皆様こんにちは、霜柱です。

日本の翻訳家/随筆家、柳瀬尚紀さんの『広辞苑を読む』(文春新書)を読みました。

今回はこの本を読んだ感想を書いていこうと思います。

感想

1つの言葉からあちこちへ

広辞苑に掲載されている言葉で気になったのを、著者の柳瀬さんが取り上げて色々言っている感じです(笑)。
それだけでなく、1つの言葉から別の言葉の話へどんどん変わっていくので、とりとめが無い様に思えます。

でも、広辞苑を含む辞書で言葉を調べる時、調べて終わるのではなく更にそこに載っている言葉を調べるのが楽しさに繋がるのかもしれません。むしろそれが辞書の楽しみ方とも言えるのでしょう。

広辞苑に対する愛?

柳瀬さんは載っている言葉を取り上げては、「これはこうじゃないか?」「一体どういう事だ?」と細かい部分まで指摘しています。ケチをつけている時もあります(笑)。

でも、そこまでするという事はそれ程広辞苑に魅了されており、広辞苑を信頼しているからでしょう。どうでも良いなら何も言わない筈。

なので、形態はどうであれ柳瀬さんからは広辞苑に対する愛が伝わってきました。

広辞苑だけでなく他の辞書も出てくるのもポイントと言えます。

印象に残った諸々

本書を読んで印象に残った事を箇条書きで書いていきます。

  • 「の一(いち)」って確かに不思議な書き方な気が。
  • アイライン、アウトコース、インコース、ゲートイン、ロスタイムが和製英語とは知らなかった。
  • ハヤシライスってhashed meat and riceと言うのか。
  • 「縫針」の所は面白かった。
  • do a Garboってマスコミに顔を出したがらない、という意味になるとは。
  • トマトと玉ネギは「重要な野菜」と記述があっても、他の野菜の項目には「重要」と書いてないのは何故?

他にも全然知らない言葉だったり、「そういった所にも着眼するのか!」というのが色々出てきました。

簡単なまとめ

簡潔に言うと本書は著者が広辞苑に載っている言葉を、著者の主観で選んでそれに対して色々と意見を言っている内容です。
なので、取り上げている言葉にも一貫性がある訳ではありません。

また、本書で広辞苑の誕生の経緯や歴史が分かる訳でもないです。

ですが、「そんな所まで気にするの?」と言いたくなるくらい、柳瀬さんは広辞苑をしっかりと読んでいる事は分かります。

多分、辞書が好きな方なら通ずる部分を感じるかもしれません。

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ABOUT ME
霜柱
ハードロック/ヘヴィメタル(特にメロハー・メロスピ・メロパワ・シンフォニック)を聴いたり、宝塚(全組観劇派)を観たり、スイーツ(特にパフェ)を食べる事が好き。これらを主に気儘なペースで記事にしています。 Xやインスタも気儘に投稿中。