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『宝塚GRAPH 2024年7月号』感想

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皆様こんにちは、霜柱です。

月城かなとさんが表紙の『宝塚GRAPH 2024年7月号』を読みました。

読んだ際に印象に残った/気になった記事などをピックアップして感想を書いていこうと思います。

感想

Cover Special 月城かなと

白いスーツに身を包んだ月城さんがカメラ目線で写っています。とても綺麗な目をしており、ずっと見ていると引き寄せられそうな気持ちになるのは私だけでしょうか?

また、ちょっと儚さのある優美な感じに写っており、月城さんの優しい表情もとても良いと言えるでしょう。

青色のシャツとパンツの衣裳でソファに横たわっているポートも、また素敵です。
自然体で格好良く写っており、リラックス感が伝わってくる気がします。

サヨナラ対談 月城かなと・鳳月杏

月城さんと鳳月さんは今でこそ仲が良いですが、最初はあまりお話しはしなかったとの事。しかし『WELCOME TO TAKARAZUKA-雪と月と花と-』『ピガール狂騒曲』から徐々に仲が深まっていったようです。

具体的には書いていませんが、舞台や組に対する考え方はお2人共とても合っていたとの事。月城さん曰く「こんなにも合う人初めてかも」と言っています。
全然違う雰囲気に見えるお2人がそこまで一致するというのが興味深いですね。

月組は感覚派の人が多いようですが、月城さんがトップになってからがそれが変わった様です。

鳳月:れいこちゃん(註:月城)がトップになってからの3年間で、頭を使って意味を持たせるという作業をしていったと思うよ。組の集中力みたいなものが変わった。

月城さんは以前雪組にいましたが、頭を使って意味を持たせるのは雪組で経験して、それを月組でも発揮したという事でしょうか?

また、『グレート・ギャツビー』を上演した際は、

月城:『グレート・ギャツビー』なんか、トムがちなつさん(註:鳳月)じゃなかったら出来なかったですよ。

トムは傲慢な性格で、決して好感が持てる役ではありませんでしたが、それと同時に格好良さもありました。やはり鳳月さんが演じたのがとても良かったという事ですね。

舞台上では泰然な姿で、いつも繊細で瑞々しい演技をしている月城さん。
しかし、トッププレお披露目となった『川霧の橋』『Dream Chaser-新たな夢へ-』はプレッシャーがとても大きく、1人楽屋で泣いていたとの事。
もし私なら周りに「出来ない!」と弱音を吐いて、泣いてしまうかもしまうかもしれません。でも周りに涙を見せないのが強いと言えますし、やはりトップスターとしての自覚があったからなのでしょう。

コメディに全振りした作品を鳳月さんと風間柚乃さんでやりたかったと語る月城さん。
確かに思いっきり「ガハハ」と笑える作品は無かったですね。

個人的には瀬奈じゅんさんが主演をした『パリの空よりも高く』がとても合いそうな気がします。今更ながら、この作品を月城さんがトップの時に再演してほしかったですね。

また、月城さんは誰に対してもきちんと考えて伝えるのを心掛けているとの事。

鳳月:月組生にも、私だったら言えないなっていうことをちゃんと伝えるじゃない? 「ここは良いけど、こっちはこうしてみたら?」みたいな。そんなに親しくなかったら私は“まぁいいか~”と思って言わないんだよね。

誰にでも言葉を伝えるのって、とっても難しいですし労力を使う行為です。私は鳳月さんと同じで、思っていても言わない事があります。
勿論、それも間違ってはいないのかもしれませんし、言わなくて済むならそれでも良いのでしょう。言っても相手が理解してくれるかは分かりませんし。

しかし、ちょっとした事でもやはり言葉にして伝えるのは大事なことだと思います。

恐らく月城さんは下級生に細かくアドバイスをしたのかもしれません。月組生もそんな月城さんを信頼して付いていったのでしょう。

あぁ、私の職場の上司が月城さんの様な方だったらなぁ(笑)。

月城さんと鳳月さんの仲の深さやお互いに信頼して切磋琢磨していく様子、月組の変化などが伝わってくる内容で面白かったです。

月城かなと ラストインタビュー

月城さんが2009年に雪組に配属された時の当時のトップスターは水夏希さんでした。
さんはとてもスタイリッシュで切れ長の目が魅力的です。

まだまだ新人だった事もあると思いますが、さんがトップの時は「ついて行かねば!」という雰囲気だったとの事。しかし、音月桂さんがトップになった時は「皆で支えたい!」という感じになったそうです。

何となくですが、それは分かる気がします。やはり誰がトップスターになるかで組の雰囲気が変わるのですね。

その後も、壮一帆さん、早霧せいなさん、珠城りょうさんというトップスターから色々学び、遂に月組のトップスターになった月城さん。

鳳月さんとの対談でも少し語っていますが、印象的な作品は『グレート・ギャツビー』との事。再演物ですが初めて観た時、この作品は月城さんの為に作られた物だと個人的に思いました。それ程、役にハマっており似合っていたのです。

月城さんの代表作と言って良いでしょう。

相手役の海乃美月さんの事は「退団して1人ずつになっても絶対大丈夫だよ。(略)お互い頑張ろうねという気持ちです」と語っています。
ちょっとさっぱりした言葉ですが、気取っておらず自然な感じがしていて月城さんらしいと思いました。

ご卒業の日はもうそこまで迫っていますが、最後まで応援をさせて頂きます。

サヨナラ対談 海乃美月・月城かなと

このサヨナラ対談は海乃さんの自己肯定感の低さが中心となりました。

歌・演技・ダンスと3拍子揃っており、背も高めでスターのオーラもある海乃さんですが、どうしても自信が持てなかったり悩んでしまう事が多いようです。

確かに読んでいると、後ろ向きな言葉が多い印象は否めません。
ただ、私自身も自己肯定感は低いので、海乃さんのお気持ちは完全にではなくても理解は出来ます。

しかし、月城さんはそんな海乃さんの自己肯定感の低さを指摘しながらも、しっかりと励ましています。また、月城さんは自分の事だけでなく、常に海乃さんの事も思いながら作品に取り組んでいたのが誌面上から伝わりました。

海乃さんの相手役が月城さんで本当に良かったと思います。もし月城さんではなかったら、海乃さんはここまで宝塚に残らなかったのではないでしょうか?
決して比べる訳ではないですが、仮に相手役が珠城りょうさんだったら、ここまで導いてくれなかった様な気もします(あくまで私見です)。

月城さんと海乃さんの巡り合いは必然だったのでしょう。このお2人が一緒に組んで本当に良かったです。

海乃さんにとって月城さんは間違いなくターニングポイントとなった方でしょう。

海乃美月 ラストインタビュー

海乃さんは本公演『夢現無双』『クルンテープ 天使の都』の時に怪我をして、ショーの『クルンテープ 天使の都』のみ全日程休演をしました。
その際、退団が頭をよぎった様です。しかし後に『出島小宇宙戦争』と出会った事により、退団を思い留まったとの事。

もし『出島小宇宙戦争』という作品が無かったら、海乃さんはトップ娘役にならずに退団していたかもしれません。そう考えるとこの作品を演出した谷貴矢先生には感謝しかないですね。

月城さんとの対談でも伝わってきましたが、やはり海乃さんにとって月城さんは特別な存在、且つ自身を成長させてくれた方というのが分かります。

繰り返し書いてしまいますが、お2人がトップコンビとして組んでくれて何よりです。

ご卒業の日になる7/7はもうすぐですが、最後まで応援をしたいと思います。

Cosmos Troupe Portrait 芹香斗亜

紺色のやや長めのジャケットに、白のトップス、パンツというスタイルという衣装です。
色っぽく綺麗に写っています。

久しぶりに芹香さんを『宝塚GRAPH』で見る事が出来てとても嬉しかったです。

ただ、中には芹香さんが出てくる事に対して非難をする人がいるかもしれません。その気持ちは分からなくはないです。合意したとはいえ、まだまだ道半ばなのですから。

しかし、それでも私はこうして芹香さんが『宝塚GRAPH』に載っている事に喜びを禁じえません。

宙組が公演を再開したので、他のポートやコラムにも宙組生が戻って来るでしょう。
他の宙組生も早く見たいですね。

百十花繚乱 夢白あや

ピンク色のビスチェを着ていますが、それがとても目を引きます。また、肘の辺りには深紫色の大きめのレース?の様な塊が付いています。

非常に派手な装いですが、その色合いや形状に負けてはいません。それはやはり夢白さんがしっかりと着こなしているからだと言えるでしょう。

着る人をかなり選ぶ衣装です。仮に私が着ても「何、その格好?」と言われて終わります(笑)。

夢白さんは犬を2匹飼っていますが、一緒にドライブをする事があるそうです。ドライブをするイメージが、いえ失礼ながらそれ以前に免許を持っているとは思わなかったので、意外に感じました。

愛犬以外とはドライブには行った事はあるのでしょうか? 例えば雪組の組子と一緒にどこかに出かけたとか?
その辺りも聞いてみたいですね。

波瀾爆笑!?我が人生 天城れいん

天城さんが初めて観た宝塚の作品は、雪組全国ツアー公演『星影の人』『Joyful!!II』で、その際客席降りをした水夏希さんが握手をしてくれました。
握手なんてされたら大概の場合、感極まって興奮すると思うのですが、天城さんは手が冷たい事が強烈に印象に残った様です。

宝塚に限らず舞台上は照明がバンバン点いています。それを浴びて身体は熱くなっている筈です。手だけ冷たい状態だったのでしょうか? ちょっと気になりますね。

その後も宝塚を観劇し、中学3年生の時に受験をして合格します。
受験が終わるまではお菓子をひたすら我慢していましたが、終了後にクリーム玄米ブランを食べて歓喜(笑)。

クリーム玄米ブランはカロリーメイトに近い商品なので、食べ過ぎなければ太る事はないと思いますが、そこまで徹底して臨んだというのが凄いと言えます。私にはとても出来ない(笑)。

天城さんは現在、花組のホープとして注目されています。永久輝せあさんが花組のトップとなりましたが、益々活躍する場面が増えるでしょう。今後の飛躍が楽しみです。

来月号の表紙は水美舞斗さんと夢白あやさんです。
全然接点が無さそうなお2人の組み合わせにちょっとビックリしています。お互いの事をどのくらい知っているのでしょうか? 楽しみな表紙になりそうですね。

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ABOUT ME
霜柱
神奈川県在住の30代。ハードロック/ヘヴィメタル(特にメロハー・メロスピ・メロパワ・シンフォニック)と宝塚(全組観劇派)が好きです。 ツイッターも行っており、気儘に呟いています。