じ様に「宝塚は愛や夢のある場所・・・」なんて言えませんよ。逆にもし言ったら明らかに言わされている感は出るでしょうし。
ただ、それでも退団の挨拶が載らないのは寂しすぎます。一禾さんは演技がとても美味い人で、『蒼穹の昴』の時は結構目を引きました。
一禾さんのお姿を宝塚で観れないのを改めて寂しく、悲しく感じます。
今、どこでどうしているかは分かりません。また、一禾さんにはもしかすると励ましの言葉は逆効果かもしれません。
ただ、それでも誠に勝手ですが、どうか今後の人生が少しでもお幸せに、希望に溢れる物になる事を祈らせて下さい。
陽月華の今月の華
陽月さんは花組公演『アルカンシェル』を映画館で観た事を書いています。
陽月さんにとって思い入れのあるトップスターは沢山いると思いますが、柚香光さんには特にその思いが強い様に感じました。
やはり柚香さんは沢山の人を虜にする力やスター性があるんだなと改めて思いました。陽月さんは「神々しさすら感じた」と書いていますが、本当にその通りです。
トップスターになった人はそれぞれ魅力的ですが、柚香さんの様な人は暫く現れないと思って良いでしょう。
それ程までに柚香さんは今までのトップスターとは違う稀有な存在だったのですから。
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