池内紀『悪魔の話』を読んだ感想

皆様こんにちは、霜柱です。
ドイツ文学者/エッセイストである池内紀(いけうち おさむ)さんの『悪魔の話』(講談社現代新書)を読みました。

今回はこの本を読んだ感想を書いていこうと思います。
感想
悪魔について広く浅く書かれている
タイトル通り悪魔が何なのかについて書かれている本です。
ただ、具体的に深く解説したり体系的に掘っている訳ではありません。広く浅くという感じで、正直話もあっち飛んだりこっち飛んだりという時もありました。
読みやすくて面白くはありますが、「深く知りたい」という方には物足りなく感じる可能性がある気がします。
ですので、悪魔について軽く知りたい方向けかもしれません。
というより、悪魔について語っているエッセイと言った方が良いかも。
取り上げている内容は
本書で取り上げている内容は殆どが中世以降のヨーロッパの話です。他の国や地域は出て来なかった気がします、多分。
稀に日本が出てきますが、それもおまけ程度という感じ。
載っている内容を幾つか挙げると、
- ギリシャ神話
- ダンテの『神曲』
- アナトール・フランスの『画家と悪魔』
- 1963年にワルシャワで行われた悪魔との記者会見
- 悪魔の総数
- 魔女狩り
- 『ヘンゼルとグレーテル』
- 精霊
などなどです。
他にもありましたが、ざっとこんな感じでした。
個人的には『ヘンゼルとグレーテル』の考察が興味深かったですね。
また、悪魔は悪い事をしますが、時には橋・城壁・トンネルなどの建設を手伝ったらしいです。まぁ、無償でない事は言うまでもありませんが・・・。
簡単なまとめ
中世のヨーロッパは悪魔が跋扈(?)していた様で、悪魔に関するニュースや噂が流れたり、悪魔を取り上げた作品などが多くあったようです。
それにしても、何故ヨーロッパではこんなに悪魔が広まったのでしょうか?
日本にもいると思いますが、日本は悪魔よりも妖怪の方が世間に広まっている気がします。これは何故なのでしょう?
本書は悪魔について大まかに知りたいという方に良いと思います。詳細を深掘りしたい方には、味気なく感じるかもしれません。
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