『中国笑話集』を読んだ感想

皆様こんにちは、霜柱です。
『中国笑話集』(村山吉廣・訳編、現代教養文庫)を読みました。

今回はこの本を読んだ感想を書いていこうと思います。
感想
面白かったり、皮肉が利いている笑話が多い
昔の中国の笑話が沢山収録されていて、とても面白かったです。短めの話ばかりで、中には2~3行で終わるのもあります。1話で完結なので、どこから読んでも良いでしょう。
くすっとした笑いの話もあれば、電車の中でガハハと声を出しそうになるのを堪えるのが大変だった話もありました(笑)。
でも、それだけではありません。
皮肉や頓智が利いた話も沢山載っています。そういった話には感心させられましたし、「見事なオチ!」と唸るのもあったのです。ですので、「山田君、座布団5枚持って来て」と言いたくなった程でした(笑)。
ただ、中には中国語や中国の習慣とかを理解していないと「???」となる話もありました。
でも、全体的にはとても質が高い笑いが詰め込まれた作品だと断言して良いでしょう。
特に面白かった話
沢山あるので、個別には細かく感想は書きませんが、「茶をほめる」「団子売り」「けちな父子」「椅子に座れる」「清福」「死にまちがい」「自信」「正夢・逆夢」「柩に書くことば」「静かなのが好き」が面白かったですね。
個人的には「椅子に座れる」「静かなのが好き」が特に噴き出しました。
上手い結末の話
これも色々ありますが、「急ぎの用」「大工」「金持」「蘇の字」「卓の上のもの」「避暑」「ふさわしからず」が印象に残りましたね。
特に「金持」は本当に見事なオチです。「貨幣の価値って何だろうね?」と問いたくなる話でした。
「ふさわしからず」も素晴らしい。希少価値がある物や高い品物を持っている人が、必ずしもそれに値する人かというのは全くの別問題という事ですね。
「蘇の字」も唸りました。自分も同じ様に言えるほどの知識や会話力があればなぁ・・・と感じました。
その他諸々
他にも印象に残った笑話はあるので、それを簡潔に書こうと思います。
「人参湯」は完全にマリー・アントワネットの「パンが無ければ~」の発言を彷彿とさせる話です。古今東西、裕福な人は貧しい人の事をちゃんと理解出来ない、という事なのでしょう。
「ころぶ」の登場人物の言葉はフランツ・カフカも似たような事を言っていた気が。
「硬くなる」は・・・つまり、ほぼ1年中そういう状態という事か。こりゃ大変だ(笑)。
簡単なまとめ
昔の中国の短い笑話が沢山詰め込まれた本です。「ガハハハ!」と声を出して笑いたくなる話もあれば、「見事なオチだ!」と感心して唸りたくなる話もあります。
1話1話はかなり短いです。なので手軽に読む事が出来、好きな所や気が向いたページから読んで良いと言えるでしょう。
本作の中には落語や江戸の小噺の原作となった話も載っています。なので、それが好きな方なら読んでいて「あれ、この話って落語にあった様な?」となるでしょう。
「中国と日本で共通の笑いの土台があるのかな?」という気がしました。
笑える本が読みたいという事は、試しに本書を読んでみてはいかがでしょうか?
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