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『宝塚GRAPH 2023年12月号』感想

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皆様こんにちは、霜柱です。

月城かなとさんが表紙の『宝塚GRAPH 2023年12月号』を読みました。

読んだ際に印象に残った/気になった記事などをピックアップして感想を書いていこうと思います。

感想

Cover Special 月城かなと

表紙ではこれでもかという程の鮮やかなピンクのジャケットとパンツ、幅の広い市松模様みたいなモノトーンのネクタイという衣装を着ています。
もう派手派手ですね。この格好で外を歩いたら間違いなくすれ違った人の殆どは振り返るでしょう。
月城さんが着ているから素敵に見えるものの、私が着たら「あの人の格好見て、変なの。似合っているとでも思ってるのかしら?」と思われる事間違い無し(笑)。

白のシャツに濃い目の紺色のパンツ、そしてキラキラした模様が付いているジャケットとネクタイという衣装では打って変わって、正統派という感じになっています。
右手で右目をやや隠しているポーズでカメラ目線です。もうこれだけでゾクゾクとしますね。

今度は茶色や水色・緑色などの模様が入ったシャツに、深緑色のパンツという衣装です。
ラフな格好になっており、月城さんは涼し気な目をしています。このポートもカメラ目線ですが、力んでおらずゆったりとした雰囲気になっているのが特徴と言えるでしょう。

Impression 柚香光

赤い花びらが舞っており、その中を全体的にほぼ赤い衣装に身を包んだ柚香さんが立っています。
強めの光が柚香さんの顔に当たっていますが、背景は暗めです。ですので明るさと暗さの対比が印象に残りました。

後、もう1つのポイントは柚香さんが裸足という所ですね。
芸術性が高いポートだと言えるでしょう。

人は誰でも1度は空想したりすると思います。他愛のない物だったり中二病を拗らせている物だったり(笑)。
小さい頃なら特に色々な空想をするでしょう。しかし柚香さんは現実的な性格の様で幼稚園生だった時、

「人魚って実際は魚臭いよね」と考えちゃうような人だったので、お人形遊びなんかも全くしませんでした(笑)。

幼稚園生の時に「人魚は魚臭い」と考えるとは(笑)。
という事は人魚に限らず絵本に出てくる様なキャラにはあまり興味も無さそうな感じですね。

二人だけの戦場』を公演していた時、中学2年生の貸切公演の日があり、星風まどかさんとのラブシーンを演じた時は、客席からソワソワした空気が流れていたとの事。
私はこの作品を観ていないのですが、その様な空気になったという事は、お2人のラブシーンがいかに素晴らしく濃厚であったという証明になるでしょう。

大概の人は自分の意見というのがあると思いますが、自分の意見が多数派の意見と食い違った時どうするか?
柚香さんは大人な回答をしています。

意見を通すべきかどうかというのは、反対意見を聞いたり情報を集めたりしつつ、その時々ですごく考えます。そして、流された方が良いと判断した時は自分から流れに行きます(笑)。

頑固な人なら「自分から流れるとは何事だ!」となるでしょう。若い頃の私なら自分の意見を曲げずに意地でも通そうとしていました。
しかし、多少なりとも人生経験を重ねるに連れて自分の意見が絶対に良いとはならない事に気付きます。多数派の意見が出るのはそれだけ支持される根拠があるんですよね。

ですので、私も自分の意見は言いつつも、他の意見の方が良さそうならそちらの方を推す様に変わりました。

【柚香光が選ぶ花組No.1】の〈強メンタルNo.1〉に柚香さんは何とご自身を選んでいます。自分を選ぶという事は余程メンタルに自信が付いているんだなとつくづく感心しました。

〈ジェントルNo.1〉には紫門ゆりやさんを選んでいます。
まだ花組の副組長に就任してから日が浅いですが、それでも柚香さんは紫門さんの物腰がいつも穏やかである為「ジェントルな方に違いない」と理由を語っています。
専科生の時に出演した『鴛鴦歌合戦』『GRAND MIRAGE!』から既に花組に馴染んでいた紫門さん。どうか末永く花男として花組で活躍してほしいですね。

moi-même 夢白あや

緑色のトゥシューズに、ヒラヒラなピンクのスカート、少しふわっとした黒のトップスの様な衣装を着ています。
目の周りにはピンク色のチークが強めに塗られているので、バレーのポーズを取ってはいますが、どこかコンテンポラリーな雰囲気も感じる、そんなポートになっていると感じました。

夢白さんは基本、家にこもっている事が出来ない性格の様で、リフレッシュする為に出かけているとの事。しかし、出かけた為に逆に身体が悲鳴を上げる事に気付き、家にいる様にもなった様です。
因みに、家で楽しい事をする為に人生で初めてのゲーム機の購入を考えているらしいです。

気分転換の為に外出したら、逆に変な疲れだけ背負って帰って来た事は私にもよくあり、「これじゃ、家にいた方が良かった!」と1日の終わりに嘆いたりしています(笑)。

それにしてもゲーム機を買った事が無いと言うのは現代では珍しいのではないでしょうか?
私は小さい頃ゲームばかりしていて、「たまには外で遊びなさい!」と言われていました(笑)。ただ、そんなに嵌まっていたゲームも高校生の頃に、「何となく飽きた」という理由で、全てのゲーム機とゲームソフトをブックオフに売ってしまいました。
今ならNintendo Switchが面白そうに感じますが、ゲームをするのも案外体力を使うので、現在はゲームの実況動画を観ているだけで満足という状態です。

もし、夢白さんがゲームをするとしたら何のソフトをしますかね?
案外、バイオハザードやストリートファイターの様なゲームを好んだりして(笑)。

STYLE

風色日向さんは宝塚に入る前から、舞台で子役として活動していました。
昔、風色さんが舞台で共演した人が今、Awkmiu(オークミュー)というバンドのボーカリストになっており、そのバンドの曲をよく聴いているとの事。

ボーカルの人はシキさんという女性です。
私はこのバンドを今まで知らず、今回風色さんが紹介してくれた事で知る事が出来ました。

まだ数曲しか聴いてませんが、シキさんは力強さがありながらも強弱をしっかりと付け繊細に歌っている様に感じました。
曲はどこか憂いの様なのが底に流れている気がします。

片や宝塚の男役、片やロックバンドのボーカリストと経歴は違いますが、過去に接点があるのは興味深いです。

もしAwkmiuが宝塚に曲を提供してくれたら、風色さんは歓喜する事間違いでしょう。実現してほしいですね。

たおしゅんの102期にこにこガーデン 太凰旬

今月号のゲストは舞空瞳さんです。

お2人の扮装は『ハンナのお花屋さん-Hanna’s Florist-』の時の衣装です(ただ、太凰さんは出演していません)。特に舞空さんはタイトルロールなので思い入れがあり、太凰さんの要望もあった為、久しぶりにその衣装を着たとの事。

舞空さんの可愛らしさがとても出ている衣装だと思います。

可能なら今の星組で『ハンナのお花屋さん-Hanna’s Florist-』を再演してほしいですね。ただ、ヒロインは仙名彩世さんが演じたミア・ペルコヴィッチでした。ですので、そこはハンナをヒロインに変えてもう1度上演してほしいです。
でも、そうなると主軸のストーリーがが変わりそうなので、そこは植田景子先生の手腕でどうにかお願いします(笑)。

波瀾爆笑!?我が人生 美羽愛

3歳の頃からバレエを習っていた美羽さん。当時はバレリーナになろうと夢を見ており、中学生になった時は週6でバレエを習っていたとの事。それ程バレエが好きだった様です。

ただ、幾ら好きでも週6って途轍もなくハードですし、途中で嫌にならないとも限らないです。それにレッスン代の問題もあります。私はバレエを習った事が無いので詳しい事は分かりませんが、週6なんてレッスン代が莫大にかかるのではないでしょうか?
バレエを習い続けた美羽さんも凄いですが、そのバレエのレッスン代を出していた家族も凄いと言えます。私にはとてもそれだけのバレエのレッスン代を払える経済力がありません(泣)。

美羽さんは祖父に薦められて宝塚を観ます。初めて観たのは月組公演『スカーレット・ピンパーネル』。しかし、その時は嵌まらず。

ただ、その後月組公演『舞音-MANON-』『GOLDEN JAZZ』を観る機会があり、とても感動し宝塚に入りたいと思う様になります。

中学3年生の時に初めて受験をし三次試験までいきます。
ただ、その時に行われた面接で面接官の言っている事が聞き取れずに泣いてしまいます。退室後に本科生だった夢白あやさんと羽音みかさんから慰められました。

「一緒にするな!」と言われそうですが、私にも似た経験が就活の時にありました。ボソボソと話していて雰囲気が暗いドヨーンとした面接官がいたのです。確かに質問がよく聞き取れなかったですね。流石に泣きはしませんでしたが、ハッキリ言って印象は良くはありませんでした。もしかするとそれが態度に出ていたかもしれません(笑)。
ただ、向こうもそう思っていた為か私はその会社から不採用通知を貰いました(笑)。でも今思うとあんな会社に入らなくて良かったと感じています。

泣いてしまった美羽さんですが、何と合格しました。

泣いた事が逆に功を奏したのかは分かりませんが、印象に残ったのは間違いないでしょう。

今では花組で大活躍し舞台度胸もある美羽さん。観客の目を引き付けているのは論を俟たないです。
今後の活躍が益々楽しみになりますね。

来月号の表紙は永久輝せあさんと暁千星さんです。
ただ、内容の予定ですが〈110周年特別企画〉と〈星組バウホール公演『My Last Joke-虚構に生きる-』〉のSTAGE PHOTOしか載っていません。

110周年なので本来なら大々的に祝うべきなのでしょうが、今宝塚がこの様な状況なので、祝いたくても祝えない状態なのでしょう。

ただ、私は「あれはあれ、これはこれ」と思っているので、堂々と110周年を記念して良いと思っています。

来月号がどうなるのか楽しみでもあり不安でもありますが、販売されたらいつも通り読もうと思います。

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ABOUT ME
霜柱
神奈川県在住の30代。ハードロック/ヘヴィメタル(特にメロハー・メロスピ・メロパワ・シンフォニック)と宝塚(全組観劇派)が好きです。 ツイッターも行っており、気儘に呟いています。