皆様こんにちは、霜柱です。
先日、月組の退団者が公式HPから発表されましたが、もうビックリでしたね。
前回の本公演『グレート・ギャツビー』で副組長の夏月都さんが退団したばかりですが、今度は組長の光月るうさんが退団を発表・・・。
光月さんはまだまだ月組で活躍されると思ったので、もうショックです。
それにしても副組長と組長が相次いで退団されますね。
月組は過去に組長・副組長が相次いで退団した時期があり、「月組はどうなってしまうの!?」となる程の状態でした。
因みにその事を個人的に記事にしてみました。
今回は、次期月組の組長を予想してみようと思います。
月組の次期組長を予想
白雪さち花
順当にいくなら第1候補は白雪さんでしょう。
白雪さんは芸達者で貫禄もあるので、組長になってもおかしくありません。
しかし、白雪さんは副組長になったばかりです。もし光月さんの後任になるとしたら副組長としての本公演の作品は『応天の門』『Deep Sea -海神たちのカルナバル-』のみという事になります。
「もう少し副組長の経験を積ませた方が良いのではないか?」という意見もあるかもしれませんが、過去に組長になった越乃リュウさん、光月さんも副組長時代の本公演作品は1作品のみです。
更に、宙組の組長だった美郷真也さんは副組長の経験が無いまま組長になっています!
ですので、白雪さんが組長に就任しても何らおかしくありません。
高翔みず希
高翔さんは現在専科にいますが、花組で副組長を約4年3ヶ月、組長を約10年務めた経験があります。
花組のイメージが強い高翔さんですが、1番最初にいた組は月組でした。
ですので、月組に戻って来て組長を務めても全くもって良い訳です。
シャープなお姿と優雅なダンスが魅力的な高翔さん。
もし、月組の組長になったら大分雰囲気が変わるでしょう。
悠真倫
現在、専科に所属している悠真さん。
組長経験はありませんが、花組で約2年副組長を務めました。
悠真さんは演技と歌がとても上手く存在感もある方です。
私は悠真さんの演技が特に好きで、悠真さんが出演している作品を観ると「観た!!」という満足感に浸れる気持ちになるのです。
全ての役者はそうだと思いますが、特に悠真さんは身体を張って舞台に立っているのが観て伺えます。
ただ、専科に異動してからは本公演にはあまり出演していません。
悠真さんは月組とは接点はありませんが、ここで月組の組長に就任してもらい『芝居の月組』を引き続き支えてほしいと思うのです。
もし悠真さんが月組の組長になったら、大分雰囲気が変わって良いと思います。
梨花ますみ
現在は専科に所属している梨花さん。
梨花さんは月組で副組長を約4年、花組で副組長を約7年4ヶ月、雪組で組長を約6年9ヶ月務めた超ベテランな方です。
奇しくも光月さんの退団公演『応天の門』に出演します。
それだけでなく梨花さんが月組の本公演に出演するのは何と約14年ぶりです。これはもしかすると、梨花さんが月組に戻って来て組長に就任するという事を意味しているのでしょうか?
梨花さんは元々は月組の方です。ですので古巣の月組に戻って来て組長を務めるのは違和感はありませんし、嬉しい事だと言えます。
ただ、梨花さんは2023年で研43になります。
さすがに組長を務めるには荷が重いとも言えなくはありません。また、組に所属となると本公演では劇だけではなく、ショー/レビューへの出演も当然必須となります。
宝塚のショー/レビューは豪華で美しく魅惑的ですが、尋常でない程の体力を必要とします。
仮に場面を限定するにしても、それでも大分体力を消費すると言えるでしょう。
ですので、梨花さんが組長になる確率は極めて低いと私は予想します。
白雪さち花が組長になったとしたら副組長は?
ここからは白雪さんが組長になったと仮定した場合、副組長は誰になるのかを考えていきたいと思います。
春海ゆう
他組からの異動が無く、月組内で順当にいくなら春海さんとなります。
ただ、春海さんは月組トップスターの月城かなとさんより学年が1期下です。
「トップスターより学年が下の副組長ってどうなんだろう?」と思う方もいるかもしれません。しかし、不思議な事ではないです。
当時、宙組のトップスターが和央ようかさんだった時、副組長が2期下の寿つかささんという時期がありました。
望海風斗さんが雪組のトップスターだった時は、1期下の千風カレンさんが副組長だった時があります。
更に瀬奈じゅんさんが月組でトップスターだった時は、1期下の越乃リュウさんが組長、3期下の花瀬みずかさんが副組長だった時期があったのです。
この様な事はしょっちゅうあるという訳ではありませんが、珍しいという訳でもないと思います。
ですので春海さんが副組長に就任しても、何らおかしい事はありません。
ただ、「正直春海さんの副組長ってどうなんだろう?」という気持ちもあります。何故なら春海さんは舞台上であまり印象に残る役を演じておらず、脇を思いっきり固めている様には観えないのです。
勿論、それと組を纏める力は全くの別物だという事は承知しています。
とは言え、春海さんの副組長になった姿はあまりピンとこないというのが、私の正直な感想です・・・。
だからと言って、他の月組生に出来そうな方がいるかと言われたら、これもまたいない気がします・・・。
紫門ゆりや
元月組生で現在は専科で活躍している紫門さん。
最初はスター候補でしたが、いつしかその路線から外れてしまいました。今は脇を支える重要なポジションに就いています。
紫門さんは『桜嵐記』で高師直を演じましたが、この時の怪演技がファンの間でとても話題を呼びました。
今までの紫門さんとは全く違うオーラや声を出していたのです。
この役は紫門さんが演じた役の中でも、かなり異質でかなり印象に残ると言えるでしょう。
専科に異動してからはまだ数作しか出ていませんが、ここでまた月組に戻って来てほしいと思っているのは私だけではない筈。
白雪さんとは同期なので、息の合った組長・副組長コンビになると思います。
輝月ゆうま
紫門さんと同じく、元月組生で現在は専科に所属している輝月さん。
輝月さんは新人の頃から、上級生顔負けの堂々とした舞台を観せてくれました。
『ロミオとジュリエット』ではヴェローナ大公を演じましたが、この頃はまだ研4です。この時点で既にほかの上級生を圧倒していた事を覚えています。
その後もクセのある役や貫禄が必要な役を多数演じてきました。
存在感も抜群なので、ここで月組に戻って来て副組長に就任するというのも良いと思います。
今は色々な組で活躍はしていますが、もう1度月組生として舞台に立ってほしいと願っている方も少なくない筈です。
凛城きら
初舞台後は雪組に配属。その後宙組に異動し現在は専科に所属している凛城さん。
凛城さんも紫門さんと同じく、最初はスター候補でしたが、いつの間にかそこから外れ脇を固める存在になっていきました。
宙組に異動してからはおじ様の様な役を演じる事が多くなり、そのおかげで渋みやダンディーさが増してきた様に思います。
出番は少しだけでしたが、『アナスタシア』で演じたイポリトフ伯爵がとても印象に残っています。哀し気に歌うソロが涙を誘いました。
凛城さんは月組にいた事はありませんが、専科に異動してからは月組の『ブエノスアイレスの風』や『ブラック・ジャック 危険な賭け』に出演しているので、全く縁がない組ではありません。
もし、凛城さんが月組の副組長になったら、また一段と雰囲気が変わり新しい風が入って良いのではないかと思います。
お芝居の上手い方々が揃っている月組だが・・・
以上、私なりに月組の次期組長と副組長を予想してみました。
そこで気付いたのは、「今の月組には組長や副組長を任せられそうな人が殆どいないのでは?」という事です。
月組は上級生から新人まで、お芝居の上手い方々が揃っています。本当に芸達者な方々ばかりです。
しかし、だからと言って組長や副組長が出来るかというと、それはまた別問題ではないでしょうか?
正直、組長・副組長は演技・歌・ダンスなどの実力だけでなく、見た目から既にその様な雰囲気を纏っている事も重要だと私は思います。
そうなると、今の月組に組長・副組長の雰囲気を纏っている方は、ハッキリ言ってしまうと、白雪さんしかいない気がします。
これが他組だと何人か候補が挙がるのです(ちょっと宙組は怪しい気がしますが、笑)。
でも月組は・・・。
大幅な組替えが必要な気がするのは私だけでしょうか?
【追記】次期組長は梨花ますみに決定
先日、月組の次期組長が発表されました。
梨花さんが月組の組長に就任する事となりました。
過去に月組で副組長をしていた時期があり、また、元々は月組の方だったので自然な流れと言えるでしょう。
ただ、先に書きましたが梨花さんは2023年で研43。
正直、そんなに長くは組長を務めないと思います。
梨花さんが月組に戻ってくるのは嬉しい事ですが、その間に月組は組長・副組長を務められる方を育成しないといけない問題もあります。
今後の月組がどうなるかが気になる所ですね。
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