皆様こんにちは、霜柱です。
現在、東京宝塚劇場では星組公演『1789-バスティーユの恋人たち-』が上演していますが、8月15日(火)~8月18日(金)は出演者の体調不良により公演中止となりました。
ただ、その後8月19日(土)から公演を再開するというニュースが流れホッと胸をなでおろしましたが、それもつかの間・・・。
公演が再開しても、礼真琴さんは引き続き休演するとの事。
このニュースを聞いたファンは、途轍もなく驚いたでしょうし、かなり心配をする状況になったのは当然の反応です。
私もその内の1人です。
ただ、この件に関して個人的に思う事が他にもあるので、今回はそれを書いていこうと思います。
※辛辣な意見を書いている所があるので、それをご了承出来る方のみ、先をお読み下さいませ。
礼真琴の休演は起こるべくして起きた
礼さんの休演を聞いた時、勿論心配もしましたが、それと同時に「あぁ、やっぱり・・・」とも思ってしまいました。
何故か?
その理由は礼さんの舞台上でのパフォーマンスを観れば、一目瞭然だと言えます。全てのタカラジェンヌはそうだと思いますが、特に礼さんは誰よりも舞台上で懸命にパフォーマンスをしており、しかもそのレベルは他者を圧倒的に凌駕する程の実力です。
他のミュージカル界の方々でも、礼さんに匹敵する実力を持っている方はそうそういないでしょう。
同じ人間とは思えない程の身体的能力の高さを持つ礼さん。そのお姿は観る者を圧倒させます。
「凄い!」とか「素晴らしい!」という言葉では、全然褒め足りません。
しかし、どんなに実力の高い礼さんでも、1人の人間です。決してロボットやサイボーグではないのです。
あれだけのパフォーマンスをしているからには、身体に相当な負荷がかかっている事は想像に難くありません。
『1789』の後に続く別箱公演に礼さんが出演せず、休養を発表した時点で、既に礼さんの身体は良い状態ではなかったと断言して良いでしょう。そうでなかったら、休養なんてせずに出演する筈ですから。
礼さんの身体の事を考慮するなら、本当は『1789』も休養と称して休むべきだったのかもしれません。しかし、それは急ですし、その時点では(表面上は)病気やケガをしていないので、休養する訳にはいかなかったのでしょう。ましてや、本公演ですし。
けれども、完全に礼さんは限界に来ていたのでしょう。無理をしすぎた結果、こうなってしまいました。
私は礼さんが休演したのは、起こるべくして起きた、必然だ、と思っています。
私が礼さん率いる星組に不安を抱いたのは、『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人-』『Gran Cantante!!』の時です。
この作品を観た時、「ちょっと今の星組の状況、マズくないか?」と思ってしまったのです。
その時に思った事は過去にブログにして書きました。
色々意見は当然あると思いますが、私はその様に思ったのです。
劇団側が礼真琴をずさんに扱ったのが主な原因だと思う
礼さんの身体能力やパフォーマンス力が非常に高い事は既に書きました。
礼さんの舞台を観て「私も礼さんの様なパフォーマンスをしてみたい」と思う方も多いでしょう。それ程、礼さんの舞台上での圧倒的なパワーに引き寄せられるのです。
しかし、それが残念ながら悪い方向に行ってしまいました。
どの様な難しいダンスや歌もこなす礼さんに、劇団側は難しい事を要求します。
ハッキリ書かせて頂きます。
最近の星組の舞台を観ていると、「礼真琴なら、このくらい出来るだろう」「とにかく礼真琴を舞台に立たせときゃ、客は満足するんだよ」という劇団側の傲慢な思いが、どうしても透けて観えてしまうのです。
先に書きましたが、それを本当に感じ始めたのは『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人-』『Gran Cantante!!』の時です。
難しい事は礼さん任せ、大変な事も礼さん任せ。
私にはそういう風にしか観えません。
また、礼さんも劇団側の要求に応えてしまっているので、それにより悪循環が起き、礼さんの身体は少しずつ壊れ、今回休演せざるをえなかった、と言って良いでしょう。
礼真琴には最低でも1年の休養は必要
休演に入った礼さん。
『1789-バスティーユの恋人たち-』の東京宝塚劇場公演の千秋楽は8月27日(日)ですが、それまでに復帰するのか? それともずっと休演して引き続き休養期間に入るのか?
それは分かりません。
しかし、どちらにしても休む期間あまりにも短すぎます。こんな短い期間じゃ礼さんの身体は元に戻るわけありません。
ましてや、今度の本公演の劇の方はインド映画を原作にした『RRR』という作品なのですから・・・。
どんなに短くても礼さんには1年間は休ませるべきです。
本当に礼さんの事を大事に思っているのなら、そのくらいしても良い筈。
でも、劇団側はその様な事はこれっぽっちも考えていないでしょうね。
勿論、宝塚歌劇団は興行であり、ボランティアではありませんので、利益が必要な事は分かりますし、トップスターは組の顔なので長く休ませたくないという気持ちも分かります。
ですが、現在礼さんがどのくらい落ち込んでいるのか?
それはもう私達には想像出来ない程だと思います。
ストイックな礼さんの事なので、「何で私は休演してしまったんだ!? 私はトップスターとして失格だ!」と自責の念に駆られているに違いありません。
身体の事なら時間をかければ回復するでしょう。
しかし、礼さんは今、身体だけでなく、精神面の方もボロボロの状態だと予想します。
例え復帰出来たとしても、礼さんは今回の休演をずっと引き摺っていくでしょう。
「トップスターなんだから、自分の精神面くらい自分で管理しろ!」という声が聞こえてきそうです。
勿論、礼さんは子供ではなく立派な1人の大人です。その意見は間違っていません。
しかし、そもそも何故礼さんが休演せざるをえなかったのか? 今の礼さんがどういう思いでいるのか?
ハッキリ言って、劇団側はそんな事は微塵も考えていない気がします。
まぁ、ここまで書いてきた事は全て私の推測なので、合っていると断言する気はありません。
しかし当たらずと雖も遠からずでしょう。
『RRR』は中止にするべき!
『1789』の次の星組の本公演は、劇の『RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Bheem~(アールアールアール バイ タカラヅカ ~ルートビーム~)』と、レビューの『VIOLETOPIA(ヴィオレトピア)』の2本立てです。
『RRR』は大人気なインド映画で、それを舞台化します。
私はまだ観ていませんが、映画はとても好評でかなり引き込まれる作品の様です。
私はまずYouTubeで予告編などを観ましたが・・・。
ハッキリ書きます。
私はもう戦慄が走りましたよ。
今の星組に絶対にさせてはいけない作品だと確信しました(映画を貶している訳ではありません)。
私は劇団側に問い詰めたい気持ちになりました。
「礼さんに何か恨みでもあるんですか!?」
「貴方達は礼さんをそんなにこき使って楽しいですか!?」
まぁ、私がこの様な事を言ってもしょうがない事は分かっていますが・・・。
礼さんの今の心身の状況を考えたら、『RRR』なんて上演できる訳がない事は火を見るよりも明らかです。
可能なら劇は『RRR』ではなく、別のもっとゆったりとした作品に変えるべきです。例えば『夢介千両みやげ』の様な作品に。
『夢介千両みやげ』の方が楽だなんて言う気はありませんし、どんな作品にも大変な事があるのは分かっています。しかし、この作品は主人公は最後の方の場面を覗けば、派手な動きは殆どないので、今の礼さんに良いのではないかと思います。
とにかく『RRR』を上演するなんて狂気の沙汰、愚の骨頂です(言い過ぎかしら?)。
『VIOLETOPIA』はどんな作品になるか分かりませんが、礼さんに激しいダンスや難しすぎる歌とかは、させないでほしいと願っています。
でも、演目は変わらないでしょうし、既に『RRR』で激しい動きをしている礼さんが浮かびます・・・。
以上が礼さんの休演に関して私が思った事です。
礼さんが今、どのくらい苦しみ、悲しんでいるかは計り知れません。
どうか礼さん組子やファン、スタッフなどの事は一切考えずに、ご自身の心身を回復させる事だけに注力してほしいです。
もし、休演や休養が延びたとしても、それで礼さんを責める人はいないでしょう。
礼さんはそれだけの事を舞台でやってきたのですから。
繰り返しになりますが、どうか今は心身ともにゆっくりと休んで下さい。
お読み頂き有難うございました。ブログ村に参加しています。
にほんブログ村