皆様こんにちは、霜柱です。
先日、私は東京宝塚劇場にて月組公演『Eternal Voice 消え残る想い』『Eternal Voice 消え残る想い』を観劇しました。
今回はレビューアニバーサリー『Grande TAKARAZUKA 110!』(作・演出:中村一徳)の感想を書いていこうと思います。
個人的に印象に残った場面
第4章 ルナ・ルージュ
この場面はスパニッシュの場面です。赤と黒の衣裳はオースドックスかもしれませんが、やはり「おっ! スパニッシュの場面が始まるぞ!」と高揚しますね。
結構入れ替わりが多い場面になっており、後半になるに連れて曲のテンポも速くなってきます。
更に月組生が客席に降りてくるので、更に盛り上がりました。流石に2階席にまでは来ませんでしたが、それでも充分に見応えのある場面だったと言えるでしょう。
第6章 SETSUGETSU 雪月
この場面は打って変わって日本風の場面になります。ただ、和装をしていたのは月城かなとさんのみです。
「荒城の月」をシンフォニック風にアレンジしているのですが、これがまた良かったと言えます。より心に染み渡る様な雰囲気になっていたのです。
また、青色を基調とした衣装が曲にとても合っており、幻想的な場面に仕上がっている様に思えました。
第7章 フィナーレ 第19場 Luna Rossa~第20場 My Best Friend
〈第19場 Luna Rossa〉は男役が黒の燕尾服で踊ります。「THE 宝塚」を思わせる正統派な場面になっており、奇を衒っていないのが良いですね。
ただ、月城さんの燕尾服をもう観れなくなると思うと寂しい気持ちになります・・・。
この場面の後、鳳月杏さんを中心とした〈第20場 My Best Friend〉へと変わります。
その場面で「オォ!」と思ったのが、今作で退団する麗泉里さん、空城ゆうさん、彩音星凪さん、一星慧さん、まのあ澪さんの5名にスポットライトを当てた事です。それもただ歌やダンスの場面を与えた訳ではありません。
何と、この5名だけで銀橋を渡らせてくれたのです。粋な計らいだと言って良いでしょう。また、銀橋から戻ってきた時は鳳月さんとハイタッチや握手をしていました。そのお姿も微笑ましくて良かったですね。
月組生の仲の良さが伝ってきた場面でもあったので、観ていてほっこりした気持ちになりました。
主題歌は・・・
良かった場面は先に書いた通りです。それらの場面はとても見応えがありましたし、とても惹き込まれました。
ただ、肝心の主題歌はあんまり印象に残らなかったです。ミドルテンポでホーンのサウンドが活躍する曲ですが、どうも気分が高まりませんでした。
ですので、観ながら「あぁ、これはこの後の場面もそんなに印象に残らないかも・・・」と思ってしまいました。あくまで私見ですが、最初がイマイチだとその後もイマイチだったりするのです。しかし最初が良いとその後も良かったりするのです。
今作は前者に当て嵌まるかなと思ったら外れました。むしろ後半の場面の方が良かったですね。
こういう事もあるのでちゃんと最後まで観て判断しないといけないと改めて思いました。
ただ、事あるごとに書いている気がしますが、もう少し主題歌にパワーを持たせてほしいです。やはり最初に引き込むのが1番大事だと思うので。
特段良かったという訳ではありませんが、予想よりも見どころがあったレビューだったので満足です。
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