アニー・M・G・シュミット『アーベルチェの冒険』を読んだ感想

皆様こんにちは、霜柱です。
オランダの作家、アニー・M・G・シュミット(Annie M.G. Schmidt)の小説『アーベルチェの冒険』(西村由美・訳、岩波少年文庫)を読みました。

今回はこの本を読んだ感想を書いていこうと思います。
感想
ドキドキワクワクな冒険物語
エレベーターを使って色々な所に行き、そこで様々な出来事に遭遇する話です。ドキドキワクワク感がある冒険物語だったと感じました。
特にインパクトがあったのはベルゴーナ国での場面です。ここで起きた波乱万丈な出来事はスリルがあり、手に汗を握る展開でした。特になんやかんやあって、この国の大統領になってしまったトゥンプという人の変化も見所でした。
権力に酔ってしまった描写が見事だったのです。滑稽でありながらも恐ろしくもありました。やはり、身の丈に合わない地位や力を持つと碌な事にならない、ということなのでしょう。
また、この国で主人公のアーベルチェと、彼に瓜二つのジュアニートが出会う場面も印象的でしたね。
ベルゴーナ国以外では、ニューヨークやニュージーランドに行っていました。
ニューヨークでの出来事もドタバタ感があって面白かったです。ニュージーランドの場面も物語の終わりに向けて重要でしたが、ちょっと駆け足気味の様ながしないでもない・・・。
〈訳者あとがき〉には
西村さんの〈訳者あとがき〉にはオランダの生活習慣が少し書かれており興味深かったです。本書にもオランダの生活習慣的な事が描かれています。
私が驚いたのはニューヨークは昔、ニューアムステルダムと言っていたという事です。これは知らなかったので、1つ知識が増えた気持ちになりました。明日も覚えているかまでは保証出来ませんが(笑)。
簡単なまとめ
読みやすくて分かりやすく、更に楽しくて面白い冒険物語です。エレベーターを使って移動するというのが本書の特徴と言えます。
実際にこういうエレベーターがあったら乗ってみたい気もするけど、どういう原理で飛んでいるか分からないので、私は「やっぱりいいや…」となるかもしれません(笑)。
ベルゴーナ国での様々な出来事はスリリングな場面もあるので、読んでいて気持ちが高ぶりました。
冒険物語が好きな人は読んでみてはいかがでしょうか?
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