皆様こんにちは、霜柱です。
先日、私は東京宝塚劇場にて宙組公演『宝塚110年の恋のうた』『Razzle Dazzle(ラズル ダズル)』を観劇しました。

今回はまず、宝塚歌劇百十周年紀念奉舞『宝塚110年の恋のうた』(作・演出:大野拓史)の感想を書いていこうと思います。
感想
出だしは良い
最初は琴の音色で始まり、その後雅楽のサウンドになってチョンパ!
やっぱりチョンパは気持ちをワクワクさせてくれますね。色鮮やかで雅な雰囲気を強く感じました。観客の目を一気に惹き付けたと言って良いでしょう。
『Le Grand Escalier』の和物ヴァージョンという感じ
今回の作品は過去の和物の作品の曲が出てくるとの事でしたが、確かに色々な曲が出てきました。
「星逢一夜」「この世にただひとつ」「誠の群像」「美海美島」「花吹雪 恋吹雪」などが印象に残っています。それらの曲が印象に残ったのは過去に聴いたり観たりしたからでしょう。
個人的には「花吹雪 恋吹雪」がラストに歌われたのが特に嬉しかったですね。安蘭けいさんが主演の『花吹雪 恋吹雪』で歌われていましたが、やはり良い曲です。私はこの作品はビデオで観ただけですが、思い入れがあるのであの頃に戻れた気持ちになりました。
他にも色々な曲が使われていたので、過去の作品を知っている人にとっては「この曲はあの作品のあの曲だ」という懐かしい思いに浸りながら楽しむ事が出来ると思います。
ですので、今作は『Le Grand Escalier』の和物ヴァージョンと言う印象を受けましたね。
劇の要素があるが・・・
今作は和物のショーですが、少し劇の要素もあります。そこが他の作品には無い感じがしたので、面白かった点だと言って良いでしょう。
ただ、それと同時に「劇なのか、ショーなのか、どっちなんだいっ?!」という風にも感じてしまいました。何だかどっちつかずでブレブレな様に観えてしまったんですよね・・・。全体的にも纏まりが無くて取っ散らかっている様な印象も受けました。
ですので、時折集中力が途切れてしまったのが本音です。まぁ、これは私に問題があったのかもしれませんが。
印象に残ったジェンヌ
特に強く印象に残ったのは春乃さくらさんです。
伸びやかで芯のある歌声はとても迫力がありました。聴いていて圧倒された事は言うまでもありませんが、同時に気持ち良く浸れたのです。迫力があっても力任せではなく、しっかりと繊細な感情を乗せて歌えるのが春乃さんの強みだと感じました。
宝塚には歌姫が沢山いますが、現時点での現役生では間違いなく春乃さんの歌声はトップだと言っても過言ではないでしょう。
京三紗さんはどんな感じで登場するのかと思っていましたが、ちょっとはしゃいでいる感のある乳母みたいな役作りだったのが意外に感じました。大仰な演技が面白かったです。
芹香斗亜さんや桜木みなとさんは自然体で舞台に立ち、落ち着きのある舞台姿が良かったと思います。
まとめ
宙組としては久しぶりの和物の作品となりました。本公演の作品だと2019年の『El Japón -イスパニアのサムライ-』以来かな(とは言っても、この作品はスペインが舞台なので、完全な和物とは言えませんが。というより洋物の方に部類されるかも)。
先に書きましたが、チョンパはやっぱり気持ちを高揚させてくれますし、出演者では春乃さんが群を抜いて良かったです。
ただ、作品全体として観ると微妙な感じというのが私の本音。
纏まりに欠けていた様に思えました。
「もう1回観たいか?」と聞かれたら、「まぁ、スケジュールが合えば観ない事も無いけど、う~ん・・・」と答えてしまうでしょう。
感想とは全く関係無い事
今回の宙組公演の感想とは何も関係はありませんが、東京宝塚劇場前の日比谷仲通りでは、綺麗で鮮やかな花々があります。

こんな感じの花々ですが、どうやら「Hibiya Blossom 2025」というイベントに関したものらしいです。
期間は2025年3月5日(水)~2025年4月18日(金)です。

東京宝塚劇場へ行く人は、もしくは劇場へ行かなくても日比谷仲通りを通る人はこの花々を見て楽しむのも良いかもしれません。
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