公演の感想

花組公演『Jubilee(ジュビリー)』感想

皆様こんにちは、霜柱です。

先日、私は東京宝塚劇場にて花組公演『エンジェリックライ』『Jubilee(ジュビリー)』を観劇しました。

今回はレヴュー グロリア『Jubilee(ジュビリー)』(作・演出:稲葉太地)の感想を書いていこうと思います。

正当な〈THE 宝塚〉という作品

ショーの前に行われた劇の『エンジェリックライ』が個人的には「ウ~ン・・・」という作品だったので、ショーはどうなるのかと思っていました。

ですが、いざ開演してみたら「これぞ宝塚!」と思わせる作品になっていて良かったです。奇を衒っていない王道で安心感のある構成でした。

クラシックの曲を沢山用いているので、観て楽しめるだけでなく、耳に馴染みやすくもなっているのも素晴らしかった点でしょう。

目新しさは無かったですが、新生花組に相応しい作品だったと言って良いと思います。

印象に残った場面

S2 Girl Hunt(あの子を探して)

最初に聖乃あすかさん、一之瀬航季さん、侑輝大弥さんが上手から登場して銀橋を渡ります。

3人共、白いスーツをスタイリッシュに着こなしていて、とても格好良かったです。スラっとしていて目のやり場に困りました(笑)。
特に侑輝さんは目を引きますね。男っぽいだけでなく艶っぽさがあるのです。侑輝さんに見つめられたら倒れてしまう事は間違い無し(笑)。

その後、星空美咲さん率いる娘役が登場します。
紫色のドレスを星空さんは着ていますが、大人っぽさと妖しさがあって魅力的でした。『エンジェリックライ』で演じたエレナとは全然違っているので、新たな星空さんを観れた気がしました。

S3 Secret Graden(秘密の祝祭)

永久輝せあさん率いる男役が登場します。
衣裳ですが永久輝さんは黒のスーツ、他の男役は全員赤のスーツです。

この場面ですが、

途轍もなく素晴らしかったです!

男役達の群舞がもう見事にキマっていて卒倒しそうになりましたね。

特に永久輝さんのダンスは見応えありまくりです。一挙一動に魂を込めて踊っているというのがビシビシと伝わってきました。繊細でありながらもキビキビとした踊り。こりゃあ、ちょっとやそっとの練習で出来るものではないですよ。

雪組時代から永久輝さんはダンスが上手かったですが、花組に来てから、そしてトップになってから、更に磨きがかかったと言って断言して良いでしょう。

永久輝さんのファンなら是非この場面は、目を思いっきり開けて観てほしいです。

S9 Finale A(熱情)~S11 Finale C(愛)

凪七瑠海さんが1人で大階段を降りながら登場します。
スパニッシュを思わせるような赤い衣装でした。

ソロを堪能出来たのがとても嬉しかったです。でも同時に、凪七さんが宝塚を去ってしまうんだなぁという寂しい気持ちにもなりました。

その後、永久輝さん率いる男役が登場(凪七さんも後で合流)。
オーソドックスな黒の燕尾服です。

この場面の群舞も全員一糸乱れぬ動きで、〈ダンスの花組〉を見事に体現していました。ですので、

途轍もなく素晴らしかったです(2回目、笑)!

皆様、凄かったですがやはり永久輝さんのダンスには見惚れてしまいますね。本領をこれでもかという程発揮していました。

永久輝さんと星空さんのデュエットダンスも良かったです。
シンプルなダンスだったと思いますが、その分小手先に囚われない技術が問われるでしょう。

ですが、お2人は品のある優美なダンスを披露しており、それだけでなくキラキラを放っている様に感じました。永久輝さんと星空さんのコンビは合っていない」という声がありますが、私は予想してたよりも合っていると思いましたね。

永久輝さんのファンなら是非この場面は、目を思いっきり開けて観てほしいです(2回目、笑)。

以上が『Jubilee』の感想でした。
個人的に今回の花組の本公演は劇とショーの出来栄えにかなりの差が出たと思っています。その為、言わずもがな『Jubilee』の方が「観て良かった!」という気持ちにさせてくれましたね。

新生花組がこの先どの様になっていくが楽しみです。

お読み頂き有難うございました。ブログ村に参加しています。
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

ABOUT ME
霜柱
神奈川県在住の30代。趣味はハードロック/ヘヴィメタル(特にメロハー・メロスピ・メロパワ・シンフォニック)を聴く事、宝塚(全組観劇派)を観る事、美味しい物を食べる事です。これらの事を気儘なペースで記事にしています。 Xやインスタも気儘に投稿しています。