皆様こんにちは、霜柱です。
野村泰紀(のむら やすのり)さんの『なぜ宇宙は存在するのか はじめての現代宇宙論』(ブルーバックス)を読みました。

今回はこの本を読んだ感想を書いていこうと思います。
感想
もしかしたら初心者には・・・
タイトル通りの事が書かれています。本書が出た2022年時点の宇宙論が展開されており、宇宙の誕生から、インフレーションやマルチバースと言った事柄にも触れているのが特徴でしょう。
ただ、内容は専門的です。
私は宇宙についての知識が全く無いので、読みながら「ウムムムム・・・・」とよくこんがらがってしまいました。こんな事になるなら、もっとちゃんと数学とか物理の授業をちゃんと聞いておくべきだったなぁ(笑)。
V(ボルト)、K(ケルビン)、J(ジュール)と言った単位が出てきた時は懐かしい気持ちにはなりましたが。
宇宙の基礎知識、物理学、化学、数学などの知識が無いと読み進めるのに苦労する可能性はあります。
ただ、逆にそういった知識がある方なら「おお! そうなのか!」と興味深く読めるのではないでしょうか。
印象に残った部分
読み進めるのがやや大変でしたが、それでも印象に残った部分はあります。
- ダークマター(物質)とダークエネルギー(真空のエネルギー?)は全くの別物
- ダークマターの候補にウィンプ、アクシオンなどがある
- 宇宙は10のマイナス38乗秒から10のマイナス26乗秒ほどの間のどこかで急激に指数関数的に膨張した。これをインフレーションという
ただ、だからと言って理解した訳ではありません(笑)。明日には忘れているかも(笑)。
超簡単なまとめ
「宇宙の事を全く知らないから、初心者でも分かる様な宇宙の本を読みたい」と思っている方には、残念ながら本書はお薦め出来ないかもしれません。
ただ、先に書いた様に宇宙の初歩的な知識や、ある程度の物理学や数学などが分かっている方なら、面白く読み進める事が出来ると思います。
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