演出家・植田景子が宝塚歌劇団を退職

皆様こんにちは、霜柱です。
「えっ!?」と耳を疑いたくなる様なニュースが出ました。
ファンの方はすでにご存じかもしれませんが、宝塚の演出を担当していた植田景子先生が2026年2月24日(火)で、宝塚歌劇団を退職されたのです!
ついこの間、花組公演『Goethe(ゲーテ)!』の演出をしたばかりなのに・・・。
一体何故? どうして?
また1人素晴らしい演出家が去ってしまいました。
退職を決めた理由は何なのでしょうか?
植田先生はインスタグラムをしているので、そこに理由が書かれていました。
退職の理由は?
インスタグラムの投稿を読んでみると、
10年前辺りから、会社方針として求められるニーズと、自分の目指すものが合わないと感じるようになりました。
という文面が目に入りました。
今から10年前と言うと2016年頃ですね。
ご自身の思いと劇団側の考えが一致しない・・・。
こういった事は宝塚に限らず、どんな企業や学校にでもあるでしょう。私もそういう事はあります。
植田先生はそれでも何とかして折り合いをつけながら、やっていたのかもしれません。
しかし、それがもう限界に来たのでしょう。
これ以上、会社への葛藤を抱えながら、創作に向き合うことは、限界でした。
という言葉に、植田先生の悲しさやもどかしさが詰め込まれている気がします・・・。
優先契約を結んだ
読んでいて「おお!」と思った部分もあります。
今後は、一人のクリエーターとして、優先契約という形で、宝塚の仕事に関わらせて頂くこととなります。
既に宝塚の演出家ではありませんが、今後も宝塚の仕事には関わるらしいです。
これを聞いてちょっと安心しました。
もう植田先生の作品が観れないのか…と思っていたので。
ただ、「クリエーター」と書いてますが、これは具体的にどういう事でしょうか?
何をするんでしょう? 脚本や演出をしたりするのでしょうか?
その辺りはよく分かりません。
でも、完全にサヨナラではないのは、やはり植田先生にとって宝塚の存在がかけがえのないものだからだと思います。
とは言っても、劇団側はこれ以上、植田先生だけでなく他のスタッフやタカラジェンヌをガッカリさせたり不信感を抱かせない様にするべきではあります。
一応、改革は進んでいるらしいですが果たして?
個人的に好きな作品
宝塚にいた時に手掛けた作品は28作。
私は全ての作品を観た訳ではありませんが、個人的に特に良かった植田先生の作品を2つ挙げたいと思います。
Paradise Prince
個人的に1番好きな作品は2008年の宙組公演『Paradise Prince』です。
アメリカのアニメ会社を舞台にした作品となっていますが、この設定は宝塚では結構珍しい気がします。
楽しい作品なので観ていて明るい気持ちになりました。
出演者もかなり素晴らしい!
当時の宙組トップスター、大和悠河さんがまあとんでもなく格好良いのです!
金髪で現代風のラフな格好なのですが、かなり素敵でした。
物語の最初では自転車に乗って登場するのですが、こんなにスタイリッシュに自転車を乗りこなせる方は世界中探しても、そうそういないと私は断言します。
当時、宙組のトップ娘役だった陽月華さんも、かなり可愛らしくて美人だったのです!
この様な方がもし職場にいたら、出勤が楽しみで仕方ない状態になりますね。
また、最初の登場ではショートパンツの格好をしていますが・・・目が釘付けになってしまいました。こんなにショートパンツを品良く着こなすのは並大抵ではないと言えます。
蘭寿とむさんも凄い良かったですね。
黒い衣装がとても似合っており、色気のある表情と仕草が堪らんかったです。
他に、北翔海莉さん、悠未ひろさん、七帆ひかるさん、十輝いりすさん、早霧せいなさん、春風弥里さん、鳳翔大さん、蓮水ゆうやさん、凪七瑠海さんなどなど錚々たる方々がいました。
娘役なら美羽あさひさん、和音美桜さん、花影アリスさん、純矢ちとせさん、愛花ちさきさん、藤咲えりさん、すみれ乃麗さんなどなど、今思うと娘役も良い意味で渋滞していた気がします。
この作品は私にとって、とても心に刻まれた作品なのです。
今、この作品を観返すと当時の出来事が鮮やかに蘇ります・・・。
愛と革命の詩ーアンドレア・シェニエー
フランス革命最中のフランスを舞台にした作品で、2013年に花組で上演されました。
明るい内容ではありませんが、全体的に迫力があり見応えがありました。特に曲が繊細で綺麗なのです。良い歌が多かったと言えます。
当時の花組トップスターだった蘭寿とむさんは、詩人のアンドレア・シェニエを演じました。どんな状況であっても自分の意志は曲げない、という信念を持つ男性を堂々と見事に体現していました。
当時、花組のトップ娘役だった蘭乃はなさんは最初は世間知らずのお嬢様という感じで登場しますが、革命後は見るも無残な状態になります。
その落差の表現を緻密且つ、鮮やかに表現していました。
明日海りおさんは可愛らしくありながらも、嫉妬心に囚われる場面があります。
その辺りの表現も丁寧に作っていたのが印象的でした。
この作品でも良かった方々は沢山いますが、個人的には春風弥里さん、柚香光さん、朝月希和さんが特にインパクトがあり、舞台を盛り上がていたと思います。
植田先生が女性演出家の土台を築いた
もう既に宝塚の座付き演出家ではなくなった植田先生。
ご本人はこの様な辞め方を望んでいなかったでしょうし、何とか出来ないかと悩んだでしょう。
ですが、今後も宝塚の作品作りに関わってくれるのは、ファンとしてはホッとする気持ちになりました。
また、植田先生は宝塚では初の女性演出家です。かなり大変だったと思いますが、植田先生の活躍により女性の演出家が増えたのは間違いないと言えるでしょう。勿論、演出以外の部門でも。
今後も植田先生の活躍を願わずにはいられません。
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