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彩風咲奈主演で再演してほしい作品5選

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皆様こんにちは、霜柱です。

私は過去に、彩風咲奈さんと朝月希和さんのコンビで、『プラハの春』と『EL DORADO』と『王家に捧ぐ歌』を再演してほしいという記事を書きました。

既に3作品も再演してほしいという記事を書いている事に、やや驚きました。
しかし更に彩風さんで再演してほしい作品が浮かんだので、書いていこうと思います。

彩風咲奈に似合いそうな作品5選

ガイズ&ドールズ

1984年に月組が初演をし、その後2002年に月組が、2015年に星組が再演しています。

内容は、

1948年頃のニューヨーク。タイムズ・スクエアに巣喰っている賭博師のネイサン・デトロイドは、アデレイドと婚約したまま賭博に熱中、今日もクラップゲーム賭場を開きたいが、ブラニガン警部をチーフとしたニューヨーク市警の取締りが厳しいため、適当な場所が見つからず困っていた。唯一、ジョーイ・ビルトモアと言う男が、前金千ドルで倉庫を貸そうと言って来たが、金が無い。

そこにネイサンの仲間のスカイ・マスタースン帰ってきた。女を巡る会話の中から、ネイサンは一つの“賭けを”申し込む。「俺が指名する女を一晩でものにしたら千ドルを払おう。できなければ、千ドルは俺のものだ」と。プレイボーイのスカイが、このうまい話に乗らない訳が無い。ところが、ネイサンが指名した女は、お堅い事で有名な救世軍の娘サラ・ブラウン。

スカイは早速、救世軍の伝道所を訪れた。伝道師たちに罪人は夜活動するから、と真夜中の布教活動を勧めた。そしてサラに「一緒に食事をしないか。その代わりに、伝道所の集会に1ダースの罪人を出席させよう」と言葉巧みに誘った。サラは単なる食事の誘いだけでは無いと見抜いて断る。しかし、カーライト将軍から信者が少ないのを理由に伝道所の閉鎖を言い渡されてしまい、スカイの申し出を受け入れざるを得なくなった。

一方、ネイサンは賭博が開催できず困り果てていた。今夜はシカゴから大物の賭博師ビッグ・ジュールが来ていて、開かないわけにはいかない。街をぶらつく賭博師たちは警部に、ネイサンとアデレイドの結婚の前祝だと言って誤魔化す。

ハバナへ出掛けたサラは半ば騙されるように酒を飲まされると酔った勢いで、羽目を外して乱闘騒ぎを起こし、スカイに愛の告白をしてしまった。だが、スカイの返事は意外なのだった。「酔っている女を自分の物にするのは、俺の自負心が許さない」と、心の内とは裏腹に冷たく突き放したのだった。だが、二人は互いに心を開き、口づけを交わす。

ところが、二人がニューヨークへ戻った時、進退窮まったネイサンが苦肉の策で全員が出掛けて留守だった伝道所で賭場を開いてしまい、さらに間の悪いことに、二人の眼前でブラニガン率いるニューヨーク市警の手入れを受けてしまった。このことを知ったサラは、スカイがこの賭博を開くために自分を騙したのだと誤解した。

ビッグ・ジュールが大負けしたため、ネイサンは場所を下水道に移してクラップを継続していた。スカイは、ネイサンに賭けの結果を報告する為に出掛けて行くと、賭場では負けが込んだ事でしびれを切らしたビッグ・ジュールがイカサマ同然の禁じ手を用いだしており、そのカモにされてしまったネイサンは大負けの有様。

スカイは、サラとの約束を果たす為に、ネイサンやビッグ・ジュールらも含んだ賭博仲間に「今夜、伝道所の集会に出席してくれないか」と頼むが断わられる。そこで、スカイは彼らと賭けをした。「俺が勝てばお前達は伝道所へ行ってくれ。俺が負けたら一人当たり千ドルを払う」と。賭けの結果は、スカイが勝った。賭博師たちはしぶしぶ伝道所に向かう。そしてスカイは、しばらく街を離れようとする。

なんとか賭博師たちに懺悔をさせ、集会は成功に終わり、支部の存続も認められた。ネイサンの懺悔から、スカイが伝道所での賭博に関わっていないことを知り、サラは彼の後を追う。サラはアデレイドと出会い、二人は、結婚して愛する男を変えて見せようと意気投合する。

それから数日後、スカイとサラの結婚式が挙げられ、スカイはすっかり救世軍の一員になっていた。そして、ネイサンも新聞販売と言う堅気の仕事に就き、十四年間もおあずけだった婚約者アデレイドと、目出度く結ばれたのだった。

Wikipediaより少し省略しながら引用

スカイ・マスターソンが主人公です。

このスカイというギャンブラーの役がとても格好良いのです。
私は紫吹淳さんのと北翔海莉さんのを観ました。
紫吹さんはとてもスタイルが良く、足も長いのでどの様な役でも格好良くこなすのですが、スカイは見事に嵌まっていました。それだけでなく少しハスキーがかった歌声も素敵なのです。もう紫吹さんの代表作と言っても過言ではありません。

・・・北翔さんは・・・えっと・・・正直に書きますと、ちょっと派手な銀行員という感じでギャンブラーには観えませんでした。また、役柄も北翔さんに合っているとは思えませんでした。

スカイは女性にモテモテで救世軍の娘、サラを気障に口説くのですが、その様なギャンブラー姿の彩風さんを観てみたいです。

また、彩風さんの低めの男っぽい歌声で、「運命よ、今夜は女神らしく」「はじめての恋」を聴きたい!

エリザベート

1996年に雪組が初演をして以来、何回も再演されている人気の作品。

内容は、

煉獄で一人の男が裁判にかけられていた。彼の名はルイージ・ルキーニ。彼はエリザベート皇后殺害の容疑で、彼女の死後100年経った今でも裁判官から尋問を受けていた。だがルキーニは「俺は望まれてやったんだ」「エリザベートは死と恋仲だった」と言い、それを証明させるためにハプスブルク時代の霊魂を呼び寄せる。その中に黄泉の王トートがいた。ルキーニは彼らに皇后のことを語らせて、どういう経過になったのかを説明し物語はエリザベートの少女時代へと移る。

1853年、まだ少女のエリザベートはバイエルン王国の公女として自由を満喫していた。ある時、彼女は綱渡りに挑戦しようとしてロープから落ち、意識不明の重体に陥る。冥界に迷い込んだエリザベートにトートは一目で惹きつけられ、禁断の恋におちる。トートはエリザベートに生命を返し、そしてその愛を得ようと、彼女を追い続ける決意をする。こうして、愛と死の輪舞が始まった。

エリザベートはその後フランツ・ヨーゼフと結婚しオーストリア皇后となるも、父に似て自由であることを生き甲斐とする彼女は姑ゾフィーの取り仕切る王家としての公務や義務に耐えられず追い詰められる。トートに唆されるも、死に逃げず自分一人で生きていく決意をする。その後、姑ゾフィーに奪われていた子どもの養育権を取り戻し確執に勝利するも、忙しさに負け、ようやく取り戻したはずの息子ルドルフを顧みることはなく、ルドルフは孤独な生活を送る。一方でエリザベートは、自身の美貌が役立つと気付き、それを磨くことに時間を惜しまなかった。過激なダイエットで倒れたエリザベートにトートが夫の不貞を告げ、「死ねばいい!」と誘惑されても、エリザベートは負けなかった。

成人した息子ルドルフは父フランツ・ヨーゼフと対立し母エリザベートに助けを求めるも、宮廷に無関心のエリザベートはそれを拒む。絶望したルドルフは自殺し、トートの死のくちづけを受ける。ルドルフの死に悲嘆するエリザベートは、トートに死を哀願するも、「まだ俺を愛していない」とそれを拒絶される。トートが欲しいのはあくまで彼女の愛であった。エリザベートはその後、常時黒の服を身に纏い、旅を続けた。

最後の舞台はジュネーヴのレマン湖。ここでエリザベートはルキーニに襲われそうになり、一度は振り切ったが、トートの叫びを聞いたエリザベートはルキーニに自ら向き直り、刃物で殺害される。その後エリザベートはトートの愛を信じ、二人で天空に向かう。そして舞台は終焉を迎える。

Wikipediaより引用

本来はエリザベートが主役ですが、宝塚ではトートが主人公です。

宝塚に限らず、世界中で人気のあるミュージカルです。
この作品は何と言っても曲が良い! どの曲も美しくインパクトがあり、聴き入ってしまうのです。

宝塚でも数々のトップスターがトートを演じており、それぞれ違う魅力がありました。過去に演じた人の中で、特に好きだったのは彩輝なおさんのトートです。とても妖しい色気と蠱惑的な美しさを持ち合わせたトートでした。

トートは死神なので完全に【陰】の存在です。
彩風さんは新人の頃はほぼ【陽】という感じでしたが、番手が上がるに連れ、そしてトップスターになった今は【陰】の雰囲気もしっかり纏う様になってきました。

もし彩風さんがトートを演じたら、ダイナミックで迫力のある、また一味違った死神になると思います。

個人的には「最後のダンス」を歌い踊り、エリザベートを誘惑する彩風トートを観たいです。

ME AND MY GIRL

1987年に月組が初演を行って以来、その後何回か再演されている人気のある作品。

内容は、

1930年代のイギリス・ロンドン。イギリス貴族の名門ヘアフォード伯爵家はある問題を抱えていた。その問題とは、亡き伯爵の落とし胤である跡継ぎの行方がわからないということ。
世継ぎを探し続けていた弁護士のパーチェスターが、ある日、ついに見つかったと一人の青年を連れてくる。ヘアフォード一族の前に現れた青年はウイリアム・スナイブスン(ビル)。ロンドンの下町・ランベスに住むコクニー訛りの粗野な青年の登場に面食らう前当主の妹で遺言執行人のマリア公爵夫人と、彼女の友人で同じく遺言執行人のジョン卿。公爵夫人の姪であるジャッキーは伯爵家の財産を手に入れるべく新たなヘアフォード伯爵となるビルを誘惑すると宣言し、婚約者のジェラルドに婚約指輪を投げ返す始末。
ビルがヘアフォード伯爵を継ぐための条件はふたつ。ひとつは「ヘアフォード家を継ぐのに相応しい人物であること」。遺言書に記されたこの条件を満たすために、公爵夫人はジョン卿の反対を押し切って、ビルを紳士に育てる行儀教育を行うと決意する。

もうひとつの条件は「同じ階級の娘と結婚すること」。ビルの恋人・サリーは、ビルと同じくランベスで育った女の子で、この条件に当てはまらないと、公爵夫人はビルにサリーと別れるように迫るのだった。ビルはサリーとの別れを拒むが、サリーはビルのために自分が身を引いたほうが良いのではないかと考え始めていた。最初こそビルが伯爵家の世継ぎであることを喜んでいたサリーだったが、公爵夫人のレッスンを受けて徐々に貴族然としてくるビルの変化を感じていたのだ。

そんな時、ビルの伯爵家継承披露パーティが開かれることになる。そこには若き伯爵として堂々と振る舞うビルの姿があった。そんなパーティの最中、立場の違いをビルに理解させるために、ランベスの仲間を連れて現れたサリーだったが、彼女の本心を感じ取ったビルはサリーがランベスに帰るのなら、自分もまたランベスに帰る道を選ぶのだった。

ビルが本気で自分といるためにすべてを捨てる覚悟であることを知ったサリーは、ビルの幸せを願ってひとり、ランベスへと帰ってしまう。サリーが去ったことを知ったビルは、彼女を追ってランベスへと向かう。しかし、すでにサリーはランベスからも姿を消していたのだった。

ビルは莫大な資産を投じてサリーを探していたが、一向に行方はつかめないまま月日は過ぎた。ビルはサリーを取り戻すために、ついにヘアフォード家を出ていこうとするが……。

宝塚歌劇の公式サイトから引用

ビルが主人公です。
このビルという人物は、粗雑で野暮ったい性格で周りの人達を振り回したりします。

この役も彩風さんに似合いそうだと思います。もし彩風さんが演じたら、結構粗雑な田舎の兄ちゃんという雰囲気を出せそうな気がします。

どの作品にも言える事だとは思いますが、『ME AND MY GIRL』は特に、主人公のビルとヒロインのサリーの息がピッタリ合っている事や、乱れないコンビネーションが重要になります。
その点、彩風さんと朝月希和さんはとても息が合っており、お2人共楽しそうに舞台に立っているのが分かります。

もしコンビ仲が良くないと、この作品の魅力は発揮されません。
ですが、お2人なら過去に演じた方々と比べても、負けず劣らずのビルとサリーになるでしょう。

お2人の歌声で『ME AND MY GIRL』の歌を聴きたいのは勿論ですが、個人的には演技での絡みを観たいです。

オーシャンズ11

2011年に星組が初演をし、その後2013年に花組が、2019年に宙組が再演。

内容(解説)は、

2001年に公開されたアメリカ映画で、ダニー・オーシャンと彼が率いる10人の仲間が、ラスベガスにあるカジノの金庫破りに挑む犯罪アクションドラマ。ハリウッドを代表する豪華な俳優が多数出演することでも知られ、2005年に続編の「オーシャンズ12」、2007年には「オーシャンズ13」が公開されています。刑務所から仮釈放された窃盗犯ダニー・オーシャンは、前代未聞の強盗計画を立てていた。そして、それを実行するために、11人の選りすぐりの犯罪ドリーム・チームを作る。彼らは、地下深く分厚い壁に覆われた金庫室を目指すが、オーシャンの目的は意外にも金ではなかった……。男同士の戦い、友情、そして男女間の愛憎が、複雑に絡み合いながら描かれていく。

宝塚歌劇の公式サイトより引用

ダニー・オーシャンが主人公です。

ダニーは11人のチームを結成して大金を盗ろうとしますが、単なる金庫破りをするという話だけではありません。この11人は全員脛に傷を持っており、ダニーにはそんなメンバー達をリーダーとして纏める力や、確実に成功するための大胆且つ緻密なプランを立てる能力が必要になります。

ダニーは人生の辛苦も味わっており、それを演じる側が出していないと、単なるアクションミュージカルで終わってしまう可能性があります。

過去に柚希礼音さん、蘭寿とむさん、真風涼帆さんが演じ、それぞれ格好良かったです。しかし、それだけでなく哀愁や辛苦も滲み出ていたので、成功と言えます。

難役だとは思いますが、この役も彩風さんにピッタリでしょう。特に1幕の最初の方の場面で、囚人服からスーツ姿に変わるあの場面は絵になると思います。

曲も印象に残るのが多く、特に「FATE CITY」「JUMP!」「愛した日々に偽りは無い」などは名曲です。
中でも「愛した日々に偽りは無い」は聴くべき曲で、彩風さんの歌声で是非聴いてみたい!

全体的にエンターテインメント性が高い作品なので、また再演を望みます。

La Esperanza-いつか叶う-

2004年に花組が大劇場で公演。
当時のトップコンビは春野寿美礼さんとふづき美世さんで、作・演出は正塚晴彦先生です。

内容は、

 ブエノスアイレスを舞台に、ドラマティックな音楽に乗せて展開するさわやかなラブ・ロマンス。

 一流のタンゴダンサーを目指すカルロスはフラスキータとペアを組み、登竜門であるコンテストでの優勝を目指していた。ミルバは美術界の重鎮ゴメスの屋敷に住み、絵を学びコンクールでの入選を目指している。

 ある日、カルロスとミルバはクラブで知り合い、ペンギンを見に行くという共通の夢が元で意気投合する。お互いに数週間後にコンテストやコンクールを控えており、もし目的が果たせたら、一緒にペンギンを見に行こうと約束する。しかし、カルロスはギャングのボスである兄のために抗争に巻き込まれ、また、ミルバはゴメスの妻のせいで美術界を追われるはめに。窮地に追い込まれた二人の行く末は・・・・・・。

宝塚歌劇の公式サイトより引用

春野さんが演じたカルロスが主人公です。

大人の雰囲気溢れる作品で、派手さはありませんが、上品なお洒落さを伴っています。

ただ、正塚先生の作品は暗いという事で有名らしいです。
この作品では主人公、カルロスの兄が実はギャングで、そのせいで主人公は働いてる店を首になったり、カルロスのダンスパートナーがギャングの打ち合いに巻き込まれて、ダンサーになる事を諦めなくてはならないなど、シリアスな場面は出てきます。

しかし、それでも正塚先生の作品の中では明るい方です。遊園地の場面が出てきたり、厨房では料理道具で音楽を奏でるなので、印象に残る場面も多いです。
また、物語の緩急もしっかりしているので、途中でダレたりする事はありませんでした。

この作品も彩風さん率いる今の雪組に合うと思います。

まとめ(の様なもの)

上記に挙げた5作品の内、4作品が一本ものになりました。意識して一本ものを選んだわけではありません。私の中で想像(妄想)していたら、この様になったのです。

もしかすると彩風さんは、一本ものの作品に向いているタイプのかもしれません。

上記の作品の中で特に観たいのは『ガイズ&ドールズ』と『ME AND MY GIRL』です。この2作品は特に彩風さんに合いそうな気がします。
ギャンブラー姿の彩風さん、野暮ったい田舎の青年の彩風さん、どちらもありありと目に浮かぶのです。

彩風さんはダンスの人というイメージが強いですが、この所は演技・歌も格段に上達しています。
ですので、『ガイズ&ドールズ』での気障な演技や、『ME AND MY GIRL』でのちょっと騒々しい演技を観たいのです。
歌も以前より、朗々として迫力も増してきているので、是非この2作品は彩風さんで再演してほしいと思っています。

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ABOUT ME
霜柱
神奈川県在住の30代。趣味はハードロック/ヘヴィメタル(特にメロハー・メロスピ・メロパワ・シンフォニック)を聴く事、宝塚(全組観劇派)を観る事、美味しい物を食べる事です。これらの事を気儘なペースで記事にしています。 Xやインスタも気儘に投稿しています。