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『歌劇 2024年2月号』感想

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皆様こんにちは、霜柱です。

星風まどかさんが表紙の『歌劇 2024年2月号』を読みました。

読んだ際に印象に残った/気になった記事などをピックアップして感想を書いていこうと思います。

感想

表紙 星風まどか

衣装は全体的に白色でシンプルな感じですが、ヒラヒラ感もあるのでそこがポイントになっていると思います。

メイクもシンプルでありながらも、大人っぽさが出ている様に感じました。

カラーポートレート

今回印象に残ったのはまず、海乃美月さんのポートです。

青いセーターを着て、机に伏せており水の入ったグラスを掲げています。
気持ち良さそうに日向ぼっこをしている様に見えますが、何となくお酒を飲んでいる様にも見えなくはないです(笑)。

詩ちづるさんは白いロングワンピースを着ており、手には白い花を持っています。背景も白という事もあり、全体的に清楚感が出ているのが良いですね。

DEUX 月城かなと・鳳月杏

2人共、ラフでカジュアルな格好をしており、かなり自然体に撮られているポートだと言えるでしょう。

衣装もハッキリ言って、その辺を歩いている人が着てそうなトップスやパンツです。
でも、月城さんや鳳月さんがその様な格好をしていても、スターのオーラが出ているんですよね。

私見ですが、ここまで飾らない自然体のポートって、ありそうで無かった気がします。

MY ITEM

英かおとさんは演技をするにあたって、新しい視点を持ちたいと思い、平田オリザさんの『演劇入門』と『演技と演出』を読んでいるとの事。

演技に限らず歌やダンスもそうだと思いますが、日頃のお稽古で演出家や上級生などから色々なアドバイスをされているでしょう。しかし、それだけでなく自らその様な本を読んで勉強をしようとする姿勢は本当に素晴らしいと言えます。

さんの演技に対する飽くなき追及が伝わってきました。

10 YEARS 柚香光

「柚香光を構成するもの」として「感動・好奇心・安らぎ」を挙げています。

その中でも好奇心についての言葉が印象に残りました。

新しい試みや未知のものに興味を持ちますし、自分と違う考えの人の話を聞くのも面白いなと思っています。

正直、既に他の人も言ってそうな事ですが、言うは易く行うは難しです。

若い時ならまだ経験や実力が伴っていない事が殆どなので、色々な事を吸収したり学ぼうとしたりするでしょう。しかしどんな人でも年齢が上がるに連れて、多少なり経験を重ね実力も付いてきます。

しかし、そうなると自身の経験だけで頭ごなしに判断してしまう人も多いと思います。また、中途半端にプライドもある為、自分と異なる意見には耳を貸さなくなったり、好奇心も失せちゃっている人もいるでしょう。

貴方の周りにもその様な人はいませんか?
私が昔働いてたバイト先の上司の内の1人がまさにそうでした。その当時は「こんな大人には決してなりたくない!」と思ったものです。

しかし、私自身の現状を冷静に振り返ると、その様になってしまっている時がある事が分かりました。

その様な時は柚香さんのこの言葉を思い出す様にしています。
あらゆる事に好奇心旺盛な心を持ち、いつでも何かしらに面白さを見つけられる人になる。簡単な様で難しいですが、生きていく上で非常に重要な事だと言えるでしょう。

和希そらを送る言葉

誰が和希さんに言葉を送っているのか気になっていましたが、何と言葉を送っている内の1人が芹香斗亜さんです。

芹香さんは和希さんのことを「あっぱれ!」と語っています。宙組で一緒だった時、和希さんに相談に乗ってもらった事もあるとの事。
お2人はとても仲が良かった事が伝わる内容でした。

ただ、この送る言葉だけでは判断出来ませんが、芹香さんは多少元気を取り戻してきたのかなと思いました。

他に礼真琴さんと桜木みなとさんも和希さんに言葉を送っています。ただ、気になったのは雪組生からは誰もいないという事です。

和希さんはトップスターではないので、送る言葉を書いてくれる人数が少ないのは仕方が無いですが、1人くらい雪組生からいてほしかったですね。

大分遅くなりましたが、和希さん、ご卒業おめでとうございます。
新たな人生も幸せに満ち溢れる事を心から祈っております。

魅惑の宝塚歌劇~全国ツアー公演特集~

載っているのは2017年花組公演『仮面のロマネスク』『EXCITER!!2017』から2023年花組公演『激情』『GRAND MIRAGE!』です。

宝塚は別箱公演として本拠地を離れ全国を回る時があります。地方に住んでいる人にとっては本拠地の兵庫や東京に行くのは大変な時があるので、全国ツアーをしてもらうと行きやすくなり、ましてや自分の街に来てくれたとなると、とても嬉しい気持ちになるでしょう。

全国ツアーは本公演と違って出演者の人数が減りますが、決して本公演と比べても負けず劣らずの質を保っています。これは本当に凄い事です。また、公演が終わった後には挨拶が必ずあるので、それも醍醐味だと言えるでしょう。

ただ、コロナウィルスが流行し始めた2020年は全国ツアーが全面的に中止になり、全く行われませんでした。2021年雪組公演『ヴェネチアの紋章』『ル・ポァゾン 愛の媚薬-Again-』から全国ツアーが開催されましたが、行った場所は神奈川、愛媛、愛知のみでした。

しかし、その後少しずつ公演する場所が増えてきて、コロナが5類になった2023年5月以降は元の状態に戻って来ています。

それはとても嬉しいですが、タカラジェンヌは途轍もない程のハードスケジュールです。公演を多くしてくれるのは嬉しいですが、多大な負担にならない様にしてほしいですね(一応、あの件があってから、公演数の見直しは始めていますが、一時的ではなく定期的に見直す様にしてほしいと思います)。

えと文

名作?ことばの123~まいら~ 泉まいら

1月1日になるとお雑煮を食べる人が多いと思いますが、そんな中、お雑煮を食べる為に命をかけた方がいます(笑)。

その方は柚香光さん。今回は出汁や具材をしっかり準備をして作ったとの事。そのお雑煮を食べさせてもらえた星風まどかさんは「非常に美味しい!!」と大絶賛。

一体どの様な味だったのでしょうか? 私も是非頂きたいです。

とっくのとうにお雑煮の季節は過ぎていますし、『アルカンシェル』の公演も既に宝塚大劇場では始まっていますが、柚香さんの作ったそのお雑煮を劇場限定で販売してほしいです。

「組レポ。」

誕生日ケーキの大きさや形を気にする月城かなとさん、可愛すぎでしょ!
大きなケーキを組子が用意してくれたそうですが、一体どのくらいの大きさだったのでしょうか?

宝塚音楽学校は規則やルールが非常に厳しい事で有名です。今は廃止された様ですが有名なのは阪急電車にお辞儀をする事です。
その他で印象に残っているのは、電子レンジを使用した際、ピーの音が鳴る前に開けないといけないというルールです。音が鳴ると本科生から怒られるとの事。

和希そらさんはカレーパンを温める為、電子レンジを使用しましたが、ピーの音が鳴る前に開ける為、その間電子レンジを見つめていたとの事。
これは音楽学校の話ではなく、つい最近雪組であった話です。

もうこのやり方が体に染みついてしまっているのでしょう。
話だけ聞く分には面白いですが、よく考えると変なルールです。今はこれも廃止されている事を願います。

星組レポーターは小桜ほのかさんから天希ほまれさんに変わりました。
ただ、『歌劇 2023年12月号』で小桜さんは「組レポ。」の担当を辞める事は書いていませんでした。『歌劇 2024年1月号』では「組レポ。」その物が載っていませんでしたし・・・。

何だか急な交代をした様な印象を受けました。

宙組の「組レポ。」は今月号も載っていません(泣)。まだ暫く無いでしょう・・・。

陽月華の今月の華

私は宝塚の『激情』は観た事が無く、プロスペル・メリメが書いた原作の小説『カルメン』と、オペラ化した同名作品をビデオで、それぞれ昔に読んだり観たりしただけです。

登場人物であるカルメンは確かに強烈に印象に残るキャラです。好き嫌いがハッキリ分かれるでしょう。
ある日「カルメンにめちゃくちゃ共感する!」という人に出会った陽月さんですが、陽月さんにとってカルメンは解らない人との事。

ただ、花組全国ツアー公演『激情』を観てから、カルメンへの興味が止まらないと語っています。

因みに私はカルメンという女は大嫌いです(笑)。自分勝手に生き過ぎて他人の事をどうとも思わないジコチューに観えたからです。
でも、それは若い時に抱いた印象なので、今は違う印象を抱く可能性があります。久しぶりに小説を読んでみようかな。でも何処に置いてあったかな? まずは本を探す事から始めないといけないです(笑)。
後、『激情』のBlu-rayかDVDを買って観てみようと思います。

つぼ 早花まこ

人は生きていれば人の話を聞いたり、もしくは話したりします。至極自然な事です。

しかし、聴く姿にその人の真の人柄が現れると早花さんは語っています。
確かにそうだと思います。一体どの様な姿勢で、思いで聴いているのか? それは結構いとも簡単に滲み出るでしょう。

早花さんが演出家の先生から言われた言葉で、

❝ここが良くないよ❞と教えてくれるお客様は、ごく一部。ほとんどのお客様は、黙って静かに帰るんだ。

これは宝塚の舞台に限らず一般企業は勿論、日常生活にも当て嵌まる事です。

注意や指摘をされるのは確かに辛いです。「厳しい言葉は聞きたくない」という気持ちは理解出来ます。しかし、その時は分からなくても、後になって、その時の注意や指摘が役に立ったという事はあるでしょう。

お門違いな指摘や、単なる暴言は言語道断ですが、しっかりと注意や指摘をしてくれる人は非常に大事な存在です。そして、それを聴こうとする力も同等に重要です。

今は昔と違って、個人的にも情報を発信出来る時代になりました。昔と比べて明らかに今の方が自由に言葉を語れるようになったでしょう。

ただ、聴く力は昔よりも衰えている様に私は感じます。誰もが「俺が! 私が!」みたいに主張していて・・・。まぁ、私も人の事を言える立場ではありませんが(笑)。

真に聴く力を持つ事が、今の時代に切実に必要な事ではないでしょうか?

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ABOUT ME
霜柱
神奈川県在住の30代。趣味はハードロック/ヘヴィメタル(特にメロハー・メロスピ・メロパワ・シンフォニック)を聴く事、宝塚(全組観劇派)を観る事、美味しい物を食べる事です。これらの事を気儘なペースで記事にしています。 Xやインスタも気儘に投稿しています。