皆様こんにちは、霜柱です。
西原理恵子さんの『生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント』(文春新書)を読みました。

今回はこの本を読んだ感想を書いていこうと思います。
感想
痛快! 痛快!
西原さんの一切手加減や容赦の無いアドバイスが堪らないですね。歯に衣着せぬ言葉が胸に刺さりました。スカッとする良い気持ちになれます。
中途半端に質問者を慰めたりするのではなく、的確にズバズバと書いてあるので、その勢いにも圧倒されました。
読んでいて耳が痛くなる箇所がありましたが、それは西原さんが本気で質問者の悩みに回答しているという表れだと断言して良いでしょう。
本当に痛快な気持ちになりました。私がもし誰かから人生相談されたら、こんな感じで回答してみたいですが、それにはそれだけの実績と人生経験がないと出来ません。
私にはそれらが無いので、した所で「重みが無い」「説得力が無い」と言われてお終いになりそうです(笑)。
今の時代は優しく諭したり、褒めて伸ばしたりする傾向が非常に強いです。それは決して間違ってはいませんが、時には西原さんの様に「問答無用!」な感じで言う事も必要なのかもしれないですね。
印象に残った言葉
西原さんの言葉は強くて棘があるので、人によってはもしかすると敬遠してしまう可能性は無いとは言い切れません。しかし、それは逆に言えばそれ程印象に残ったという事でもあります。
個人的に特に印象に残ったのを引用します。
「世間では一流と呼ばれる部類に入る私大の学生」なんて言ってる時点でダメだと思うよ。
もしこれで嫁が働いてなかったら、あなたの家はどうなったと思ってるの。ありがたがれ! 文句言うな! しっかり飯炊いて、掃除して、選択しろっての!
「嫁を太らせてるのは夫の恥」なんです。
14歳っていったら、もう大人だから。大人の女性がちゃんと距離を置いて付き合ってくれてるのに、文句を言うな! アンタの方が子供だよ。
私の周りのもののふの女たちは「3チンポ持て」と言ってます。
キミがキモイんじゃなくて、キミぐらいの年代の男子全員がキモイんです。女子の間でたまたまキミが代表に選ばれただけ。
まだまだ印象に残った言葉はありますが、まぁ本当に凄いアドバイスですね。
しかし、凄いだけでなく的確で、的外れな事を書いている訳ではないんですよ。西原さんの観察眼にも恐れおののきました。
面白いと同時に非常に為になる本です。是非読んでほしいと思います。ただ、電車の中で読む時は注意が必要かも。「ガハハハ!」と笑いそうになった部分もあるので(笑)。