雪組公演『ポーの一族』感想

皆様こんにちは、霜柱です。
先日、私は東京宝塚劇場にて雪組公演 ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』(脚本・演出:小池修一郎)を観劇しました。

早速、その感想を書いていこうと思います。
雪組公演デザートの販売が・・・
公演の感想の前に、『Café de Repos』で販売している公演デザートについて書きます・・・と言いたいところですが、私が観劇した時は公演デザートが販売休止中でした(泣)。
休止前は『極小の実』というデザートが販売してましたが、果たしてどんなデザートだったのか? 食べられなかったと思うと余計に食べたくなる・・・。
別のメニューを頼もうとも考えましたが、そういう気分にならなかったので、結局何も頂きませんでした。
食べる事が出来た人は良かったですね。
感想
基本的には花組版を踏襲
『ポーの一族』の初演は2018年に花組がしました。ですので、今回は8年ぶりの再演となります。再演が楽しみな反面、「どんな感じになるのかな? 花組とは違う仕上がりになるのかな?」などと観る前は思っていました。
実際に観劇をしてみたら、基本的な内容や場面、台詞などは花組版を踏襲していると感じました。「この場面でこの台詞や歌が入るだろう」と予想していたら、大概その通りになった感じです。
ただ、花組版には無い新曲や場面もありました。ただ単に踏襲するのではなく、しっかりと雪組版としてバランスの取れた纏まりやアレンジ、工夫などをしていたと言えるでしょう。
ゴンドラの場面はある
ゴンドラの場面もちゃんとありましたよ。圧巻でしたね。
ただ、なかなか高さがあります。私だったらビビッてしまいますが、朝美絢さんと縣千さんはそれをおくびにも出さないのは流石です。
乗っている2人も大変かもしれませんが、ゴンドラを操作しているスタッフも大変だったのではないでしょうか?
どのタイミングで前に出すかとか、上手に移動させるとか、そういったのを緻密に計算して操作していた事は間違いないでしょう。
特に印象に残った役
雪組はお芝居が上手い人が多いです。『ポーの一族』の世界観がピッタリだった事もあり、最初から最後まで楽しむ事が出来ました。
印象に残った役は色々ありますが、まず私が最初に挙げたいのは老ハンナを演じた透真かずきさんです。
今回は女役でしたが、とても似合っていました。
風格がありながらも、どこか妖しくて魅力的、そして綺麗だったのです。声も芯のある女役の声でした。雰囲気的にはヨーロッパの幻想小説に出てきそうな感じかもしれません。
主な出番は1幕目の最初の方だけですが、出番や台詞が多かったのがかなり嬉しかったです。
透真さんの新境地と言っても良いのではないでしょうか?
大老ポーを演じた奏乃はるとさんも素晴らしかったです。
登場した瞬間に場を締めて、台詞は1つ1つの言葉に重みがありました。更に歌を歌えば一気に舞台を支配する。役柄が奏乃さんと合っていた事も相俟って、非常に存在感がありまくりました。
特に奏乃さんの歌は本当に心に染み渡りますね。
縣千さんのアラン・トワイライトも良かったです。
柚香光さんのアランと比べると落ち着き感があった気がします。縣さんの場合は少年と青年の中間っぽく見えました。感情を少し抑えて演じていたのが印象的でしたね。
正統な美しさがありながらも、儚げさがふと漂うのが観ていて惹かれました。
他にも印象に残った役はありますが、それは後日〈役ごとの感想〉として別に書こうと思います。
まとめ
『ポーの一族』は今の雪組にピッタリと言える作品であり、雪組生の実力が遺憾なく発揮出来たと言えるでしょう。
朝美絢さんや音彩唯さんなどが目を引く麗しさがあったのは言うまでもありませんが、他の雪組生や専科生もそれぞれが魂を込めてリアルに演じていたのです。
だからこそ、その世界観に一気に釘付けになり、夢中で観る事が出来ました。
どんな作品もそうですが『ポーの一族』も、バイプレイヤー達が芸達者だからこそ、成立出来たのだと言えるでしょう。
朝美さんの美しさや、音彩さんの可愛らしさ、瀬央ゆりあさんのイケオジ的な格好良さ、縣さんの儚さなどにも、勿論目が行きますが、その周りにいる役の人達にも是非注目してほしいと思います。
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